NVDA 日本語チームから NVDA 2018.2jp のリリース

NVDA日本語版の翻訳・開発を手がけるNVDA日本語チームより NVDA 2018.2jp のリリースがありましたのでご紹介します。

なお、私たち NVDA ヘルプデスクは、本バージョンも含めたサポートを行います。詳細は こちらのサポート案内より

2018.2jp の変更点
NVDA 日本語チームは NVDA 本家版 2018.2 に対して以下の作業を行いました。
• OneCore で音声切替がエラーになる問題の修正
• NVDA 本家版 2018.2 の翻訳
また NVDA 日本語版 2018.2jp に対して以下の作業を行いました。
• 本家版 2018.2 の symbols.dic 更新に伴う文字説明辞書の修正
• Word 箇条書き行頭記号の報告
• JTalk および日本語点訳エンジンに関する修正

本家の更新

2018.2

このリリースのハイライトは、Kindle for PC でのテーブルへの対応、Humanwear BrailleNote Touch および BI14 点字ディスプレイへの対応、OneCore および SAPI5 音声エンジンへの対応の改善、 Microsoft Outlook 対応の改善などです。

新機能
・ テーブルで結合されたセルの行と列が、音声と点字で報告されるようになりました。(#2642)
・ Google ドキュメントで点字モードを有効にした場合に、NVDAのテーブルナビゲーションが利用可能になりました。(#7946)
・ Kindle for PCでテーブルの読み取りやナビゲーションができるようになりました。(#7977)
・ HumanWare BrailleNote touch および Brailliant BI 14 点字ディスプレイが USB 接続および Bluetooth 接続で利用可能になりました。 (#6524)
・ Windows 10 Fall Creators Update 以降において、電卓や Microsoft ストアなどのアプリによる通知を報告できるようになりました。(#7984)
・ 新しい点訳テーブル: リトアニア語8点、ウクライナ語、モンゴル語2級 (#7839)
・ 点字セルの位置のテキストの書式とドキュメント情報を報告するスクリプトが追加されました。 (#7106)
・ NVDA を更新する場合に、ダウンロードだけをすぐに行い、インストールをあとで行えるようになりました。 (#4263)
・ 新しい言語: モンゴル語、スイスのドイツ語
・ 点字文字入力において control, shift, alt, windows および NVDA キーの割り当てが可能になりました。また、これらの修飾キーと点字文字入力を組み合わせて、例えば control+s などを登録できるようになりました。(#7306)
・ 新しい修飾キーのトグルは、入力ジェスチャーダイアログの「システムキーボードのキー入力エミュレート」からコマンドを選ぶことができます。
・ Handy Tech Braillino および Modular (旧版ファームウェア) の点字ディスプレイにふたたび対応しました。(#8016)
・ 特定の Handy Tech 機器 (Active Braille および Active Star など) において日付と時刻が5秒よりも多くずれている場合に NVDA によって同期を行うようになりました。 (#8016)
・ Microsoft Outlook のメッセージリストにおいて、メッセージが返信済みまたは転送済みであることを報告するようになりました。(#6911)
・ すべての設定プロファイルのトリガーを一時的に無効にする入力ジェスチャーが追加されました。(#4935)

変更点
・ アドオンマネージャーで状態の列に「有効」「無効」と表示されるようになりました。以前は「実行中」「保留」などが表示されていました。(#7929)
・ liblouis 点訳エンジンを 3.5.0 に更新しました。(#7839)
・ リトアニア語点字テーブルの名前を「リトアニア語6点」に変更しました。これは新しい8点のテーブルとの区別を容易にするためです。(#7839)
・ フランス語(カナダ)1級および2級の点字テーブルが廃止され、フランス語統一6点コンピューター点字および2級点字が使用されるようになりました。(#7839)
・ Alva BC6, EuroBraille および Papenmeier 点字ディスプレイの第2タッチカーソルボタンで、その場所のテキストの書式とドキュメント情報が報告されるようになりました。(#7106)
・ 縮約点字入力テーブルの使用中に、読み取り専用であれば自動的に非縮約モードに切り替わるようになりました。例えば、キャレットが表示されないコントロールやブラウズモードの場合などです。(#7306)
・ Outlook カレンダーの予定または時間帯が一日の全体をカバーしている場合に、 NVDA の読み上げが冗長すぎる問題を改善しました。(#7949)
・ 複数のダイアログに分かれていた NVDA の設定を、NVDA メニュー → 設定 → 設定 で開くことができる「NVDA設定ダイアログ」にまとめました。(#577)
・ Windows 10 で NVDA を使用する場合の既定の音声エンジンを eSpeak から OneCore 音声に変更しました。(#8176)

バグ修正
・ 設定アプリにおけるマイクロソフトアカウントのサインイン画面で、メールアドレス入力後にフォーカス位置のコントロールを NVDA が読み上げできなくなる問題を修正しました。(#7997)
・ Microsoft Edge で前のページに戻ったときに NVDA がページを読み上げなくなる問題を修正しました。(#7997)
・ Windows 10 で PC のロックを解除するときの PIN の入力において、最後の数字を読み上げてしまう問題を修正しました。(#7908)
・ Chrome と Firefox のブラウズモードで Tab キーや1文字ナビゲーションを使って移動したときに、チェックボックスとラジオボタンのラベルが2重に報告されていた問題を修正しました。(#7960)
・ aria-current で false という値の場合に true と誤って報告されていた問題を修正しました。(#7892).
・ Windows OneCore 音声で選択された音声がアンインストールされた場合に、音声エンジンの読み込みに失敗していた問題を修正しました。(#7553)
・ Windows OneCore 音声での音声の切り替えが早くなりました。(#7999)
・ 複数の点字テーブルで不適切な点字が出力されていた問題を修正しました。例えばデンマーク語8点2級点字における大文字符などです。(#7526, #7693)
・ Microsoft Word において NVDA がより多くの種類のビュレットを報告できるようになりました。(#6778)
・ 「書式とドキュメント情報の報告」スクリプトを実行したときに不適切にレビューカーソルが移動してしまい、実行を繰り返すと結果が変化してしまっていた問題を修正しました。 (#7869)
・ 点字入力でサポートされていない場合に縮約点字を許してしまっていた問題を修正しました。例えば、エディットコントロールの外やブラウズモードなど、システムに単語を送信すべきではない場合です。(#7306)
・ Handy Tech Easy Braille および Braille Wave 点字ディスプレイの接続における安定性を改善しました。(#8016)
・ Windows 8 およびそれ以降において、Windows+X のクイックリンクメニューを開き、項目を選択するときに「未定義」と読み上げていた問題を修正しました。 (#8137)
・ Hims 点字ディスプレイで機種依存のジェスチャー割り当てがユーザーガイドに記載されたとおりに機能するようになりました。(#8096)
・ Firefox や Internet Explorer などが操作できなくなり「未定義」という報告しかしないような場合に、NVDA は COM 登録の問題の修正を試みるようになりました。(#2807)
・ タスクマネージャーの不具合によってプロセスの詳細情報にアクセスできなくなる問題への対策を行いました。(#8147)
・ 新しい Microsoft SAPI5 音声において、読み上げの最後に無音が入ってしまう問題が修正され、これらの音声を使った操作がより快適になりました。(#8174)
・ 最近のバージョンの Windows で時刻の情報を点字ディスプレイに表示したり1文字ずつ読み上げたりするときに、LTR および RTL の記号を報告しないようになりました。(#5729)
・ Hims Smart Beetle 点字ディスプレイでスクロールキーの検出が不安定になっていた問題を修正しました。(#6086)
・ Delphi アプリなどのテキストコントロールにおいて、編集やナビゲーションに関する情報をより適切に取得できるようになりました。(#636, #8102)

開発者向けの変更
・ UIAオブジェクトの developer info で UIA パターンのリストが利用可能になりました。(#5712)
・ アプリモジュールで isGoodUIAWindow メソッドを実装することにより、特定のウィンドウで常に UIA の使用を強制できるようになりました。(#7961)
・ 設定ファイルの braille セクションにある非公式の boolean フラグ “outputPass1Only” を廃止しました。Liblouis の pass 1 only output が廃止されたためです。(#7839)

NVDAのご紹介と国際カンファレンスNVDAConのお知らせ

今日は、無料で公開されているスクリーンリーダーNVDAと、それに関わる人たちがオンラインで集まる国際的なカンファレンス、NVDAConについてご紹介します。

NVDA(Non Visual Desktop Access)は、NVAccessというオーストラリアのNPO法人により開発され、無料で公開されているスクリーンリーダーです。
目が見える人は、パソコンを買って来たらすぐに使うことが出来るのに、見えない人は、さらに十万円単位のお金を払ってスクリーンリーダーを買わなければならない。それは平等ではないですよね、という、NVAccessの創始者Michael Curranさんの思いにより作られて公開されています。

NVAccess

元々は英語のソフトですが、各国の言語に翻訳されています。現在は、43言語、120ヶ国で広く使用されています。
日本では、NVDA日本語チームが3ヶ月に1回の更新をしています。追加の翻訳をしたり、漢字入力などの固有の機能を開発したりして、独自の NVDA日本語版 を公開しています。また、NVDAヘルプデスクは日本におけるサポート拠点として随時電話やメール対応をしています。最近は NVDAヘルプデスク版 の頒布も行っています。

今回、年に一度開催される NVDACon(英語) というオンラインカンファレンスに、日本より私、野々垣が発表させていただくことになりました。

NVDAConの期間は、日本時間で6月2日から6月3日です。関連の国際コミュニティの中から、8名のスピーカーが発表を行います。枠によってはオープンフォーラムという、参加者も話せる形式の物になっています。私の発表時間は、6月2日の午後8時スタートです。

内容は、NVDAで使いやすい モバイルスキャナ ScanSnap による紙の印刷物のスキャンと、付属OCRソフトABBYY FineReaderでのOCRの紹介です。

発表原稿が作ってありますので、自分の発表が終了次第、英文と日本文の原稿を、 自分のnoteサイト に掲載予定です。

発表内容は NVDAヘルプデスクで書いた記事 やNVDA日本語チームのイベント NVDAワールドで発表した物 と類似です。

他の時間帯には、NVDAの開発元であるNVAccessの方によるキーノート(主要講演)、NVDAアドオン開発者によるアドオンの紹介などが予定されています。音声データ編集ソフト Audacity用のNVDAアドオンについての開発者による講演もあり、個人的に楽しみにしています。

発表言語は英語です。ご興味のある方は、ぜひ、NVDAConにアクセスしてみて下さい。
過去の発表の録音も公開されていますので、お時間の合わない方は、後日録音でお聞きいただけます。

よろしくお願いいたします。

NVDA日本語チーム
NVDAヘルプデスク

 野々垣美名子

音楽制作入門イベント動画のご案内

2017年12月9日に、東京都八王子市の西八王子ARTinnで、「視覚障害者のための電子音楽制作入門 ヤマハシンセサイザー MOXF8編」を開催しました。その動画を、YouTubeにて公開しています。主催は、NVDAヘルプデスクメンバーの野々垣美名子です。講師は、同じくNVDAヘルプデスクメンバーの岡根鉄郎さんです。岡根さんは、音羽ざくろ名義で音楽活動もされています。ヤマハシンセサイザー MOXF8についてご紹介いただいた後、MIDIシーケンサー Quick Windows Sequencer (QWS) を、NVDAで使って録音して行く様子を紹介していただきました。その後、生演奏もしていただきました。ご興味のある方、ぜひご覧下さい。

以下、YouTubeのサイトに移動します。

(1) 解説編
www.youtube.com/watch?v=QsqeJ-Afu28&t=439s

(2) 実演編
www.youtube.com/watch?v=mUvGHSKwHX0&t=14s

(3) コンサート編
www.youtube.com/watch?v=mJXU0F5XL2g&t=236s

音声編集ソフトAudacityの操作方法

NVDAでサウンド編集ソフト「Audacity」を使用するやり方についてヘルプデスクスタッフの野々垣が執筆しました。文章については以下よりダウンロードできます。また、 各種資料 からも閲覧できるようになっています。

NVDAでAudacity操作方法

NVDA 日本語チームから NVDA 2018.1jp のリリース

NVDA日本語版の翻訳・開発を手がけるNVDA日本語チームより NVDA 2018.1jp のリリース案内がありましたのでご紹介します。

バージョン2018.1jpでは、Microsoft Word と Microsoft PowerPoint において、Excel と同様にグラフの操作や読み上げができるようになりました。

なお、私たち NVDA ヘルプデスクは、本バージョンも含めたサポートを行います。詳細は こちらのサポート案内より

ここから —–
無料(オープンソース)の Windows 用スクリーンリーダー
NVDA (NonVisual Desktop Access) の
日本における開発コミュニティである NVDA 日本語チームは、
2018年3月8日に NVDA 2018.1jp をリリースしました。

インストーラーのダウンロードはこちらからどうぞ:

i.nvda.jp/

Windows 10, 8.1, 8, 7(SP1) の32ビット版および
64ビット版に対応しています。
Windows 8 以降ではタッチ操作が利用できます。
NVDA 日本語版のライセンスは GPL v2 です。

NVDA は多くのアプリに対応し、
インストール不要で利用できるポータブル版、
アドオンによる機能拡張など、さまざまな特長を備えています。

NVDA 日本語チームがリリースする NVDA 日本語版は、
オーストラリアの非営利法人 NV Access がリリースする NVDA 本家版に
日本語の音声エンジンと点訳エンジンを追加するなど、
日本語 Windows 環境のための改良を行っています。

このリリースの詳細は以下をご参照ください。

(1)本家版 2018.1 の更新内容

ハイライト:
Microsoft Word と PowerPoint におけるグラフの操作

Eurobraille 点字ディスプレイや Optelec プロトコルコンバーターへの対応

HIMS や Optelec の点字ディスプレイ対応の改善

Mozilla Firefox 58 以降への対応の改善

タッチによるオンスクリーンキーボード入力において
「ダブルタップでの文字入力」「タッチでの文字入力」が選択可能

点字ディスプレイ表示をフォーカスとレビューカーソルのどちらに追従させるかを
自動的に切り替えるモードの導入

www.nvda.jp/nvda2018.1jp/ja/changes.html

(2)日本語版 2018.1jp の更新内容

JTalk の読み上げの不具合、日本語点字出力の不具合の修正

www.nvda.jp/nvda2018.1jp/ja/readmejp.html#toc65

(以上)
ここまで —–

NVDA 日本語チームから NVDA 2017.3jp のリリース

NVDA日本語版の翻訳・開発を手がけるNVDA日本語チームより NVDA 2017.3JP のリリース案内がありましたので
ご紹介します。

バージョン2017.3JPでは、Windows10に限られますが、OCR(文字認識)機能をショートカットキーNVDA+Rで利用可能になりました。

なお、私たち NVDA ヘルプデスクは、本バージョンも含めたサポートを行います。詳細は こちらのサポート案内より

ここから —–
無料(オープンソース)の Windows 用スクリーンリーダー
NVDA (NonVisual Desktop Access) の
日本における開発コミュニティである NVDA 日本語チームは、
2017年8月25日に NVDA 2017.3jp をリリースしました。

ダウンロード
i.nvda.jp/

Windows 10, 8.1, 8, 7, Vista, XP(SP3) の32ビット版および
64ビット版に対応しています。
Windows 8 以降ではタッチ操作が利用できます。
NVDA 日本語版のライセンスは GPL v2 です。

NVDA は多くのアプリに対応し、
インストール不要で利用できるポータブル版、
アドオンによる機能拡張など、さまざまな特長を備えています。

NVDA 2017.3 の改良点は、
縮約点字での文字入力への対応(日本語には未対応)、
Windows 10 で利用可能な OneCore 音声エンジンおよび文字認識への対応などです。

NVDA 日本語チームがリリースする NVDA 日本語版は、
オーストラリアの非営利法人 NV Access がリリースする NVDA 本家版に
日本語の音声エンジンと点訳エンジンを追加するなど、
日本語 Windows 環境のための改良を行っています。

NVDA 日本語版 2017.3jp の主な改良点:

JTalk のデフォルト音声を mei から tohoku-f01 に変更しました。

日本語設定「点字メッセージの表示終了待ち時間の設定を有効化」を廃止しました。
点字設定「メッセージの表示を終了させない」オプションをお使いください。

「EscapeをNVDA制御キーとして使用」オプションを追加しました。

英語の2級点字の文字入力に対応する実験用の点字ディスプレイドライバ
「BrailleMemo experimental」を追加しました。

「点字ビューアー」のフォント選択処理を変更しました。

このリリースの詳細は以下をご参照ください。

本家版 2017.3 の更新内容

www.nvda.jp/nvda2017.3jp/ja/changes.html

日本語版 2017.3jp の更新内容

www.nvda.jp/nvda2017.3jp/ja/readmejp.html#toc64

(以上)
ここまで —–

NVDAワールド2017開催のお知らせ

NVDAヘルプデスクより、NVDA日本語チームによるNVDAワールド2017の開催と参加者募集についてお知らせいたします。
以下、最後まで、NVDA日本語チーム代表の西本氏よりの告知メールの転載です。

西本です。下記、お知らせします。

NVDA ワールド 2017 を10月31日(火曜日)に
日本マイクロソフト株式会社(品川)にて開催します。
今年は平日に開催させていただくことにしました。

後述のとおり connpass にて参加申し込み受付を開始します。
昨年の開発スプリントのフォローアップとして開発者会も実施します。
運営にご協力いただけるスタッフ枠も募集しておりますので、
ご協力いただければ幸いです。

# NVDAワールド 2017

無料で使える Windows パソコン用スクリーンリーダーの最新情報

NVDA (NonVisual Desktop Access) とは、無料で使えるオープンソースのWindows用
スクリーンリーダーです。合成音声や点字によるフィードバックを通して、
視覚障害者が特別な出費をしなくてもWindowsパソコンを使えます。

NVDAは、世界中の各地域の個人・団体などの援助により NV Access
(視覚障害者であるMichael Curran氏を中心に作られた非営利組織)が開発しています。

NVDA日本語チームはこれまで、グローバルなNVDA開発コミュニティにおける日本語対応を
担当しつつ、日本のユーザーに必要な機能を追加したNVDA日本語版の開発、
日本国内におけるNVDAの普及啓発活動を行ってきました。

NVDA ワールド 2017 は NVDA 日本語チームが開催する、NVDA 日本語版の開発者と
ユーザーの交流の場です。

今回は日本マイクロソフト株式会社に会場をご提供いただき、また Windows 10 と
ナレーターの最新のアップデートについてもご紹介いただきます。

NVDAにご興味・関心のある個人・団体・企業の皆様、ふるってご参加いただきますよう、
ご案内申し上げます。

# 概要

– 主催:[NVDA日本語チーム](www.nvda.jp/)
– 協力:日本マイクロソフト株式会社
– 開催日:2017年10月31日(火曜)
– 問合せ先: nvdajp@nvda.jp
– 会場:日本マイクロソフト(東京都港区港南2-16-3 品川グランドセントラルタワー)
– 参加費:無料
– 定員:一般枠40人、開発者枠10人、スタッフ枠10人
– 参加方法:10月23日(月曜)までにお申し込みをお願いします。
後述の「募集」をご参照ください。
参加申込者が多数になった場合は受付を終了する場合があります。
– JR品川駅改札にて10時00分および13時00分ごろ待ち合わせを行う予定です
(詳細は後日告知)。
– 中継(ライブ配信)の予定はありません

# 開発者会

同日、同じ会場にて10時30分から12時00分までNVDA日本語チームの
「開発者会」を開催します。

昨年開催した NVDA のソースコードを扱う開発者向けの勉強会
[NVDA開発スプリント](ja.osdn.net/projects/nvdajp/news/25386) の
フォローアップとして、開発環境構築に関する質問にお答えし、
また現在の開発課題についての議論を行います。

時間やネットワーク環境の制約がありますので、事前のご案内に従って、
必要なアカウントの作成、開発ツールのインストール、
ソースコードの入手などの準備をして開発用PCをご持参ください。

なお、開発者会へのご参加は開発者枠で申し込んだ10人とさせていただきます。

# プログラム

敬称略。
使用言語は日本語です。

## 開発者会
– 時間:10時30分から12時00分

昼食のご用意はありませんが、会場での飲食は可能です。

## 一般受付
– 開始:13時00分

## 1. NVDAと周辺機器やアプリの連携(仮題)
– 講演:野々垣 美名子(NVDA 日本語チーム)
– 時間:13時30分から14時10分

## 2. 特別講演 : Windows 10 とナレーターの最新情報(仮題)
– 講演:大島 友子(日本マイクロソフト)
– 時間:14時10分から14時50分

## 3. NVDA日本語版の現状と課題(仮題)
– 講演:西本 卓也(NVDA 日本語チーム)
– 時間:15時00分から15時50分

## 4. ライトニングトーク・質疑応答
– 概要:10分程度の短い講演を最大6件募集します。登壇者は当日決定します。
– 時間:16時00分から17時00分

# 募集

connpass (下記)または nvdajp@nvda.jp 宛のメールにてご連絡ください。

nvdajp.connpass.com/event/65707/

申し込みアンケートまたはメール記載事項として下記をお知らせください。

– お名前とご所属
– ライトニングトーク登壇希望の場合は発表内容
– その他のご要望

なお、以下をお手伝いいただけるスタッフ枠の募集を行います。

– 参加者の受付
– 品川駅改札から会場への移動支援
– 会場の机や椅子の移動

スタッフ枠の方の集合時間は12時30分(会場)です。
ご協力をお願いします。

# NVDA日本語チーム 役員

– 西本 卓也
– 新城 直
– 寺田 学
– 野々垣 美名子

(以上)
_______________________________________________
nvdajp-team mailing list
nvdajp-team@lists.osdn.me
lists.osdn.me/mailman/listinfo/nvdajp-team

QWSで音楽再生、作成を楽しむ 第21回 microKEYをPCに接続して弾いて録音する

今回は、KORG microKEYをPCにつないでみます。
そして、QWSの録音に使います。

簡単に言うと、設定はいりません。
microKEYをPCにつなぐと、新しいデバイスのインストールが自動的に始まります。

その後の録音の手順は、第7回 オンスクリーンキーボードへの入力を録音する、とほとんど同じです。オンスクリーンキーボードを表示する手順が不要になります。(かっこ内はショートカットキー)

1 QWSを起動する
2 トラックを挿入する (Ctrl+Ins+Ins)
3 録音を開始する (Ctrl+R)
4 microKEYを弾いて演奏する
5 録音を停止する (Space)
6 録音を保存しますか、というダイアログではいを押す
7 再生する (Space)

次のトラックを録音する場合は、次のようにします。
8 トラックを挿入する (Ctrl+Ins+Ins)
9 ポジションを0に戻す (左矢印キーを長めに押す、または、Altメニューの移動、移動を押して、現れるウィンドウ中をタブキーで移動して移動を位置、番号を0にしてエンターまたはOKでスペースキーを押して下さい)
10 録音を開始する (Ctrl+R)
11 microKEYを弾いて演奏する
12 録音を停止する (Space)
13 録音を保存しますか、というダイアログではいを押す
14 再生する (Space)

トラックの移動は、上下矢印キーで行えます。また、Altメニューの移動、トラックを押し、トラックにジャンプにトラックの番号を入れても行えます。

QWSの画面構成については、第19回と重複しますが、次のようになっています。これを参考に、トラック内やその他の画面内を移動してみて下さい。

(以下転載)
最上部には、Altキーを押すと開くメニューバーがあります。
その下は、左四分の一にトラックリスト、右側残りにトラックの内容が表示されています。
トラックリストにはトラックのチャンネル、音源名が表示されています。
トラックの内容は、一小節分が一つのアスタリスク(*)で示されていて、右端(曲の最後、より正確にはこのトラックの最後の音がある小節の右隣)には、|があります。
Altキーを押すとAltメニューを選べるところにフォーカスが当たり、Escを押すとAltメニュー以外のトラックリスト、トラックの内容の欄の二箇所のうちのどちらかにフォーカスが当たるようになり、Tabキーでその二つを切り替えます。
(以上転載)

なお、microKEYを接続して、QWS上で認識されていることを確認するには、次のようにします。

1 Altメニューのオプション、一般設定を開く
2 お好みのMIDI機器(プルダウンメニュー)に、microKEYが表示されるのを確認する
3 お好みのMIDI機器の設定を、Virtual MIDI Synthに戻す
4 OKを押す

microKEYはMIDI機器として認識されますが、この機器自体が音源を持たないため、音源としてはVirtual MIDI Synthを選択しておきます。

QWSで音楽再生、作成を楽しむ 第20回 MIDIキーボード KORG microKEYについて

今回から、USBでパソコンに接続可能なMIDIキーボードKORG microKEYを接続して、リアルタイム録音する方法を説明します。

KORG microKEYの紹介ページはこちらです。価格は6000円くらいでした。現在は、バージョンが2になっています。25,37,49,61鍵があります。

microKEY
www.korg.com/jp/products/computergear/microkey2/

仕様
www.korg.com/jp/products/computergear/microkey2/page_1.php

上記ページから、外形寸法を転載します。
395 × 131 × 52 mm (microKEY-25)
565 × 139 × 54 mm (microKEY-37)
709 × 139 × 54 mm (microKEY-49)
850 × 139 × 54 mm (microKEY-61)

大ざっぱに言うと、25鍵は鍵盤ハーモニカくらいの大きさです。

なお、microKEY Airは機器にBlueToothでも接続出来、例えばiPhoneやiPad、Mac PCのGarage Bandで使用することが出来ます。

次に、microKEYについて説明します(25鍵タイプです)。
microKEYには電源スイッチがありません。付属のUSBケーブルでPCに接続すると電源が入り、自動的にドライバがインストールされます。なお、PCへの接続は、PCの機種によっては起動前の方が良い場合があるかもしれません。USB接続用端子は、左側面にあります。

白鍵、黒鍵合わせて25個の鍵盤があります。鍵盤の左側には、四つのボタンと一つのジョイスティックのような形のバーがあります。バーは上面の左端の上側にあり、ボタンはその下側に左上、右上、左下、右下と並んでいます。

右上のボタンはサスティーンの効果で、押している間に音を弾いてキーボードから手を離しても音が延びます。

左下と右下のボタンは、キーボードの音の高さを1オクターブ変更するボタンです。左下は1オクターブ下へ、右下は1オクターブ上へ音が変わります。最初はボタンに色がついていません。右下のボタンを1回押すと、右下のボタンが緑、2回でオレンジ、3回で赤、4回で赤点滅になります。これ以上右下のボタンを押しても、状態は変わりません。その後、左下のボタンを押すと、右下のボタンの色が、逆に、赤、オレンジ、緑、色なしと変わります。さらに左下のボタンを押すと、左下のボタンの色が緑、オレンジ、赤、赤点滅に変わります。これらの色で、その時キーボードに設定されている音の高さが表現されています。

左上のボタンはアルペジエータです。鍵盤を押し続けると、押し続けている音、和音が連打された音になります(QWSのテンポ設定には関係なく、一定の間隔での連打のようです)。

次回は、MIDIキーボードをPCに接続します。

参考
MIDIキーボードには、iRigKeysという機種もあります。USB-Lightningケーブルで接続出来、例えばiPhoneやiPadのGarage Bandで使用することも出来ます。

iRigKeys 25鍵
www.ikmultimedia.com/products/irigkeysmini/

iRigKeys 37鍵
www.ikmultimedia.com/products/irigkeys/

QWSで音楽再生、作成を楽しむ 第19回 かえるのうたを輪唱にする

第16回のかえるのうたのファイルを出発点として、輪唱を作成しながら、QWSのMIDI編集機能をいくつかご紹介します。

第16回のkaerumidi.mid
nvda.help/wp-content/uploads/2016/12/kaerumidi.mid

手順
1 QWSを起動する
2 kaerumidi.midを開く

ここで、画面の説明を少しします。
最上部には、Altキーを押すと開くメニューバーがあります。
その下は、左四分の一にトラックリスト、右側残りにトラックの内容が表示されています。
トラックリストにはトラックのチャンネル、音源名が表示されています。
トラックの内容は、一小節分が一つのアスタリスク(*)で示されていて、右端(曲の最後、より正確にはこのトラックの最後の音がある小節の右隣)には、|があります。
Altキーを押すとAltメニューを選べるところにフォーカスが当たり、Escを押すとAltメニュー以外のトラックリスト、トラックの内容の欄の二箇所のうちのどちらかにフォーカスが当たるようになり、Tabキーでその二つを切り替えます。

それでは、続きの手順を説明します。

3 トラックの内容(アスタリスク*がある方)にフォーカスを移動する。
4 Ctrl+Aで全てを選択する
5 Ctrl+Cでコピーする
6 トラックを挿入する
7 左矢印を長めに押すか、ポジションの移動でポジションを0にする
8 Ctrl+Vでペーストする
9 Ctrl+Aで全てを選択する
10 トランスポーズを選び(ショートカットT、またはAltメニューからツール、トランスポーズ)、数字24を入れてエンターする

これで、2オクターブ高い音でメロディーを演奏するトラックが出来上がります。

さらに続きで、輪唱にしてみます。

11 トラックを挿入する
12 左矢印を長めに押すか、ポジションの移動でポジションを0にする
13 Ctrl+Vでペーストする
14 Ctrl+Aで全てを選択する
15 タイムグライドを選び(Altメニューからツール、タイムグライド)、数字4を入れてエンターする

これで、最初のトラックのメロディーが4拍後から始まるトラックが出来上がります。ドレミファミレドのミレドに合わせてドレミファが鳴ります。

さらに、ドレミファミレド、の後にドレミファが鳴るトラックを作ります。

16 トラックを挿入する
17 左矢印を長めに押すか、ポジションの移動でポジションを0にする
18 Ctrl+Vでペーストする
19 Ctrl+Aで全てを選択する
20 タイムグライドを選び(Altメニューからツール、タイムグライド)、数字8を入れてエンターする

さらに、ドレミファミレド、ミファソラの後にドレミファが鳴るトラックを作ります。

21 トラックを挿入する
22 左矢印を長めに押すか、ポジションの移動でポジションを0にする
23 Ctrl+Vでペーストする
24 Ctrl+Aで全てを選択する
25 タイムグライドを選び(Altメニューからツール、タイムグライド)、数字12を入れてエンターする

さらに、ドレミファミレド、ミファソラソファミの後にドレミファが鳴るトラックを作ります。

26 トラックを挿入する
27 左矢印を長めに押すか、ポジションの移動でポジションを0にする
28 Ctrl+Vでペーストする
29 Ctrl+Aで全てを選択する
30 タイムグライドを選び(Altメニューからツール、タイムグライド)、数字16を入れてエンターする

以上の操作をして出来上がったMIDIファイルはこちらです。
ダウンロードして開いて、試してみて下さい。

かえるのうた輪唱
nvda.help/wp-content/uploads/2017/01/kaerumidi2.mid

補足
トランスポーズ 音の高さを変更します。1で半音高く、-1で半音低くなります。
タイムグライド 音が鳴るポジションを変更します。1で1拍後、-1で1拍前になります。1拍より短い長さを指定するには、音符の長さと同様、1拍を192に分けたティックで指定します。八分音符分の長さの場合は、0.096、付点四分音符分の長さの場合は1.096と指定します。