NVDAでタスクトレイを操作しよう

今回はNVDAでタスクトレイを操作する方法をご紹介します。

具体例としてタスクトレイからNVDAを終了する方法を紹介します。なお、タスクトレイに関する表示設定は初期状態とします。

これまでに、 NVDAの終了のさせ方 でご紹介していますが、今回の終了方法はNVDAをJAWSと併用してお使いの方に便利です。NVDAとJAWSはキー操作が同じ場合が多く、使っているうちに、どちらのスクリーンリーダーのキー操作かわからなくなることがあるからです。そんなときは、キーボードコマンドでなく、タスクトレイのアイコンを使って終了させたい場合があります。

■タスクトレイのアイコンを使ってNVDAを終了する方法

以下の内容はOSのバージョンによって少しずつ読み上げ方が変わります。ご了承ください。また、「読み上げ」と表記している箇所はすべてNVDAを使った場合を想定しています。

 1)Windows+Bを押します。タスクトレイ領域が選択されます。「notification chebron ボタン」とか、「通知のセブロンボタン」などと読み上げます。

Windows+Bでタスクトレイを選択できないときは、何度かこのキー操作を繰り返すと「隠れているインジケーターを表示します」と読み上げ、確実に選択できます。

※もし、このような読み上げでない場合は以下の「■タスクトレイの表示方法の切り替え」を参照して設定を確認してください。

 2)スペースキーを押します。タスクトレイのアイコンがすべて展開されます。アイコンの並び方はパソコンの環境によってさまざまです。2列になっていることもあるし、3列に並んでいる場合もあります。通常はすべてのアイコンは表示されていず一部のアイコンのみが表示されています。

 3)何度か上矢印キーを押して「NVDA」と読み上げるアイコンを選択します。ここがタスクトレイの中にあるNVDAアイコンです。見つからない場合は、もう一度1)からやり直します。

 4)NVDAアイコンでエンターキー、またはアプリケーションキーを押します。「NVDAメニュー」と読み上げます。

 5)上矢印キーで「終了」を選択してエンターキーを押します。

 6)終了のダイアログが開きます。「終了」「再起動」「アドオンを無効化して再起動」の3つの項目があります。「終了」があらかじめ選択されています。エンターキーを押します。これでNVDAが終了します。なお、再度立ち上げるには Alt + Ctrl + N です。

 <補足>

「アドオンを無効化して再起動」を実行すると、NVDAはすべてのアドオンを無効化した状態で再起動します。アドオンが原因で不具合があると思われるときにお使いください。アドオン自体は削除されるわけではありませんので、次回は通常通り起動します。

「終了」「再起動」「アドオンを無効化して再起動」の3つの項目はコンボボックスとなっています。選択は上下矢印キーです。「OK」「キャンセル」へはTabキーです。

7)タスクトレイからメモ帳など、元のアプリケーションに画面を切り替えるには、Alt+Tabキーを押します。デスクトップを表示するには Windows + D を押します。

■タスクトレイアイコンの表示方法の切り替え

Windows+Bを押しても「notification」「通知」「セブロンボタン」などという読み
上げがなかったら、タスクトレイ設定が、すべてのアイコンを表示する設定になっているかもしれません。

この場合では「ユーザーによって昇格された通知領域 ナニナニ」と読み上げている状態でスペースキーを押すと「ナニナニ」とフォーカスしていたアプリが立ち上がってしまいます。

そこで、タスクトレイアイコンをすべて表示するか、初期設定である一部を表示する設定かを確認してみたいと思います。

〈手順〉

Windows10の場合:

1)Windowsキーを押し、検索のエディットボックスにフォーカスがありますので、文字変換のモードで「タスク」と入力しエンターキーを押して文字列を確定します。

2)下矢印キーで検索結果を移動し「タスク バーに表示するアイコンの選択, システム設定」でエンターキーを押します。

3)「常にすべてのアイコンと通知を表示する」がその場で選択されています。

4)スペースキーで友好・無効を切り替えられます。

5)Alt+F4 を押します。

Windows7の場合:

1)Windowsキーを押し、検索のエディットボックスにフォーカスがありますので、文字変換のモードで「タスク」と入力し円ターキーで文字列を確定します。

2)下矢印キーで検索結果を移動し、「タスクバーとスタートメニュー」でエンターキーを押します。

3)Tabキーを何度か押して「カスタマイズ ボタン」でエンターキーを押します。

4)Shift+Tabキーを押して「タスクバーに常にすべてのアイコンと通知を表示する」のチェックボックスを選択します。スペースキーで設定を切り替えられます。

5)Tabキーを押してOKでエンターキーを押し、カスタマイズのダイアログからタスクバーとスタートメニューのプロパティに戻ります。

6)さらにTabキーを押してOKボタンまで移動し、エンターキーを押し、適宜設定が実行されます。

■はじめてタスクトレイを操作した方へ

タスクトレイは、通知領域またはシステムトレイなどとも呼ばれる領域です。パソコンの画面下部右にあります。いろいろな呼び方がありますが、ここでは「タスクトレイ」と呼んでいます。

タスクトレイのアイコンの種類はパソコンの環境により異なります。
しかし「時計」のようにどのパソコンでも表示されているアイコンや、ユーザーに注意を促すもの接続・バッテリー・音量などパソコンの状態を把握したり調整するためのものなどがアイコンとして並んでいます。

対象となるアイコンに移動して円ターキーやアプリケーションキーなどを押すと、何らかのアクションが実行できることが多いです。

例えば、パソコン全体の音量はそのままでYoutubeの音量だけを小さくしたい、Skypeの音量を大きくしたいという場合など、タスクトレイの音量のアイコンから調整できます。

NVDAにはタスクトレイの操作を寄り快適に行える
「シストレイリスト」というアドオンがあります。適宜お使いください。