NVDAで携帯型点字メモ機 「オービット20(Orbit)」を点字ディスプレイとして使用する

昨年のサイトワールドでNVDAをインストールしたBluetooth対応WindowsPCと携帯型点字メモ機 「オービット20(Orbit)」の組み合わせを試させて頂いたことで、Orbitをパソコン用の点字ディスプレイとしても使える事が確認出来たので、この度詳しい使用方法をまとめました。

点字ディスプレイOrbitのBluetoothでの接続方法

点字ディスプレイOrbitは、NVDAに対応しています。
NVDAでは、2018年秋のバージョンアップで、点字ディスプレイの自動接続が出来るようになりました。これは、一度Bluetoothでの接続をしておけば、NVDAを起動すると、点字ディスプレイの機種を自分で選ぶ操作を必要とせずに自動で点字ディスプレイに接続出来る、大切な機能です。
Orbitは、ベーシックパック78,000円、標準パック98,000円と、他の機種の点字ディスプレイよりも非常に安価でありながら、点字メモ記録機、Windows PCでの点字ディスプレイ機能、iPhoneでの点字ディスプレイ機能の3つの役割で使用出来ます。
ここでは、点字ディスプレイOrbitのBluetoothでのパソコンへの接続方法を説明します。

接続のためには、3箇所の設定が必要です。

  • (a)OrbitのモードをBluetoothにします。
  • (b)NVDAメニューの点字の設定を自動設定にします。
  • (c)Windowsの設定からBluetooth機器との接続を行います。

では、順番に説明します。

(a)OrbitのモードをBluetoothにします

Orbitには、単体モード、Bluetoothモード、USBモードがあります。
これをBluetoothモードに設定します。
Orbitのボタンについて、セレクトボタンは中央にある丸い小さなボタン、上下左右カーソルキーは、セレクトボタンの上下左右に配置された円弧状のボタンです。
1. セレクトボタンと上カーソルキーを同時に押して、設定メニューを呼び出します。
2. 上カーソルキーを一回押します。「たんたい」と点字で表示されます。
3. 右カーソルキーを一回押します。「Bluetooth」と点字で表示されます。
4. セレクトボタンを押します。

(b)NVDAの点字の設定を自動設定にします。

1. NVDA起動中に、NVDA+NでNVDAメニューを呼び出します。
2. 設定、設定でエンターし、下矢印キー2回で点字に移動します。
3. タブキーを押して、設定のコンボボックスに移動し、自動設定を選択します。
4. エンターを押します。

(c)Windowsの設定からBluetooth機器との接続を行います

1. Windows+Iで、Windowsの設定画面を呼び出します。
2. タブキーを1回押して、システムに移動します。
3. 右矢印キーを1回押して、デバイスでエンターします。
4. タブキーを押すとBluetoothとその他のデバイスと読まれます。もう一度タブキーを押すとBluetoothまたはその他のデバイスを追加する、になります。ここでエンターを押します。
5. しばらく待つと、デバイスの中に、Orbit Readerが表示されます。タブキーでデバイスリストに移動し、上下矢印キーで探して下さい。見つけたらエンターを押して下さい。
6. 完了ボタンにフォーカスが移ります。エンターを押して下さい。
これで、点字ディスプレイOrbitがパソコンに接続され、NVDAから出力される点字がOrbitに表示されます。

最後に、NVDAでのOrbitへの点字表示と入力について、簡単に説明します。
点字の表示は、NVDAの点訳機能を介して、Orbitに表示されます。Webサイトの文章を読む時など、特有の長音の規則などが適用された形で表示されます(とうきょうではなくとーきょーなど)。
Orbitからの点字入力時は、メモ帳では、かなが直接表示、決定されて入力され、漢字変換が出来ません。
やむ6点を使用しパソコンのキーボードのFDS、JKLで6点入力する際の文字変換は可能です。

Orbitの本体のキーは上列に6つ並んでいるのが、左から3、2、1、4、5、6キーです。
セレクトキーや上下左右カーソルキーよりも手前に配置されている、横長のキーがスペースキー、スペースキーの左の小さなキーが7キー、スペースキーの右の小さなキーが8キーです。

(参考情報)
IPhoneでOrbitを使う際との相違点
iPhoneではiOS標準の点字機能を介して、点字の表示や入力がされます。
その為iPhoneでの表示は、下記の例のようなかなでの表示のままになります。
例:「東京」は「とうきょう」でNVDAのように「とーきょー」にはなりません。
入力の際は、文字を入力するといったんOrbitのバッファに入り、画面では表示されていません。セレクトキーを押すと、初めて画面に表示され、入力した文字全部が選択された状態になっています。スペースキーを押すと漢字変換候補が表示されます。漢字変換の詳細読みは音声のみで、点字表示はされません。8キーを押すと選択した漢字で決定されます。

NVDA 日本語チームから NVDA 2018.4jp のリリース

NVDA日本語版の翻訳・開発を手がけるNVDA日本語チームより NVDA 2018.4JP のリリース案内がありましたので
ご紹介します。

バージョン 2018.4 は、

・ Mozilla Firefox の最近のバージョンにおける性能の改善
・ 音声エンジンに依存せず絵文字を読み上げる機能
・ Outlook の返信済みや転送済みなどの報告
・ Microsoft Word でカーソル位置からページの端までの距離を報告する機能

Microsoft Word でカーソル位置からページの端までの距離を報告する機能はルーラーの表示と対応する為、画面でルーラーの目盛りを見ているような感覚で使用可能です。
デスクトップ配列ではNVDA+テンキーDeleteで読み上げされます。
ラップトップ配列では、NVDA+Deleteで読み上げされます。

フォントサイズを問わず、何ページ何行何文字目を編集中か確認したい場合は、NVDAヘルプデスク版アドオンが便利です。

なお、私たち NVDA ヘルプデスクは、本バージョンも含めたサポートを行います。詳細は こちらのサポート案内より

ここから ——————–

無料(オープンソース)の Windows 用スクリーンリーダー NVDA
(NonVisual Desktop Access) の 日本における開発コミュニティである
NVDA 日本語チームは、 2018年12月17日に NVDA 2018.4jp をリリースしました。

インストーラーのダウンロードはこちらからどうぞ:

i.nvda.jp/

GitHub リリースも利用できます:

github.com/nvdajp/nvdajp/releases/tag/release-2018.4jp

Windows 10, 8.1, 8, 7(SP1) の32ビット版および 64ビット版に対応しています。
Windows 8 以降ではタッチ操作が利用できます。
NVDA 日本語版のライセンスは GPL v2 です。

NVDA は多くのアプリに対応し、 インストール不要で利用できるポータブル版、
アドオンによる機能拡張など、さまざまな特長を備えています。

NVDA 日本語チームがリリースする NVDA 日本語版は、
オーストラリアの非営利法人 NV Access がリリースする NVDA 本家版に
日本語の音声エンジンと点訳エンジンを追加するなど、
日本語 Windows 環境のための改良を行っています。

NVDA 2018.4 のハイライト

・Mozilla Firefox の最近のバージョンにおける性能の改善
・音声エンジンに依存せず絵文字を読み上げる機能
・Outlook の返信済みや転送済みなどの報告
・Microsoft Word でカーソル位置からページの端までの距離を報告する機能

設定ダイアログの主な変更点

「音声」カテゴリ
「記号と絵文字の説明にUnicodeコンソーシアムのデータを使用」
が追加されました。

「オブジェクト表示」カテゴリ
「バルーン情報の報告」が「通知の報告」に変更されました。

NVDA 日本語チームによる 2018.4jp の主な変更点
・Excel でテーブルの行列の見出しが点字ディスプレイに表示されない不具合の修正
・単独で使われるアットマークの点字表記を「56-246」に変更
・「ヘルプを独自のウィンドウで開く」の既定値をチェックなしに変更

詳細は、下記を参照してください。

NVDA 2018.4 最新情報
www.nvda.jp/nvda2018.4jp/ja/changes.html

日本語版 2018.4jp の更新内容
github.com/nvdajp/nvdajp/milestone/16?closed=1

なお NVDA 2018.4 で行われた変更の影響で、
Focus Highlight アドオンで Firefox や Chrome を使う場合に、
ブラウズモードでフォーカスの位置しか表示されません。
詳細は調査中です。

(以上)

Skypeの新機能 録音機能の使い方

NVDAヘルプデスクではSkypeの最新版について紹介しておりますが、Skypeのバージョン8への正式移行と共に、新機能も搭載されました。
今回はその新機能である録音機能についてご紹介いたします。

会話の中でスクリーンリーダーの音声を聞き取りながら、スムーズにメモを取るのは大変な事ですが、新機能の録音機能を使えば、後で録音を聞き返して確認出来て便利ですので、新機能も活用してみましょう。

操作方法

1. 通話中にタブキーで「その他のオプション」ボタンを選びエンターキーを押します。
2. 上下矢印キーで「録音を開始」に移動し、エンターキーを押します。
録音が開始されます。
3. 途中で録音を止めたい場合、タブキーで録音を停止まで移動し、録音を止めます。
※通話を終了しても録音は停止します。
4. チャットの画面にビデオファイルとして表示されますので、ファイル部分を選択し、エンターを押すと再生画面に進みます。
5. 上記でエンターではなく、アプリケーションキーを押すと、メニューが表示され、ダウンロードフォルダに保存が可能です。
※再生中に「その他のオプション」ボタンを選択しても、保存が選択可能です。
※「名前を付けて保存」は初期状態ではプログラムファイルフォルダ内のSkypeフォルダになっており、そのままエンターを押すとプログラムファイル内に大容量ファイルが保存さてしまうため、パソコンのストレージ容量が少ないモデルでは、シフト+タブキーでツリービューまで移動し、USBメモリや外付けHDD等、別のドライブを選択してから保存してください。

Skype for Windows最新版の操作についてと改善点

NVDAヘルプデスクではSkypeの最新版について紹介しておりますが、マイクロソフトより、延期になっていたSkypeのバージョン8への正式移行が11月に行われるとの案内があり、移行に際してお困りの方々も多いようでお問い合わせが増えておりますので再度ご案内いたします。

基本操作や主要なホットキーにつきましてはこちらをご覧ください。

Skypeバージョン8正式移行とバージョン7サービス終了について

基本的には、通話相手を選びEnterキーを押し、Ctrl+Shift+Pで音声通話、Ctrl+Shift+Kでビデオ通話、通話を終了する時はCtrl+Eです。

また、以前の記事で通話に応答する際の操作を、Windowsキー+Vで通知に移動し、タブキーで音声かビデオかを選択することをご案内しておりますが、操作が難しいとの意見が多く、マイクロソフトへフィードバックを行ったところ、最新版(デスクトップアプリ8.33.0.50以降及び、Windows10ストアアプリ14.33.0.41以降)では、着信時に、発信の時と同様に、Ctrl+Shift+Pで音声で応答、Ctrl+Shift+Kでビデオ通話で応答が可能となっています。
なお、Skype以外にフォーカスしている時は、ポップアップでボタンが表示されるため、通知やTabキーでの操作となります。
そのため、上記ホットキーで応答するには、着信時にAlt+TabでSkypeにフォーカス後に操作してください。
受けた通話の時も、通話を終了する時はCtrl+Eで切れます。

マイクロソフトアカウントの作成方法

マイクロソフトアカウントの、メールアドレスでの作成方法についてです。
マイクロソフトアカウントは、Skypeでも使うアカウントです。

1.マイクロソフト アカウントのページはこちらです。
account.microsoft.com/account?lang=ja-JP

2.タブキーを押して、アカウントにサインインするボタンまで移動して、エンターして下さい。

3.タブキーを押して、マイクロソフトアカウントの作成リンクまで移動して、エンターして下さい。

4.メールアドレスでのアカウント作成画面になります。
(電話番号でのアカウント作成画面に切り替えたい場合は、タブキーを押して、または電話番号を使うリンクまで移動して、エンターして下さい。その後のプロセスは、メールアドレスでの登録の場合に電話番号を追加する部分以外は、メールアドレスでの登録の場合と同一です)

5.新しいメールエディットアカウントの作成、にメールアドレスを入力して下さい。

6.タブキーを押して、次へボタンまで移動して、エンターして下さい。

7.パスワードの作成保護付き、にパスワードを決めて入力して下さい。

8.タブキーを押して、次へボタンまで移動して、エンターして下さい。

9.入力したメールアドレス宛に、メールが送られます。メールを確認して、セキュリティコードを調べて下さい。

10.パソコンに出ているコードの入力エディットに、セキュリティコードを入力して下さい。

11.タブキーを押して、次へボタンまで移動して、エンターして下さい。

12.画像認証のページが出ます。

13.タブキーを押して、音声ボタンまで移動し、エンターして下さい。

14.「オーディオの再生や繰り返しを行うには1を押します。聞き取った言葉を入力して下さい。順番は問いません。」という名前のエディットボックスに移動します。数字の1ボタンを押すと、音声が再生されます。聞き取ります。日本語の言葉がいくつか次々に再生されます。

15.「オーディオの再生や繰り返しを行うには1を押します。聞き取った言葉を入力して下さい。順番は問いません。」という名前のエディットボックスに、聞き取った言葉を入力して下さい。ひらがなで、言葉の間を全角スペースで区切って入力します。

16.タブキーを押して、次へボタンまで移動して、エンターして下さい。

17.セキュリティの情報画面が表示されます。

18.電話番号エディットに、電話番号を入力して下さい。

19.タブキーで、コードの送信リンクに移動して、エンターして下さい。

20.タブキーを押して、「無効な要求です。もう一度やりなおして下さい。null」エディットへ移動し、電話番号宛に送られたアクセスコードを入力して下さい。(画面上では、アクセスコードを入力して下さい、と出ている部分です)

21.タブキーを押して、次へボタンまで移動し、エンターして下さい。

これで、メールアドレスでのアカウントが出来上がります。

視覚障害者のパソコン活用と就労支援のためのNVDA トレーニング講座のご案内

 NVDAはWindows用の画面読み上げソフト(スクリーンリーダー)です。無料でありながらWindowsをパワフルに使いこなすための読み上げ機能が搭載されています。電子メール、ウェブブラウジング、オフィスなどの各種アプリケーションへの対応も行われており、NVDAがあれば普段は困ることはありません。就労場面でも、Excelのデータ管理業務、ソフトウェア開発業務などで活用でき、様々な可能性を秘めています。
 本講座は、アプリケーションの活用やPythonプログラミングを通じてNVDAのスキルを高めます。パソコン中級者から上級者を対象とします。視覚障害当事者は今後のパソコン活用の手がかりとして、支援者はコーチングの材料として受講していただきたいと思います。

【日時】 2019年2月2日(土)~2月3日(日)(2日間)
【場所】 視覚障害者総合支援センターちば
【定員】 30名
【費用】 宿泊あり 25,000円、宿泊なし17,000円
【お申し込み】 インターネットよりお申し込みください。 → kokucheese.com/event/index/528872/
※本講座の詳細は以下をご覧ください。


講座の概要

NVDAはWindows用の画面読み上げソフト(スクリーンリーダー)です。無料でありながらWindowsをパワフルに使いこなすための読み上げ機能が搭載されています。電子メール、ウェブブラウジング、オフィスなどの各種アプリケーションへの対応も行われており、NVDAがあれば普段は困ることはありません。就労場面でも、Excelのデータ管理業務、ソフトウェア開発業務などで活用でき、様々な可能性を秘めています。

本講座は、アプリケーションの活用やPythonプログラミングを通じてNVDAのスキルを高めます。パソコン中級者から上級者を対象とします。視覚障害当事者は今後のパソコン活用の手がかりとして、支援者はコーチングの材料として受講していただきたいと思います。

【日時】 2019年2月2日(土)~2月3日(日)(2日間)

【場所】 視覚障害者総合支援センターちば

【住所】 〒284-0005 千葉県四街道市四街道1-9-3

【TEL】 043-424-2546

【メール】 

its@tisikyo.jp

【費用】 宿泊あり 25,000円(教材、2日目昼食・朝食、懇親会、宿泊込み)

宿泊なし 17,000円(教材、2日目昼食込)

※ 費用は事前振込です

振込先 千葉銀行 四街道支店 普通 4289808

名義 社会福祉法人 千葉県視覚障害者福祉協会 会長 伊藤和男

【定員】 30名

【対象】 視覚障害当事者、その家族

視覚障害者を雇用する企業や団体、雇用したい企業や団体

教育機関、官公庁

※障害の有無は問いません。

【お申し込み】 インターネットよりお願いいたします。(2019年1月7日まで


kokucheese.com/event/index/528872/


【宿泊先】 ホテルサンルート千葉

所在地 

〒260-0031千葉県千葉市中央区新千葉1-4-1 ウェストリオ1

アクセス JR千葉駅西口 徒歩1分 (ペデストリアンデッキ直結)

京成千葉駅  徒歩3分

千葉都市モノレール 千葉駅 徒歩5分

TEL 043-301-3301 FAX 043-301-3302

※会場~ホテル間の送迎が必要な方は申し込み時にご依頼ください。

【タイムテーブル】

(1)2月2日(土) 1日目

12:00-13:00 受付

13:00 開会

13:00-13:10 開会式

・開会の挨拶 千葉県視覚障害者福祉協会  会長 伊藤 和男

・内容説明  同 御園 政光

13:10-15:10 講座1 NVDA基礎(御園 政光)

・日本と海外のスクリーンリーダーを取り巻く現状

・視覚障害の就労環境と支援技術

・NVDAとは何か、その設計思想と開発スタンス

・キーボードによるWindowsの基本操作と拡張キー

・文章入力による文字の詳細読み・ホネティック読みの理解、読み上げ辞書の活用

・書式情報の読み上げの活用とキーボードナビゲーション

15:10-15:30 休憩

15:30-17:30 講座2 NVDAの応用(岡根 鉄郎/土田 怜)

・ウェブブラウザの活用

・電子メールの活用

・要素リストの活用

・NVDAの移動コマンドの活用

・レビューモードの活用

・テレワークの可能性:シンクライアントへのリモートアクセス(仮想デスクトップ)

17:30 1日目終了

懇親会会場へ移動します

18:30-20:30 懇親会

(2)2月3日(日) 2日目

2日目は2コースに分かれて行います。

9:00-12:00 講座3(コース選択制)

① Officeコース I(岡根 鉄郎/土田 怜)

・Wordによるビジネス文書の作成

・NVDAによる段落や箇条書き

・フォント情報の理解と操作方法

・NVDAによる表の作成と理解

※講座最後に課題を解きます。

②プログラミングコース I(御園 政光/野々垣 美名子)

・NVDAのための python による開発環境の構築

・pythonの基本構文の理解

・簡易プログラムの作成と実行

※講座最後に課題を解きます。

12:00-12:45 昼食 弁当配布

12:45-14:45 講座4

① Officeコース II(岡根 鉄郎/土田 怜)

・Excelの在庫管理表の作成

・NVDAによるExcelの表の作成と理解

・関数の活用と理解

※講座最後に課題を解きます。

②プログラミングコース II(御園 政光/野々垣 美名子)

・wxpythonの環境構築

・GUIアプリケーションの作成と実行

・条件分岐とユーザ対話型プログラム

※講座最後に課題を解きます。

14:45-15:00 修了式

・修了証授与

15:00 閉会式

・閉会の挨拶 視覚障害者総合支援センターちば所長  川崎 弘

【講師】

 御園政光 (社福)千葉県視覚障害者福祉協会 ICTプロジェクトリーダー

 土田 怜 (社福)千葉県視覚障害者福祉協会 IT支援担当職員

 岡根鉄郎 (社福)千葉県視覚障害者福祉協会 IT支援担当職員

 野々垣美名子  NVDAヘルプデスク スタッフ

【受講資格】

受講に先立ち、下記事項を習得していることが望ましいです。

・日常的にパソコンを使用し、電子メールやインターネット検索をしている。

・2日目のコース選択制 Office 受講者は、WordやExcelのリボン操作を理解している。

・2日目のコース選択制 python プログラミング受講者は、英語タイピングが間違えずに入力できる。コマンドプロンプトによる操作に抵抗がない。

【持ち物】

・講座に用いるノートPCの貸し出しは可能ですが、台数に限りがあるため、ご自身のノートPCをご持参ください。ご持参できない場合は、ご相談ください。延長電源タップは本法人で準備します。

・持参するパソコンのOfficeのインストール状況について、セットアップしていない場合は本法人のパソコンを貸し出しします。

・スクリーンリーダーの音声を聞きながらの講座となるため、イヤホンをご持参ください。

問い合わせ先

社会福祉法人千葉県視覚障害者福祉協会

NVDAヘルプデスク 御園・土田・岡根   

メール its@tisikyo.jp

TEL: 043-424-2546

〒284-0005 千葉県四街道市四街道1-9-3

以上

「盲ろう者のNVDA活用」アンケート集計結果を公開

NVDAヘルプデスクでは、去る8月31日から9月2日にかけて開催された第27回全国盲ろう者大会千葉県大会において、第4分科会を担当いたしました。

分科会のテーマは、盲ろう者のNVDA活用です。

今回、私どもと大会事務局の方で集計いたしましたアンケート結果について公開するはこびとなりました。盲ろう者のパソコンやタブレットなど最新の利用状況を概観する上で記帳なデータです。どうぞ、ご活用ください。

この度アンケートにご協力頂きました盲ろう者の皆さま、ここに御礼申し上げます。

資料の入手は以下よりお願いいたします。

nvda.help/material

NVDA日本語チームからNVDA2018.3jpのリリース

NVDA日本語版の翻訳・開発を手がけるNVDA日本語チームより NVDA 2018.3jp のリリースがありましたのでご紹介します。

なお、私たち NVDA ヘルプデスクは、本バージョンも含めたサポートを行います。詳細は こちらのサポート案内より

2018.3jp の変更点
NVDA 日本語チームは NVDA 本家版 2018.3 に対して以下の作業を行いました。

•Windows XP/Vista 日本語環境でメッセージが表示されない #106
•JTalk 音声の振幅正規化の再検討 #87
•大文字のピッチ変更率のデフォルト値 #98
•NVDA の使用状況統計収集に関するメッセージ #92
•点字 roleLabel の追加 #97
•点字ディスプレイ自動接続のブレイルメモ対応 #95
•espeak NG のコンパイル #93

NVDA2018.3jp・本家版NVDA2018.3共通の主要なアップデート内容
このリリースのハイライトは、点字ディスプレイの自動検出、Windows 10 絵文字パネルなどへの対応、多くのバグ修正です。
新機能
• Mozilla Firefox および Google Chrome と適切に作成された Web ページの組み合わせで、スペルミスの報告を行うようになりました。 (#8280)
• Google Chrome において、Webページの中で挿入や削除のマークアップを報告するようになりました。 (#8558)
• 点字ディスプレイ BrailleNote のドライバーを使用しているときに BrailleNote QT および Apex BT のスクロールホイールが利用できるようになりました。 (#5992, #5993)
• バックグラウンド処理で自動的に点字ディスプレイを検出できるようになりました。 (#1271)
○ ALVA, Baum/HumanWare/APH/Orbit, Eurobraille, Handy Tech, Hims, SuperBraille および HumanWare BrailleNote と Brailliant BI/B ディスプレイに現在は対応しています。
○ NVDA設定ダイアログの「点字ディスプレイ」選択ダイアログで「自動」を選ぶことでこの機能を利用できます。
○ 詳細はユーザーガイドを参照してください。
○ Windows 10 の最近のリリースで導入されたさまざまな文字入力への対応。具体的には、絵文字パネル (Fall Creators Update)、ディクテーション (Fall Creators Update)、ハードウェアキーボード入力の予測候補 (April 2018 Update)、クラウドクリップボードの貼り付け (October 2018 Update)です。 (#7273)
○ ARIA によるブロッククォート (role blockquote) が Mozilla Firefox 63 で利用できるようになりました。 (#8577)
変更点
§ NVDA設定ダイアログの「一般」カテゴリーで利用可能な言語のリストが言語の名前の順に並ぶようになりました。従来は ISO 639 コードの順番に並んでいました。 (#7284)
§ Freedom Scientific の点字ディスプレイにおいて Alt+Shift+Tab および Windows+Tab のデフォルトジェスチャーを割り当てるようになりました。 (#7387)
§ NVDA 起動時に1回だけ、更新の確認で NV Access に情報を送ってもよいかどうかを質問するようになりました。 (#8217)
なお、NVDA日本語版ではNVDA日本語チームへの情報送信の確認画面が表示されます。
§ 更新の確認において、利用統計情報を送ることを了承した場合に、NVDA は現在の音声エンジンと点字ディスプレイの種類を送るようになりました。これは今後のドライバー開発の方針を決めるために使われます。 (#8217)
§ liblouis 点訳エンジンを 3.6.0 に更新しました。 (#8365)
バグ修正
□ Google Chrome のブラウズモードにおいて、コントロールのアクセシブルラベル(aria-label)を報告するようになりました。 (#4773)
□ ブラウズモードで点字表示コンテクストを切り替えたときに点字ディスプレイでカーソル追跡の表示が止まる不具合を修正しました。 (#7741)
□ キーボード配列の切替における冗長な報告を控えるようになりました。(#7383, #8419)
□ メモ帳やプレインテキストを編集するコントロールにおいて、ドキュメントの大きさが65535文字を超える場合に、マウスの追跡が不正確になっていた問題を修正しました。 (#8397)
□ Windows 10 およびモダン UI アプリのダイアログをより適切に認識できるようになりました。 (#8405)
□ Windows 10 October 2018 Update および Server 2019 およびそれ以降において、アプリのフリーズや大量のイベントが発生した場合に、システムフォーカスを追従できなくなっていた問題を修正しました。 (#7345, #8535)
□ ステータスバーの報告やクリップボードへのコピーにおいて、内容がなかった場合の報告が行われるようになりました。 (#7789)
□ コントロールが「一部チェック」から「チェックなし」に変更されたときに音声で報告されなかった問題を修正しました。 (#6946)
□ NVDA 設定ダイアログ「一般」の言語のリストにおいて「ミャンマー語」が Windows 7 で正しく表示されるようになりました。 (#8544)
□ Microsoft Edge において、読み取りビューが利用可能な場合や、ページ読み込みのプログレスなどを報告するようになりました。 (#8423)
□ Web コンテンツでリストの中の移動において、aria-label などのラベルがある場合に報告するようになりました。 (#7652)
□ 点字ディスプレイの入力ジェスチャーへのコマンドの割り当てにおいて、特定の点字ディスプレイに割り当てたコマンドが常に表示されるようになりました。従来は、現在アクティブな点字ディスプレイに割り当てられたコマンドだけが表示されていました。 (#8108)
□ Media Player Classic の64ビット版に対応しました。 (#6066)
□ Microsoft Word で UI Automation が有効の場合の点字ディスプレイ対応などの改善:
• 複数行エディットフィールドの場合と同様に、ドキュメントの開始位置に移動する場合の点字ディスプレイの表示範囲が変更されました。具体的には、ドキュメントの最初の文字が点字ディスプレイの開始位置に表示されるようになりました。 (#8406)
• Wordドキュメントにフォーカスを移動した場合の、音声および点字ディスプレイの両方についての冗長な報告を控えるようになりました。 (#8407)
• Wordドキュメントのリストにおいて、点字ディスプレイのタッチカーソルに関する処理を修正しました。 (#7971)
• Wordドキュメントの箇条書き挿入において、音声および点字ディスプレイのビュレットや番号に関する報告を修正しました。 (#7970)
• Windows 10 バージョン 1803 以降の「ワールドワイド言語サポートで • Unicode UTF-8 を使用」が有効の場合に、アドオンのインストールで不具合が起こらないようになりました。 (#8599)

NVDAメニューの「設定(S)」のキーボード操作について

NVDAメニューの「設定(S)」のキーボード操作について

今回は、より効率的な操作が可能になった
「設定(S)」のキーボード操作をご紹介します。

■「設定(S)」の概要
「NVDA2018.2.jp」から通常の設定メニューが、
「設定(S)」にカテゴリとしてまとめられました。
また今まで別々だった「音声エンジン」と「音声設定」が
音声カテゴリにまとめられました。

NVDAメニューから「設定(P)」でEnterキーを押し、
続いて「設定(S)」でEnterキーを押して開くと
11のカテゴリーがリストとして並んでいます。
そしてそのカテゴリーリストの1番上の
「一般カテゴリー」にフォーカスされています。
従来の設定はこのカテゴリーリストに並んでいます。
カテゴリーリストで上下矢印キーを押すと
異なるカテゴリーに移動し選択することができます。
選択したカテゴリーの中の個々の設定項目をを移動するにはTabキーを押します。
カテゴリーリストを移動した状態ですでにフォーカスされていますので、
そのカテゴリーを開くためにEnterキーを押す必要はありません。
Enterキーを押すとそのカテゴリーでの「OK」ボタンを押したことになり、
NVDAメニューが閉じます。

各カテゴリーには、個々の設定項目と「OK」「キャンセル」「適用」の各ボタンがあります。
また、「設定(S)」のどこにいてもCtrl+Tabを押すと次のカテゴリーに移動できます。
Ctrl+Shift+Tabを押すと逆向きにカテゴリーを移動できます。

旧バージョンでは例えば「一般設定」と「キーボード設定」を行う場合、
NVDAメニューを開きなおす必要がありましたが
「NVDA2018.2.jp」から「設定(S)」で通常の設定を行う場合はその必要はなくなり、
「設定(S)」を開いたまま、異なるカテゴリーの設定ができるようになりました。

また冒頭で書きましたが、
「音声エンジン」と「音声設定」も「音声カテゴリー」にまとめられています。
以下、「音声カテゴリー」の設定を「■実際の設定例 その1」で、
異なる複数のカテゴリーを設定する場合を
「■実際の設定例 その2」でご紹介します。

■実際の設定例その1
  ―音声カテゴリの設定例―
それでは実際に「音声カテゴリー」で音声エンジンと音声を選択し、
速さ、高さを設定してみましょう。
(実際に選べる音声エンジンは環境によって異なります。)

≪〈これから行う設定内容〉
 1.音声エンジンを「J-Talk」から「Windows OneCore 音声」に変更する。
 2.音声を「Microsoft Haruka」に変更する。
 3.「速さ」を70に変更する。。
 4.高さを60に変更する。

〈設定手順〉
1)NVDA+Nを押してNVDAメニューを開きます。
2)下矢印キーを押して設定(P)でEnterキーを押し、設定(P)を開きます。
3)1番上の設定(S)にフォーカスがありますのでそのままEnterキーを押します。
NVDAは「NVDA:一般(通常の設定)ダイアログ カテゴリー(C)リスト一般1の11」などと読み上げ、
カテゴリーが11のリストになっていること、一つ目の「一般カテゴリー」ーにフォーカスしていることが分かります。
4)下矢印キーを押し「音声カテゴリー」に移動します。
5)Tabキーを押し「音声カテゴリー」の中の最初の項目に移動します。
現在使用している音声エンジンの名前を読み上げます。
NVDAは「音声エンジン(S)グループ 
・・・J-Talk」などと読み上げます。
6)さらにTabキーを押して「変更する」ボタンまで移動しSpaceキーを押します。
7(音声エンジンの選択ダイアログが開きます。
上下矢印キーを押すと変更できる音声エンジンを読み上げます。
ここでは 「Windows OneCore 音声」 まで
上下矢印キーで移動し選択します。
8)Tabキーを何度か押して「OK」ボタンまで移動しSpaceキーを押します。
音声選択ダイアログが閉じてフォーカスは「音声カテゴリー」の最初の項目に移動しています。
変更した音声エンジンの名前を読み上げます。
ここでは「Windows OneCore 音声」 と読み上げます。
9)Tabキーを押して「音声」まで移動します。
10)下矢印キーで「Microsoft Haruka」まで移動し音声を「Microsoft Haruka」に変更します。
11)さらにTabキーを押して「速さ」まで移動します。
12)上下矢印キーで速さを70に変更します。
13)さらにTabキーを押して「高さ」まで移動します。
14)上下矢印キーで「高さ」を60に変更します。
15)Tabキーを押して「OK」ボタンまで移動しEnterキーを押します。

これで音声エンジンを「Windows OneCore 音声」に
音声を「Microsoft Haruka」に「速さ」を70に、「高さ」を60に変更することができました。

■実際の設定例 その2
  ―異なる複数のカテゴリーを設定する例―

≪〈これから行う設定内容〉
1.「一般カテゴリー」で終了オプションを表示しない設定をする。
2.「書式とドキュメント情報カテゴリー」でリンクとリストを通知しない設定をする

〈操作のヒント〉
カテゴリーリストの1番目は「一般カテゴリー」です。
カテゴリーリストの10番目は「書式とドキュメント情報カテゴリー」です。

「設定(S)」のどこにいてもCtrl+Tabの操作で次のカテゴリーへ移動できます。
カテゴリーリストにいる場合は上下の矢印キーでも他のカテゴリーに移動できます。
ですが上下矢印キーでカテゴリーリストを一巡することはできません。

「書式とドキュメント情報カテゴリー」は4つのグループに分かれています。
4つのグループは「フォント」、「ドキュメント情報」、「テーブル情報」、「要素」の順に並んでいます。

〈設定手順〉
1)NVDA+Nを押してNVDAメニューを開きます。
2)下矢印キーを押して「設定(P)」でEnterキーを押し、「設定(P)」を開きます。
3)1番上の「設定(S)」にフォーカスがありますのでそのままEnterキーを押します。
NVDAは「NVDA:一般(通常の設定)ダイアログ カテゴリー(C)リスト一般1の11」などと読み上げ、
カテゴリーが11のリストになっていること、一つ目の「一般カテゴリー」ーにフォーカスしていることが分かります。
4)Tabキーを押して「一般カテゴリー」の中の「NVDA終了時に終了オプションを表示」まで移動します。
5)チェックボックスでのチェックの有無で設定できます。
Spaceキーを押してチェックを外します。
NVDAは「チェックなし」と読み上げます。
6)Ctrl+Shift+Tabキーを2回押して
「書式とドキュメント情報カテゴリー」へ移動します。
7)Tabキーを押して「書式とドキュメント情報カテゴリー」の中の
「要素グループ」の中の「リンク」まで移動します。
(操作に慣れたら、Shift+Tabの操作の方が近いです。)
8)Spaceキーを押して「リンク」のチェックを外します。
9)Tabキーを押して「リスト」に移動します。
10)Spaceキーを押して「リスト」のチェックを外します。
11)Tabキーを押して「OK」ボタンまで移動し、Enterキーを押します。
NVDAメニューが閉じます。

これで終了時に終了オプションが表示されなくなりました。
他のスクリーンリーダーと頻繁に切り替えてご使用になる場合などに便利です。
また、ウェブページを読む場合などに
「何々リンク」、「リスト何々項目」「リストの外」などの読み上げがなくなります。
慣れているウェブページを読む場合は
リンクやリストなどの報告が煩わしく聞こえる場合があります。
リンクやリストの報告がなくても
「一文字ナビゲーション」の「K」や「L」などの操作で
リンクやリストの位置を知ることができます。

適宜設定してお使いください。

Skype UWP, 8で相手がオンラインかどうかを知る方法

Skype(UWP, 8)で、相手がオンラインかどうかを知る方法です。

Skype UWP の場合
連絡先リストで、知りたい連絡先のところでエンターします。
フォーカスが、その連絡先の方とのチャットの入力エディットに移動します。
Shift+Tabキーを5回押すと、リンクというところに行きます。
(ビデオ通話ボタンから1回Shift+Tabを押したところです)
NVDAのキーボード設定がラップトップ配列の場合、NVDA+Shift+右矢印を2回押すと、アクティブな人の場合、現在アクティブと言います。
(NVDAのキーボード設定がデスクトップ配列の場合、NVDA+テンキー6を2回です)

または、連絡先リストを上下矢印で移動すると、エンターを押さなくてもその連絡先の方とのページに自動で切り替わっているので(これは8と動作の違うところです)、連絡先の方のところに着いたらTabキーを2回押すと、同じ「リンク」というところに行きます。
(もう一度Tabキーでビデオ通話ボタンです)
このリンクというところから、NVDAのキーボード設定がラップトップ配列の場合、NVDA+Shift+右矢印を2回押すと、アクティブな人の場合、現在アクティブと言います。
(NVDAのキーボード設定がデスクトップ配列の場合、NVDA+テンキー6を2回です)

ここまで、検証環境はWindows 10, Skype UWP, NVDA 2018.2.1jp です。

Skype 8 の場合
連絡先リストの読み上げにて、名前の次にオンラインの人についてはオンラインと読み上げます。
Minako1 Nonogaki オンライン チャット
これが、オフラインの場合、次のようになります。
Minako1 Nonogaki チャット

ここまで、検証環境はWindows 10, Skype 8.25, NVDA 2018.2.1jp です。