NVDA開発のための基礎参考書、エスキュービズム, 細田 謙二, オレンジ岸本, 石井 光次郎, 岩川 建彦, 岡田 正彦著『Python入門』が点訳されてサピエ図書館にアップされました

視覚障害者が利用できるインターネットの点字図書館 「サピエ図書館」 に NVDA 開発に役立つ基礎参考書『Python入門』が点訳されデータでてアップされました。本点訳データは、NVDAヘルプデスクを置く視覚障害者総合支援センターちばの点訳グループによって製作されました。

NVDAはプログラムの約80%をpythonというプログラミング言語で開発しており、 NVDA を拡張するためのアドオン開発においても python プログラミング言語のスキルが必須です。

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資料詳細

基本情報
タイトル Python入門
著者名 エスキュービズム, 細田 謙二, オレンジ岸本, 石井 光次郎, 岩川 建彦, 岡田 正彦著
内容 Pythonの基本から高度な計算までを、頻出パターンを試しながら学べる実践的テキスト。Django等のフレームワーク、Google App Engineといった実用レシピも多数収録。2&3対応。
出版者と出版年月 秀和システム 2010年7月
種別と対象 種別:図書 対象:一般

製作情報

製作館 千葉点図(B3401)
登録館 千葉点図(B3401)
資料種別 点字データ ダウンロード可能
巻数 全21巻
貸出形態 点字(普通サイズ)

所蔵館
所蔵館:千葉点図 オンリク可
点字データ番号 N0480682
登録ファイル 全21ファイル
点字ページ数 1,217ページ
用紙サイズ B5 32モジ×22行 片面印刷
グラフィック エーデルグラフィック
ファイルサイズ 37739B
校正レベル 2校
製作注記 グラフィックファイル:18巻(1巻用),19巻(2巻用)、20巻(12巻)、21巻(16巻)
著作権処理 第37条3項の権利制限
完成日 2017年10月5日
最終更新日 2017年9月12日

注記・分類・件名など
注記・分類・件名など
原本注記 2&3対応
原本価格 2,700円
ISBN 978-4-7980-2655-8
分類(NDC) 007.64 007
一般件名 プログラミング(コンピュータ)

6点入力ソフト『やむ6点』のご紹介

無料の画面読み上げソフト NVDAや PC-Talker との組み合わせも可能な
6点入力ソフトがパソコン教室やむさんより提供開始されました。

・6点入力ソフト『やむ6点』
http://www.pcyam.com/game2/yam6ten/hp/index.htm

Windowsパソコン上で、点字を再現した6点入力を可能にします。フリーソフト。

英字・数字・情報点字・6点漢字・8点漢字(川上漢点字・補助漢字)に対応し。

動作環境:Windows XP,VISTA,7,8,10
(NetFrame 4.0必須)

このソフトを使用することにより、Windowsパソコン上から6点入力(点字入力方式)で活字仮名交じり文を入力可能です。

NVDAの点字対応状況(日本語変換IMEとの関係)

点字ディスプレイ使用時の日本語変換IMEについて説明します。

下記、NVDA2016.2で動作検証しています。また、ATOK2015以降、Microsoft IME、Microsoft Office IME2010、ソーシャルIMEで検証しました。

これら日本語変換システムにおいて、問題なく点字表示できることを確認済みです。

しかし、グーグルIMEに関しては不具合があります。

日本語変換するときに、スペースキーで変換する場合、二つ目まで正常に点字表示されますが、三つめの候補から点字表示が変わりません。(音声読み上げは正常です)

さらに、スペースキーでなく、上下キーで移動しようとすると、そこで変換が決定されてしまいます。

グーグルIMEのこの現象の回避方法は、スペースキーで移動しながら三つ目以降の候補では、Altキーを押してからスペースキーを押すと、点字に変換されて表示されます。

不思議な現象ですね。これは、不具合かもしれませんので、今後、開発をされている方に改善を要望したいです。

NVDAの点字対応状況(各レビューモードにおける点字表示の挙動)

下記の内容は、NVDA 2016.2の環境で確認しています。

NVDA + ページアップ または NVDA + ページダウンキーで「オブジェクトレビュー」「ドキュメントレビュー」「画面レビュー」のモードを切り替えることができますが、これらレビューモードにおける点字表示の挙動について説明します。レビューモードそのものの理解については、NVDAユーザーガイドの「5.6. レビューモード」です。

下記の操作のうち、点字表示の追従モードの切り替えは、 NVDA + CTRL + T です。検証は、メモ帳で確認しました。ウェブブラウザだと若干動作が異なる場合があります。

内容を読み解くには、レビューカーソルの理解が必用なのですが、若干NVDA固有の仕様もあるように思われます。音声では読み上げるのに点字だと表示が変わらない場合の参考にしてください。

点字表示が変わらない場合には、レビューカーソルを使います。テンキーの7や9でレビューカーソルを動かすと、それにともなって点字表示も動的に変化します。

●オブジェクトレビューモード時の挙動について

  • 「点字はレビューを表示」は、上下矢印キーでの追従も、レビューカーソルの追従もできます。
  • 「点字はフォーカスを表示」は、上下矢印キーでの追従も、レビューカーソルの追従もできます。

●画面レビューモード時の挙動について

  • 「点字はレビューを表示」は、上下矢印キーの追従はしません。つまり、点字表示は変わりません。レビューカーソルは追従します。
  • 「点字はフォーカスを表示」は、上下矢印キーを追従します。レビューカーソルは追従しません。

●ドキュメントレビューモード時の挙動について

  • 「点字はレビューを表示」では上下矢印キーでの追従も、レビューカーソルの追従もできます。
  • 「点字はフォーカスを表示」では上下矢印キーでは追従しますが、レビューカーソルは追従しません。

また、点字ピンディスプレイ使用時、アプリによっては、ときどき点字表示が変わらなくなるときがあります。そうしたときに、オルトキーを2回押すと点字表示が更新されるがよくあります。テクニックとして覚えておくと良いかと思います。

NVDAの点字対応状況(点字表示の情報量を調整するTIPS)

NVDA設定に「オブジェクトの表示」の項目があります。

この中の「ツールチップ情報の報告」にチェックが入っていると、点字利用者は、肝心の項目表示がすぐに消えてこの点字表示が残ってしまいます。そのため、使いにくいです。初心者については、このチェックは外しておくことをおすすめします。

次の「バルーン情報」も同じです。最初は外しておきます。

その他、NVDAには「書式情報」に関する設定もあります。これらの設定項目については、初期状態ではすべてにチェックが入っていますが、チェックが入っているということはその情報を通知したり報告するようになるわけであり、情報量が多くなります。そのため、チェック項目が増えていくと、それだけ点字による情報も大量になります。このあたりは、点字初心者、またはパソコン初心者はまずはシンプルな表示にしておいて、順次慣れてきたら、チェックを自分で入れてみて、表示を確かめていくのが良いかもしれません。

ただ、必要のため、またはテストのためにチェックを入れて、そのまま忘れてしまい、「表示がおかしくなった!」と慌てる場合もあります。この場合、標準で良いと思われる設定になっているときに、いったんその設定情報を保存しておくとよいです。

方法は、 NVDAメニューから上下矢印キーで「設定情報の保存」を見つけてエンターキーを押しておきます。

そして、何か設定状況がわからなくなったときに、NVDA+Ctrl+R」を押すと、上記で保存した状態に戻すことができます。覚えておくと便利ですよ。

ただ、こちらでもよく経験するのですが、音声は出ていても、点字が動かなくなり、上記のショートカットも効かないことがあります。その場合は、NVDAを再起動するショートカット Ctrl + Alt + N で終了・再起動をかけて戻ることが多いです。このあたり、点字ピンディスプレイを利用しているとしばしば遭遇します。

NVDAの点字対応状況(文章のレイアウトについて)

前回の点字設定の続きです。

NVDA設定の「点字設定」に「段落単位で読む」という項目があります。最初のうちは、チェック無しにしておく方が読みやすいです。

※XPリーダーなどからNVDAに移ると、
こうした項目がなかったので、とまどうからです。

次に「可能な場合単語が切れないようにする」という項目があります。ここも、善し悪しなのですが、点字を読む、と言う立場からすると、チェックを入れておくと、単語の途中で点字が切れないので
読みやすいです。

ただし、気を付けないといけないのは、例えばMail addressなど、またURLなどのように、長い点字になる単語がある場合、次の行に送られてしまうため、読み手が気がつかない可能性があります。

例えば、ボイスポッパーのアドレス帳など最初に名前が表示されて、そのあとアドレスが表示されるケースでは、アドレスは長いので、1行には名前だけしか表示されていません。読み手はうっかりアドレスが書かれていないと間違います。

NVDAの点字対応状況(「レビュー追従」と「フォーカス追従」の使い分け)

NVDAを点字ディスプレイで使用する場合「レビュー」と「フォーカス」の各モードを切り替えながら適宜操作する場面があります。

たとえば、Wordで文章を編集する際、レビューモードだと点字ディスプレイのタッチカーソルによる移動が効きません。一方、フォーカスモードならタッチカーソルによる移動が可能です。ただし、メモ帳では、レビューモードの状態でもタッチカーソルを2回押すことで移動が可能です。メモ帳と同じ動作をするアプリは少なく、通常、レビューモードではタッチカーソルによる移動は出来ません。ここは、NVDAを使い始めた方が、よく間違うところなので、注意が必要です。将来的に、仕様変更が行われる可能性はありますが、現バージョン(2016.1)では使用する場面やナビゲーションコマンドの使い分け等により、これらのモードを切り替える必要があります。タッチカーソルについてはここの説明がわかりやすいです。

これら「フォーカス」と「レビュー」の点字追従モードを切り替えるにはNVDAのキー操作である NVDA + Ctrl + T が便利です。点字表示のフォーカス追従とレビューカーソル追従を切り替えます。キー操作で切り替えるごとに「点字はレビューを表示」と「点字はフォーカスを表示」と、それぞれ読み上げと点字出力があります。NVDAの設定メニューから点字設定を出して変える方法もありますが、いったん点字設定が切れて再接続になるので、時間が少しかかります。

NVDAの点字対応状況(点字設定について)

今回は、NVDAの設定のうち「点字設定」について開設します。

点字設定ダイアログを開き、タブキーで送っていくと、
「コンピューター点字(NABCC)を使用」というチェックボックスがあります。
初期設定ではチェックは入っていません。通常、チェックなしで大丈夫です。
※NABCCを使いたい場合は、スペースキーでチェックを入れます。

次に「カーソル点滅速度(ミリ秒)」という設定です。初期設定だと500となっています。通常、変更する必要はありません。

次は「メッセージの表示終了待ち時間(秒)」です。ここは最大が20秒までです。
これは日本語設定の中の「点字メッセージの表示終了待ち時間の設定を有効化」のチェックボックスと関連があります。
初期設定ではチェックは入っていません。その場合は点字設定の待ち時間は無効となります。通常、チェックなしが使いやすいです。

例えば「うめ」と打ってスペースキーを押すと「ウメ ニュウバイノ バイ」と点字ディスプレイに表示されますが、上記の有効化にチェックが入っており、秒数が10秒で設定している場合、10秒で自動的に「梅」に変わってしまいます。点字を読む速度が遅かったりすると、確認途中で漢字の詳細読みの内容が消えてしまい不都合です。
※ボイスポッパー、サーチエイドでは、ここを無効にしておかないと、とても使いにくいです。

次は「点字表示切り替え」で、「レビュー」と「フォーカス」を上下キーで切り替えられます。初心者には「レビュー」にすることをおすすめします。
「フォーカス」表示設定だと、点字の表示がやたらと多くなり、読むのに時間がかかってしまいます。

ブレイルメモBM46の場合で、例を挙げます。
Windows7でスタートメニューを出して、一番上の「やむメール」を選択した場合で説明します。

「レビュー」設定では、点字で「ヤム メール ・・」と表示されます。

「フォーカス」設定では

「ジルシ オヨビ シタヤジルシヲ シヨー シマス。 ヤム メール・・・」

と表示されます。

さらに、点字ディスプレイのスクロールキーを左に戻しますと、本当は、

「スタート メニュー ヨク ツカウ プログラム メニュー
1バンメノ ウインドート 2バンメノ ウインドー オヨビ デンゲン
ボタンヲ フクム セクションカンヲ イドー スルニワ タブヲ シヨー
シマス。イチラン コーモクカンノ イドーニワ ウエヤジルシ オヨビ
シタヤジルシヲ シヨー シマス。ヤムメール・・・」

と言うようにでますので、フォーカス設定では、初心者は戸惑います。

すべての設定を確認したら、タブキーで OK までいきエンターキーを押します。

以上、点字設定ダイアログの説明でした。

NVDAの点字対応状況(パソコンと接続)

今回はNVDAと点字ディスプレイとの接続方法です。概略のみ記載します。

接続には三つの方法があります。

1.シリアル接続
RS232Cシリアルケーブルを用いて有線で接続する方式です。KGSのブレイルノートシリーズ、ブレイルメモBM24、46等で  利用できますが、旧い規格のため、パソコンに接続端子がないものが増えてきました。

2.USB接続
USBケーブルを用いて有線で接続する方式です。現在普及しているほぼすべての機種で接続できます。

3、Bluetooth接続
無線で接続する方式です。点字ディスプレイと接続するまでの設定がやや難しいです。接続方法の概略を示します。


  • まず、NVDAメニューの設定を開きます。参考:NVDAメニューの表示方法。次に、下矢印キーで「点字設定」を選択してエンターキーを押します。
  • 点字ディスプレイの設定ダイアログが開きますので、最初に使用する点字ディスプレイの種類を選びます。

  • 次に接続ポートを選びます。「自動設定」で繋がれば良いのですが、繋がらない場合が多く、そのときは手動で設定する必要があります。

  • 現在のNVDAは改良されていて、必要なポートが一覧に表示されている場合が多いのですが、でていない場合は、コントロールパネルのデバイスマネージャーを開いて、ポートの確認をします。

※Bluetooth接続の場合は、各点字ディスプレイのマニュアルを参照して下さい。

また、点訳方式は、日本語で使用する場合、通常次の通りです。


  • 出力テーブルは「日本語6点情報処理点字」を選びます。

  • 入力テーブルは「アメリカ英語8点コンピューター点字」がデフォルトになっていると思いますが、そのままでかまいません。

より詳細な説明については、NVDA日本語版の説明のヘルプドキュメントが有益です。参考:NVDAユーザーガイドや日本語版の説明を読むには

NVDAの点字対応状況(点字ディスプレイについて)

現在、日本で普及している点字ディスプレイは、KGS社の製品HIMS社のブレイルセンスシリーズ等(エクストラ社が日本語化カスタマイズ販売)が知られています。前者は文書編集に特化して使いやすく、従来より評判の良い点字ディスプレイです。後者は韓国のHIMSが製造しておりますが、日本語化や独自の機能追加を行い国内で販売するのはエクストラ社です。ブレイルセンスについては、単体でインターネット接続もできるようになっておりメールやSNS、サピエでの点字読書までできるという優れものです。

NVDA日本語版は、国内で普及しているこれら点字ディスプレイの日本語表示に対応しています。

KGS社製の点字ディスプレイについて、私たちで動作確認できている機種は、ブレイルノートBN46C、 ブレイルノートBN46D、ブレイルノートBN46X、ブレイルメモBM24、ブレイルメモBM46、ブレイルメモポケット、ブレイルテンダー、ブレイルメモスマートBMT16、ブレイルメモスマートBMT40です。ただし、現在製造されて販売されているのは、ブレイルメモスマートBMT16と、BMT40のみです。

その他の点字ディスプレイの対応状況については、NVDAユーザーガイドや日本語版の説明を読むにはの各説明資料を参考に確認することができます。