モバイルスキャナ ScanSnap ix100を使用する 5 検索可能なPDFを作成する

ABBYY FineReader for ScanSnap を使用して、検索可能なPDFを作成することが出来ます。
ここで作成する検索可能なPDFとは、紙をスキャンしたままの画像のPDFファイルに、OCRで認識したテキストファイルを埋め込んだ物です。紙に印刷してあった見た目は崩れず、かつ、内容はテキストになっており、Adobe Readerで開いてNVDAで読み上げたり、Adobe Readerで開いてCtrl+Aで全選択してCtrl+Cでコピーしてテキストエディタにペースト出来たりします。
晴眼者と視覚障害者が共用するPDFファイルは、このタイプが好ましいと思われます。
(前回紹介した、ワードファイルへの変換では、元の画像と同一というまでの再現度はありません)

では、その方法を説明します。

ScanSnap OrganizerやABBYY FineReader for ScanSnapをインストールすると、スキャン後、読み取り終了ボタンを押した後の保存メニューに、このコンピュータに保存、というのが出てくるようになります。これを使います。

1. スキャンする
2. 読み取り終了ボタンを押す
3. このコンピュータに保存を選択してエンター

初回は、PDF自動変換の設定確認ダイアログが出ます。なお、これ以後このダイアログを表示しない、のチェックを入れない限りは毎回出ます。ここから設定変更に行くことが出来るので、毎回出すようになっている方が良いと思います。

デフォルトでは、PDF自動変換の設定確認ダイアログ ScanSnapフォルダのPDFファイルを、検索可能なファイルに変換する になっていますので、このままにします。

ABBYY Fine Reader for ScanSnap の改良キャンペーンに参加しますか、というダイアログが出ることがありますので、後で通知、を選択します。(しないと心に決めている場合は、しない、を選択すると次回はこのダイアログが出ないようになるのではと思います)

PDF自動変換の設定確認ダイアログが出ます。OKボタンを押します。すると、ScanSnap Organizerが起動します。
このソフトは、NVDAで使用するのが非常に困難です。
起動すると、メニューや、フォルダ名や、スキャナで読み込んだばかりのファイル名などが画面に出ていますが、キーボードでのアクセスや読み上げが十分ではありません。

なお、少し戻りますが、PDF自動変換の設定確認ダイアログにて、OKボタンと一緒に出るのは変更ボタンです。ここから自動でPDFにしないなどの設定にするダイアログが出ます。次回からこのメッセージを表示しないチェックボックスは、なるべくチェックをつけずに進むのをおすすめします。他にそのダイアログを表示する方法がNVDAで使用出来ないかもしれないためです。

ここでは、ScanSnap Organizerが起動しても、そのままにしておきます。

この後の、テキスト認識の動作を説明します。
ScanSnap Organizerが起動した時点で、直前にスキャンしたデータは、ドキュメントフォルダ内のScanSnapフォルダに保存されています。このファイルは、パソコンのプロセスが休みの時にテキスト認識されるようになっており、筆者が試した時は、スキャンしてから40分後にテキスト付きのPDFに変わりました。スキャンしたら、パソコンをつけたまま待ちましょう。

というのも待ち長いので、次回、スキャンしてすぐにテキスト付きのPDFに変換する方法を説明します。