NVDAメニューの「設定(S)」のキーボード操作について

NVDAメニューの「設定(S)」のキーボード操作について

今回は、より効率的な操作が可能になった
「設定(S)」のキーボード操作をご紹介します。

■「設定(S)」の概要
「NVDA2018.2.jp」から通常の設定メニューが、
「設定(S)」にカテゴリとしてまとめられました。
また今まで別々だった「音声エンジン」と「音声設定」が
音声カテゴリにまとめられました。

NVDAメニューから「設定(P)」でEnterキーを押し、
続いて「設定(S)」でEnterキーを押して開くと
11のカテゴリーがリストとして並んでいます。
そしてそのカテゴリーリストの1番上の
「一般カテゴリー」にフォーカスされています。
従来の設定はこのカテゴリーリストに並んでいます。
カテゴリーリストで上下矢印キーを押すと
異なるカテゴリーに移動し選択することができます。
選択したカテゴリーの中の個々の設定項目をを移動するにはTabキーを押します。
カテゴリーリストを移動した状態ですでにフォーカスされていますので、
そのカテゴリーを開くためにEnterキーを押す必要はありません。
Enterキーを押すとそのカテゴリーでの「OK」ボタンを押したことになり、
NVDAメニューが閉じます。

各カテゴリーには、個々の設定項目と「OK」「キャンセル」「適用」の各ボタンがあります。
また、「設定(S)」のどこにいてもCtrl+Tabを押すと次のカテゴリーに移動できます。
Ctrl+Shift+Tabを押すと逆向きにカテゴリーを移動できます。

旧バージョンでは例えば「一般設定」と「キーボード設定」を行う場合、
NVDAメニューを開きなおす必要がありましたが
「NVDA2018.2.jp」から「設定(S)」で通常の設定を行う場合はその必要はなくなり、
「設定(S)」を開いたまま、異なるカテゴリーの設定ができるようになりました。

また冒頭で書きましたが、
「音声エンジン」と「音声設定」も「音声カテゴリー」にまとめられています。
以下、「音声カテゴリー」の設定を「■実際の設定例 その1」で、
異なる複数のカテゴリーを設定する場合を
「■実際の設定例 その2」でご紹介します。

■実際の設定例その1
  ―音声カテゴリの設定例―
それでは実際に「音声カテゴリー」で音声エンジンと音声を選択し、
速さ、高さを設定してみましょう。
(実際に選べる音声エンジンは環境によって異なります。)

≪〈これから行う設定内容〉
 1.音声エンジンを「J-Talk」から「Windows OneCore 音声」に変更する。
 2.音声を「Microsoft Haruka」に変更する。
 3.「速さ」を70に変更する。。
 4.高さを60に変更する。

〈設定手順〉
1)NVDA+Nを押してNVDAメニューを開きます。
2)下矢印キーを押して設定(P)でEnterキーを押し、設定(P)を開きます。
3)1番上の設定(S)にフォーカスがありますのでそのままEnterキーを押します。
NVDAは「NVDA:一般(通常の設定)ダイアログ カテゴリー(C)リスト一般1の11」などと読み上げ、
カテゴリーが11のリストになっていること、一つ目の「一般カテゴリー」ーにフォーカスしていることが分かります。
4)下矢印キーを押し「音声カテゴリー」に移動します。
5)Tabキーを押し「音声カテゴリー」の中の最初の項目に移動します。
現在使用している音声エンジンの名前を読み上げます。
NVDAは「音声エンジン(S)グループ 
・・・J-Talk」などと読み上げます。
6)さらにTabキーを押して「変更する」ボタンまで移動しSpaceキーを押します。
7(音声エンジンの選択ダイアログが開きます。
上下矢印キーを押すと変更できる音声エンジンを読み上げます。
ここでは 「Windows OneCore 音声」 まで
上下矢印キーで移動し選択します。
8)Tabキーを何度か押して「OK」ボタンまで移動しSpaceキーを押します。
音声選択ダイアログが閉じてフォーカスは「音声カテゴリー」の最初の項目に移動しています。
変更した音声エンジンの名前を読み上げます。
ここでは「Windows OneCore 音声」 と読み上げます。
9)Tabキーを押して「音声」まで移動します。
10)下矢印キーで「Microsoft Haruka」まで移動し音声を「Microsoft Haruka」に変更します。
11)さらにTabキーを押して「速さ」まで移動します。
12)上下矢印キーで速さを70に変更します。
13)さらにTabキーを押して「高さ」まで移動します。
14)上下矢印キーで「高さ」を60に変更します。
15)Tabキーを押して「OK」ボタンまで移動しEnterキーを押します。

これで音声エンジンを「Windows OneCore 音声」に
音声を「Microsoft Haruka」に「速さ」を70に、「高さ」を60に変更することができました。

■実際の設定例 その2
  ―異なる複数のカテゴリーを設定する例―

≪〈これから行う設定内容〉
1.「一般カテゴリー」で終了オプションを表示しない設定をする。
2.「書式とドキュメント情報カテゴリー」でリンクとリストを通知しない設定をする

〈操作のヒント〉
カテゴリーリストの1番目は「一般カテゴリー」です。
カテゴリーリストの10番目は「書式とドキュメント情報カテゴリー」です。

「設定(S)」のどこにいてもCtrl+Tabの操作で次のカテゴリーへ移動できます。
カテゴリーリストにいる場合は上下の矢印キーでも他のカテゴリーに移動できます。
ですが上下矢印キーでカテゴリーリストを一巡することはできません。

「書式とドキュメント情報カテゴリー」は4つのグループに分かれています。
4つのグループは「フォント」、「ドキュメント情報」、「テーブル情報」、「要素」の順に並んでいます。

〈設定手順〉
1)NVDA+Nを押してNVDAメニューを開きます。
2)下矢印キーを押して「設定(P)」でEnterキーを押し、「設定(P)」を開きます。
3)1番上の「設定(S)」にフォーカスがありますのでそのままEnterキーを押します。
NVDAは「NVDA:一般(通常の設定)ダイアログ カテゴリー(C)リスト一般1の11」などと読み上げ、
カテゴリーが11のリストになっていること、一つ目の「一般カテゴリー」ーにフォーカスしていることが分かります。
4)Tabキーを押して「一般カテゴリー」の中の「NVDA終了時に終了オプションを表示」まで移動します。
5)チェックボックスでのチェックの有無で設定できます。
Spaceキーを押してチェックを外します。
NVDAは「チェックなし」と読み上げます。
6)Ctrl+Shift+Tabキーを2回押して
「書式とドキュメント情報カテゴリー」へ移動します。
7)Tabキーを押して「書式とドキュメント情報カテゴリー」の中の
「要素グループ」の中の「リンク」まで移動します。
(操作に慣れたら、Shift+Tabの操作の方が近いです。)
8)Spaceキーを押して「リンク」のチェックを外します。
9)Tabキーを押して「リスト」に移動します。
10)Spaceキーを押して「リスト」のチェックを外します。
11)Tabキーを押して「OK」ボタンまで移動し、Enterキーを押します。
NVDAメニューが閉じます。

これで終了時に終了オプションが表示されなくなりました。
他のスクリーンリーダーと頻繁に切り替えてご使用になる場合などに便利です。
また、ウェブページを読む場合などに
「何々リンク」、「リスト何々項目」「リストの外」などの読み上げがなくなります。
慣れているウェブページを読む場合は
リンクやリストなどの報告が煩わしく聞こえる場合があります。
リンクやリストの報告がなくても
「一文字ナビゲーション」の「K」や「L」などの操作で
リンクやリストの位置を知ることができます。

適宜設定してお使いください。

起動直後のようこそ画面とサウンドを抑制するには

NVDAを使っていて慣れてくると少し煩わしくなるかもしれないのが、起動すると毎回出てくる「ようこそ画面」、それから起動と終了で聞こえる「サウンド」です。今回は、このようこそ画面とサウンドの抑制方法について説明します。

本記事と合わせて NVDAの「ようこそ画面」にようこそ についても参考にしてください。

以下の説明中「NVDAメニュー」の開き方については、 こちらの記事 をご覧ください。

1.起動直後のようこそ画面を非表示にする

(1)NVDAメニューを開きます。
(2)下矢印キーで「ヘルプ」までいき、エンターキーを押します。ヘルプメニューの一覧が表示されます。
※このとき H を押すと一発で該当箇所へジャンプすることもできます。
(3)ヘルプメニューには「NVDA日本語版の説明」「ユーザーガイド」「コマンド一覧表」「最新情報」「NVDA Web サイト」「ライセンス」「貢献者」「ようこそ画面」「更新を確認」「NVDAについて」があります。
(4)下矢印キーで「ようこそ画面」を探して、見つかったらエンターキーを押します。ようこそ画面が開きます。
(5)タブキーで「NVDA起動時にこのダイアログを表示」を探します。
(6)「チェック」と読み上げるようであれば、スペースキーで「チェックなし」にします。
(7)タブキーで「OK」を探して、見つかったらエンターキーを押します。
(8)以上、次回起動からようこそ画面が表示されなくなります。

2.起動と終了のサウンドを抑制する

(1)NVDAメニューを開きます。
(2)下矢印キーで「設定」を見つけて、エンターキーを押します。設定の一覧が表示されます。
(3)エンターキーを押します。「一般設定」のダイアログが開きます。
(4)タブキーで「NVDAの起動と終了のサウンド」を探します。
(5)「チェック」と読み上げるようであれば、スペースキーで「チェックなし」にします。
(6)タブキーで「OK」を探して、見つかったらエンターキーを押します。
(7)以上、次回起動と終了ではサウンドが鳴らなくなります。

NVDAユーザーガイドや日本語版の説明を読むには

今回は、NVDAのユーザーガイドや日本語版の説明を読む方法についてご紹介します。

以下の説明中「NVDAメニュー」の開き方については、 こちらの記事 をご覧ください。

NVDAを本格的に使い始めるに当たっては、いわゆる取扱説明書となる「ユーザーガイド」を閲覧するとよいです。ユーザーガイドにはNVDAの使い方のすべてが載っていますので、ぜひ一読することをお勧めします。また、日本語版独自の説明書として「NVDA日本語版の説明」もあります。日本語で独自に拡張した機能について掲載されています。

1.「ユーザーガイド」を開く方法

(1)NVDAメニューを開きます。
(2)下矢印キーで「ヘルプ」までいき、見つかったらエンターキーを押します。ヘルプメニューの中の一覧が表示されます。
※このとき H を押すと一発で該当箇所へジャンプすることもできます。
(3)ヘルプメニューには「NVDA日本語版の説明」「ユーザーガイド」「コマンド一覧表」「最新情報」「NVDA Web サイト」「ライセンス」「貢献者」「ようこそ画面」「更新を確認」「NVDAについて」があります。
(4)「ヘルプ」メニューが開いたら、下矢印キーで「ユーザーガイド」を選んでエンターキーを押します。
(5)ユーザーガイドが開きます。

2.「NVDA日本語版の説明」を開く方法

(1)NVDAメニューを開きます。
(2)下矢印キーで「ヘルプ」までいき、見つかったらエンターキーを押します。ヘルプメニューの中の一覧が表示されます。
※このとき H を押すと一発で該当箇所へジャンプすることもできます。
(3)ヘルプメニューには「NVDA日本語版の説明」「ユーザーガイド」「コマンド一覧表」「最新情報」「NVDA Web サイト」「ライセンス」「貢献者」「ようこそ画面」「更新を確認」「NVDAについて」があります。
(4)「ヘルプ」メニューが開いたら、下矢印キーで「NVDA日本語版の説明」を選んでエンターキーを押します。
5)NVDA日本語版の説明が開きます。

3.ユーザーガイドや日本語版の説明を読む方法

上記の操作で各説明書を開いた後の操作となります。

ユーザーガイドや日本語版の説明は、ウェブコンテンツの構造で作成されています。従って、インターネットをする際のキーボードナビゲーションが使用できます。ユーザーガイドで特に有効的なキー操作は H です。ウェブコンテンツだと H は「見出しジャンプ」として使用できます。これらユーザーガイドや日本語版の説明での操作では、このジャンプ機能を使って、目次単位に自分が必要とする部分を閲覧すると効率的です。目的の見出しが見つかったら、基本的に上下矢印キーで一行ずつ読み進めます。

4.説明を閉じるには

ユーザーガイドや日本語版の説明の画面を閉じるには、Windows共通のキー操作 Alt + F4 を使います。
または、 Alt キーを押して離してから「システムメニュー」を表示させて、上または下矢印キーで「閉じる」を選択しエンターキーを押すことでも実行することができます。

NVDAをインストールしたら最初にする設定

NVDAをインストールしたら、これだけはやっておきたい設定について紹介します。

最初の設定をした方が良い物として、おそらく、下記の三つではないでしょうか。

1.自動起動の設定
2.音声の設定
3.キーボードレイアウトの設定

以下、具体的に手順を紹介します。

1.自動起動の設定

(1) こちらの記事 で紹介したようなやり方でNVDAメニューを開きます。
(2)上または下矢印キーで「設定」を探し、見つかったところでエンターキーを押します。設定メニューが展開します。
(3)続けて「一般設定」が選択されています。エンターキーを押します。一般設定ダイアログが開きます。
(4)タブキーを何回か押していくと「Windowsへのログオン後にNVDAを自動的に開始」という設定項目があります。
(5)スペースキーで「チェック」と読み上げる状態にします。
※お使いのNVDAのバージョンによっては初期設定でチェックが入っている場合があります。
※チェックがつくとNVDA起動時(パソコン起動時)に毎回自動的にNVDAが開始します。
(6)タブキーを押していき「ログオン画面でNVDAを使用(管理者権限が必要です)」という設定項目があります。
(7)スペースキーで適宜設定します。チェックがついている状態ではユーザー名やパスワードを入力する画面や、Windows10ではロック画面などでNVDAで読み上げが有効になります。チェックを外すと無効になります。
(8)タブキーで「OK」までいきエンターキーを押します。
(9)ログオン画面の有効/無効を切り替えた場合にはここでユーザーアカウント制御ダイアログが表示される場合があります。適宜操作します。問題なければタブキーなどで「はい」を選択してエンターキーを押します。
(10)自動起動の設定はここまでです。

一般設定ダイアログ

2.音声の設定

NVDA日本語版の初期設定は JTalk という合成音声が使われています。女性音です。NVDA日本語版の JTalk ではこのほかに男性音にも切り替えることができます。お好みで設定してみてください。

(1) こちらの記事 で紹介したようなやり方でNVDAメニューを開きます。
(2)上または下矢印キーで「設定」を探し、見つかったところでエンターキーを押します。設定メニューが展開します。
(3)上または下矢印キーで「音声設定」を探し、見つかったらエンターキーを押します。下矢印キーの場合3回押します。音声設定ダイアログが開きます。
※似た設定項目に「音声エンジン」もあるので注意を。
(4)上矢印キーを押します。「M001」と読み上げ、男性音の声に切り替わります。
(5)タブキーを押して「速さ」を選択します。
(6)上または下矢印キーで読み上げ速度を調節します。上矢印キーで早くなり、下矢印キーで遅くなります。
(7)そのほかにもタブキーでいろいろな設定項目がありますが、今回は最低限の部分だけに絞りますので割愛します。
(8)タブキーで「OK」までいってエンターキーを押します。
(9)音声の設定はここまでです。

音声設定ダイアログ

3.キーボードレイアウトの設定

キーボードレイアウトの設定をしておくと、デスクトップパソコンのようなフルサイズのキーボードの場合と、ノートパソコンのようなテンキーのないキーボードとで、よりそれぞれのレイアウトに最適化した状態で使えるようになります。NVDAの独自のコマンドを使っていない場合はあまり関係ないかもしれませんが、使いこなしていくごとに独自のコマンドを操るようになりますので、今のうちに設定しておきましょう。なお、NVDAをインストールした初期状態ではデスクトップレイアウトです。

(1) こちらの記事 で紹介したようなやり方でNVDAメニューを開きます。
(2)上または下矢印キーで「設定」を探し、見つかったところでエンターキーを押します。設定メニューが展開します。
(3)上または下矢印キーで「キーボード設定」を探し、見つかったらエンターキーを押します。下矢印キーの場合5回押します。キーボード設定ダイアログが開きます。
(4)下矢印キーを押すと「ラップトップ」が選択されます。ラップトップは、いわゆるノートパソコン向けのレイアウトです。上矢印キーを押すと「デスクトップ」が選択されます。選択した状態はNVDAが読み上げます。
(5)タブキーで「OK」までいってエンターキーを押します。
(6)キーボードレイアウトの設定はここまでです。

キーボード設定ダイアログ

以上、お試しください。

NVDAヘルプデスクでは、上記の操作法についてのご相談やサポートを実施しております。サポートについて詳しく知りたい方は こちらまで お願いいたします。

NVDAメニューの表示方法

◆NVDAメニューの開き方

こちらの記事でご紹介しましたように 、 NVDAメニューは、NVDAキーと N で開くことができます。(NVDAキーを押しながら N です)

メニューが開くと「NVDA メニュー」と発声します。

メニューには以下のような項目が並んでいます。

・設定(&P)
・ツール(&T)
・ヘルプ(&H)
・設定プロファイル(&C)
・前回保存された設定に戻す(&R)
・設定のリセット
・設定情報の保存(&S)
・寄付(&D)
・終了(&X)

NVDAメニュー

メニュー項目の一覧はアドオンのインストール状況等で変わる場合があります。

NVDAの各種設定や管理をするには、必ずこのメニューを使いますので、
まず最初にこの操作を知っておいてください。

◆NVDAメニューでできること

ユーザーガイドに、以下のように記述されています。

NVDAメニューでは、NVDAの設定変更、ヘルプへのアクセス、設定情報の保存/読み込み、読み上げ辞書の編集、その他の追加のツールの使用、NVDAの終了ができます。
NVDA実行中に、Windowsの任意の状態からNVDAメニューを開くには、NVDA+Nを押すか、タッチスクリーンで2本指の2回タップをします。また、NVDAメニューには、WindowsのシステムトレイにあるNVDAアイコンからもアクセスできます。アイコンをマウスで右クリックする方法と、Windowsキー+Bを押してシステムトレイに移動し、矢印キーでNVDAアイコンを選択してアプリケーションキーを押す方法のどちらも利用できます。メニューが開いたら、矢印キーでメニュー項目間を移動し、Enterキーで項目を開くことができます。

最初は「設定」メニューのなかの「音声エンジン」「音声設定」を開き、自分の使いやすい音声の速さや・高さに設定することになるでしょう。また「一般」のWindows起動時に自動的にNVDAを起動するかの設定も重要です。詳細は、今後の記事でご紹介します。

NVDAの「ようこそ画面」にようこそ

NVDAのインストールが完了するとNVDAのようこそ画面が表示され、読み上げが始まります。
この段階では、インストール作業に使用した普段お使いのスクリーンリーダーの読み上げと、
NVDAの読み上げが重なっています。

普段ご使用のスクリーンリーダーは読み上げない状態にして、
NVDAの読み上げを聴いてみてください。
PCTalkerをお使いの場合は、Alt+Ctrl+F3を押して終了できます。

◆「ようこそ画面」でできること

この画面ではNVDAを使用するための最低限の設定項目があります。
「NVDAキーをどのキーに割り当てるか、」や「NVDAの起動時に毎回「ようこそ画面」を表示するか」や「NVDAを自動起動するか」などです。

◆NVDAキーってなあに?

NVDAをお使いになるときに、読み上げの制御(コマンド)の基本となるキーがNVDAキーです。
単独で使うことはありませんがほかのキーと組み合わせて、
読み上げを制御したり、何らかの操作(ゼスチャー)を実行したり、各種の設定をすることができます。

通常、NVDAキーはインサートキーです。
インサートキー
また、NVDA日本語版では無変換キーをNVDAキーとして割り当てることも可能です。

NVDA日本語版では、初期設定でインサートキーも無変換キーもNVDAキーとして使用できます。
無変換キー
※インサートキーはナムロックの状態により点キーの0でも代替えできます。

例えば、NVDAの設定や管理などを行うNVDAメニューは、
NVDAキーと [N] です。
一方、NVDAを終了するには、NVDAキーと [Q] となります。
これらの操作で使用する「NVDAキー」はインサートキーまたは無変換キーとなるわけです。

◆「ようこそ画面」の操作

NVDAが以下のように読み上げた後、5つのチェックボックスを読み上げます。

ようこそ画面

NVDAへようこそ!
NVDAを押しながら他のキーを押すといろいろな操作ができます。
InsertキーがNVDAキーとして使えます。
NVDAキーとNを押すとNVDAメニューが開きます。
NVDAメニューにはNVDAの設定の変更・説明・その他の機能があります。
なお、英語キーボードではCaps lockキーをNVDAキーとして使えます

オプショングループ
——
(ここからチェックボックスの読み上げです。)
・無変換をNVDAとして使用 チェックボックス チェック
・変換をNVDAキーとして使用 チェックボックス チェックなし
・英語キーボードのCaps lockキーをNVDAキーとして使用 チェックボックス チェックなし
・Windowsへのログオン後にNVDAを自動的に開始  チェックボックス チェックなし
・NVDA起動時にこのダイアログを表示 チェックボックス チェック

操作はTabキーを押して各チェックボックスを移動します。
適宜Spaceキーを押してチェックを入れたり外すことができます。

また、NVDAが起動するたびに「ようこそ画面」が表示されます。
この「ようこそ画面」を閉じるにはエンターキーを押します。

補足:NVDAキーとして設定した無変換キーや変換キーを2回続けて押すと、
文字を入力するための無変換キー、変換キーとして使えます。

◆「ようこそ画面」を再表示する

「NVDA+N」を押して、NVDAメニューを開きます。
上下矢印キーでヘルプまで移動しEnterキーを押します。
上下矢印キーで「ようこそ画面」まで移動しEnterキーを押します。
この操作で「ようこそ画面」が再び表示されます。

スクリーンリーダー「NVDA」をパソコンにインストールしましょう(インストール編)

スクリーンリーダー「NVDA」をパソコンにインストールしましょう(ダウンロード編) の続きです。


2.使用許諾契約書に同意する

インストール準備が整うと下がり調子と上がり調子のタララランが鳴ります。この段階では、まだNVDAのインストールは完了していませんが、NVDAの「JTalk」という音声の女性音が聞こえてきます。

耳慣れない音声で操作するよりも、一度このNVDAの音声を「読み上げなし」の状態にして、普段お使いのスクリーンリーダーの音声で操作することをお勧めします。
使用許諾契約書とインストールの画面

(1)無変換+Sを押してNVDAを「読み上げなし」の状態にします。
(無変換キーはSpaceキーの左隣のキーです。)
(2)使用許諾契約書の画面です。Tabキーで「同意する」を探します。なお、使用許諾条項は英文です。矢印キーを押して確認できます。
(3)同意する場合はSpaceキーを押してチェックを入れます。
(4)Tabキーを数回押して「このコンピュータにNVDAをインストール」まで移動してEnterキーを押します。


3.インストールの条件を選択する

この画面には2つのチェックボックスと、「継続」、「キャンセル」の項目があります。チェックボックスの内容は次の通りです。

・デスクトップにアイコンとショートカットキー(Ctrl+Alt+N)
・ログオン画面でNVDAを使用

ログオン画面は、スクリーンセーバーから復帰するときやパスワードを入力するときなどに表示される画面です。

(1)Tabキーを押して、「ログオン画面でNVDAを使用」まで移動します。初期設定はチェックが入っています。適宜切り替えてください。
(2)Tabキーを押し「継続」まで移動しEnterキーを押します。
インストールの設定画面


4.ユーザーアカウント制御ダイアログで「はい」を選択する

ユーザーアカウント制御の画面が表示され、フォーカスは「いいえ」にあります。
以下のように表示されます。

安全操作の画面
ユーザーアカウント制御のメッセージ
次のプログラムにこのコンピューターへの変更を許可しますか?
NVDA 確認済みの発行元
Alt+Yは「はい」 Enterは「いいえ」

(1)左矢印キーを押し「はい」まで移動し、Enterキーを押します。
(2)ピッピッピッという、インストールの進行状況を示すサウンドが流れ始めます。
NVDAのインストール中の画面
補足:この画面での操作を特に急ぐ必要はありませんが、一定の時間を過ぎても何も操作しないでいるとインストールに失敗する場合があります。


5.インストール完了のメッセージにOKする

インストールが正常に完了すると、以下のように表示されます。

インストール完了のメッセージ
NVDAのインストールは成功しました。
インストールされたNVDAを実行するために「OK」を押してください。
Enterは「OK」

(1)読み上げは、フォーカスが「OK」にあることを示していますが、この読み上げの後操作可能な画面が他にずれる場合があります。その際は、Altキーを押しながら、何度かTabキーを押して、NVDAの完了画面を表示させます。
(2)フォーカスはすでに「OK」にありますのでそのままEnterキーを押します。
インストール完了の画面


6.NVDAが起動し、「ようこそ画面」が表示される

(1)「タラララン」という上がり調子のサウンドが流れ、NVDAが起動します。
(2)NVDAのJTalkという女性の音声が、NVDAようこそ画面を読み上げます。読み上げ始めない場合は、Alt+Tabキーを何度か押して「ようこそ画面」に切り替えてください。
(3)Enterキーを押して画面を閉じます。
(4)以上でインストール作業は終了となります。


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スクリーンリーダー「NVDA」をパソコンにインストールしましょう(ダウンロード編)

前回「スクリーンリーダー「NVDA」をパソコンにインストールしましょう(概説編)」 の続きです。


1.NVDA日本語版の最新バージョンのダウンロード方法

〈Internet Explorer を使用する場合〉

直接ダウンロードする方法で説明します。

(1)「Internet Explorer」を起動します。
※ここでは起動方法は省略します。
(2)Altキーを押しファイルメニューの「開く」でEnterします。
(Altキーを押さずに、Ctrl+Oを押しても同じ画面を表示できます。)
(3)すでにフォーカスは開くファイル名を入力するエディットフィールドにありますので、すべて半角文字で、
i.nvda.jp
と入力しEnterキーを押します。
ファイル名を入力するエディットフィールド
(4)これで直接NVDAをダウンロードするリンクが開きます。
(5)このリンクが開くとセキュリティの警告メッセージが表示されます。
「このファイルを保存または実行しますか?」の後に
ダウンロードするファイルの名前、種類発信元などを読み上げます。
この画面には、「保存」「実行」「キャンセル」の3つの項目があります。
(6)Alt+Nを押して通知バーに移動します。
セキュリティの警告メッセージ
(7)TabキーまたはShift+Tabキーで「実行」を選択し、Enterキーを押します。ダウンロードが始まります。
(8)ダウンロードが終了するとサウンドが流れます。


〈NetReader ⅱを使用する場合〉

直接ダウンロードする方法で説明します。

以降「NetReader ⅱ」を「NetReader」と表記します。

(1)NetReaderを起動します。
※NetReaderの起動方法は省略します。
(2)Altキーを押しファイルメニューの「開く」でEnterします。
(Altキーを押さずに、Ctrl+Oを押しても同じ画面を表示できます。)
(3)すでに入力フォーカスは開くファイル名を入力するエディットフィールドにあります。すべて半角文字で
i.nvda.jp
と入力しEnterキーを押します。
(4)すると直接NVDAをダウンロードするリンクが開きます。    
(5)このリンクが開くとセキュリティの警告メッセージが表示されます。画面には、保存Sの確認、実行Rの確認、キャンセルの確認の3つの項目があります。
(6)Tabキーで「実行」を選択し、Enterキーを押します。
(7)画面が切り替わり、Tabキーでさらに「実行」を選択し、Enterキーを押します。
(8)ダウンロードが終了しサウンドが流れます。


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スクリーンリーダー「NVDA」をパソコンにインストールしましょう(概説編)

◆インストールする前に

NVDAはUSBメモリなどで持ち運べるタイプのポータブル版を作成することもできますが、ここではパソコンに初めてインストールすることとします。

NVDAは基本的にインターネットからダウンロードしてパソコンに入れる作業(インストール)することにより使用できるようになります。

今回の操作にあたっては、すでに他のスクリーンリーダーがインストールされていて、その読み上げる音声を聞きながらキーボード操作ができる状況を想定します。

キー操作の説明で例えば、「Ctrl+O」としている場合は、Ctrlキーを押しながら「O」を押す意味です。

◆インストール手順の概要

今回より3回にわたり、記事を分けて説明します。

Windowsの標準ウェブブラウザ「Internet Explorer」と高知システム開発から発売されている「NetReader ⅱ」について、まずはNVDAのダウンロード方法を説明します。

どちらのブラウザでも、大まかなインストールの流れは以下のようになります。

1.ダイレクトダウンロードリンクを入力してダウンロードする
2.使用許諾契約書に同意する
3.インストールの条件を選択する
4.「ユーザーアカウント制御ダイアログ」の画面で「はい」を選択する
5.インストール完了のメッセージにOKする
6.NVDAが起動し、「ようこそ画面」が表示される

◆NVDAをインストールする操作手順

それでは実際にNVDAをインストールしてみましょう。

(続く)


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