ウェブページ読み込み時に自動的な読み上げを抑制する設定

Internet Explorer(IE) や Firefox などのブラウザーを用いてウェブページを読み込んだとき、NVDAは通常、ページの読み込みが完了した時点で最初から読み上げ始めます。

この際、コントロールキーを短く1回押すと、その場で読み上げは中段できるため、慣れてしまえば自動的に読み上げ初めても気にならないかもしれません。

しかし、ある程度NVDAとウェブブラウザとの組み合わせの使い方に慣れてくると、この児童読み上げが煩わしくなる人もいると思います。NVDAは、そのような人のために、きちんと自動読み上げを抑制する設定があります。

以下で手順を示します。

1)NVDA + N でNVDAメニューを開きます。
※NVDAキーは日本語版を使用している場合、無変換キーかインサートキーです。

2)下矢印キーで「設定」まで進みます。

3)エンターキーを押します。設定メニューの項目が表示されます。

4)下矢印キーで「ブラウズモード」まで進みます。

5)エンターキーを押します。ブラウズモードの設定ダイアログが表示されます。

6)タブキーで「ページ読み込み時に自動的に読み上げる」まで進みます。

7)その場でスペースキーを押します。「チェックなし」と読み上げます。
※「チェック」と読み上げた場合はすでに自動読み上げは無効になっています。

8)エンターキーを押します。設定状態が変更されて元の画面に戻ります。

9)再度 NVDA + N を押します。

10)上矢印キーで「設定情報の保存」まで進みます。

11)エンターキーを押します。先ほど設定した「自動読み上げ」の情報が保存されます。

12)以上で設定完了です。

次回より、ウェブブラウザでページを読み込んだときに自動的に読み上げすることがなくなりました。わざわざコントロールキーを押して読み上げをストップさせないですむようになりましたね。

ヘルプデスクでは、上記設定の仕方が不明な方向けに電話やメール、スカイプによるサポートを実施しています。サポートを利用するには会員登録(無料)が必用です。詳細は以下より。

nvda.help/services

NVDAのキーボード配列

NVDAには、大きく2つのキーボードレイアウトがあります。

1つがデスクトップレイアウト、もう1つがラップトップレイアウトです。

これらの設定は NVDA メニューを開き、設定メニューのキーボードで変更できます。

手順

1)NVDAメニューを開きます。開き方は NVDA+N です。
2)下矢印キーを押して「設定」を選びます。
3)右矢印キーまたはエンターキーを押します。
4)下矢印キーで「キーボード設定」を探します。
5)エンターキーを押します。
6)「キーボード設定」のダイアログが開きます。
7)その場で上矢印キーまたは下矢印キーで「デスクトップ」「ラップトップ」どちらかを選びます。
※初期設定ではデスクトップがが選択されています。。
8)どちらかを選んだらエンターキーを押します。
※やり直ししたい場合はエスケープキーを押して1)の手順からスタートします。
9)設定完了です。

説明

1)デスクトップレイアウト
テンキーのついたキーボード向けに NVDA で使用する各種キーボード操作(コマンド)の割り当てがされています。
デスクトップレイアウト設定イメージ

2)ラップトップレイアウト
テンキーがなく、コンパクトなキーボード向けに NVDA で使用する各種キーボード操作(コマンド)が割り当てられています。
ラップトップレイアウト設定イメージ
デスクトップパソコンだからデスクトップ配列を使うとかノートパソコンだからラップトップ配列を使う、というわけではなく、自分が普段使いやすいと思う方を選択するとよいです。使いにくい場合は、いつでも切り替えることもできます。

ただ、 NVDA 固有のコマンドはデスクトップ配列とラップトップ配列の設定の違いにより、操作が異なってきます。どちらかで慣れるようにするとよいでしょう。

NVDAのマニュアルについて

NVDAメニューは、NVDA起動中に表示することが出来るメニューで、いろいろな設定をしたり、マニュアルドキュメントを読んだりすることが出来ます。

ここでは、NVDAメニューを使用して、特にマニュアルを閲覧する方法を説明します。

NVDAの起動と終了の項と重複しますが、NVDAメニューは次のようにして表示します。

方法1
ショートカットキー NVDA+N
ここで、NVDAキーはInsertキー。NVDAのようこそ画面での設定により、無変換、変換、英語キーボードのCapsLockキーもNVDAキーとして使用出来ます。

方法2
タッチ操作では、二本指二回タップ。

NVDAメニューから、マニュアルを閲覧するには、次のようにします。

方法1
下矢印キーを、ヘルプと読み上げられるまで押します。
右矢印キーまたはエンターキーを押します。
NVDA日本語版の説明と読み上げられます。
その後、下矢印キーを押して行くと、順に、ユーザーガイド、コマンド一覧表、と読み上げられます。

さらに下矢印を押して行っても項目がありますが、マニュアルドキュメントとして使用しやすいのは、ここまでの3つです。

方法2
タッチ操作では、ヘルプと読み上げられるまで右フリックします。ヘルプで一本指二回タップします。
未定義と読み上げられるまで左フリックします。
さらに左フリックして行くと、コマンド一覧表、ユーザーガイド、NVDA日本語版の説明、の順に、読み上げられます。閲覧したいマニュアルの名前が読み上げられたら、一本指二回タップすると開きます。

それぞれのマニュアルドキュメントについて、簡単に説明します。

ユーザーガイドは、オーストラリアで作成されるNVDAのユーザーガイドを、日本語に翻訳したものです。

NVDA日本語版の説明は、本家版と日本語版の間で異なる部分、特に日本語設定について、説明されている文書です。

日本語版NVDAの使用方法については、このユーザーガイドとNVDA日本語版の説明を合わせてお読みいただくことをおすすめいたします。

コマンド一覧表は、NVDAで使用出来るキーボードショートカットが表形式でまとめられたものです。コマンドを調べたい時に便利です。

ご利用目的に沿って、ご利用下さい。

なお、NVDAのWebページにも、マニュアルドキュメントがいくつか掲載されています。

www.nvda.jp/

Webページ上のNVDA日本語版の説明、NVDAユーザーガイド、コマンド一覧表は、NVDAメニューから開くことが出来るものと同一です。Webページ上にはさらに、NVDA日本語版ガイドブックというマニュアルが用意されています(NVDA日本語チーム代表の西本氏が、BLPC ブラインドパソコンサポートのメールマガジン用に書いた連載解説記事をまとめたものです)。Webページにはさらに、Web閲覧の操作の説明、教材へのリンク集などがあります。

NVDAの起動と終了

初めてNVDA、もしくはスクリーンリーダーを使用する方に向けて、NVDAの起動・終了方法を説明します。

NVDAの起動方法
方法1
デスクトップアイコンをダブルクリック

方法2
Ctrl+Alt+アルファベットのNのショートカットキー

方法1、2のいずれでも同じ結果になります。
上がり調子のチャイムの音が鳴って、NVDAが起動します。
起動初回は、ようこそNVDAへという画面が出ます。
エンターキーを押すと、ようこそ画面が閉じます。

NVDAの終了方法
方法1
NVDAキー+アルファベットのQキー
NVDAの終了と読み上げられるのでエンターキー

方法2
NVDAメニュー
終了と読み上げられるところまで上下矢印キー
(場合によりますが、上だと1回、下だと9回)
終了と読み上げられたらエンター
NVDAの終了と読み上げられるのでエンターキー

方法1、2のいずれでも同じ結果になります。
下がり調子のチャイムが鳴って、NVDAが終了します。

NVDAキーとは
NVDAキーは、Insertキーです。
Insertキーの他にも、NVDAキーとして設定出来るキーがあります。
ようこそ画面のチェックボックスに、以下のような選択肢があり、チェックを入れるとInsert以外のキーもNVDAキーとして使用することが出来ます。

無変換をNVDAキーとして使用
変換をNVDAキーとして使用
英語キーボードのCapsLockキーをNVDAキーとして使用

NVDAメニューとは
NVDA+Nのショートカットキーで呼び出せるメニューです。
その他、タッチ操作では、二本指二回タップで呼び出すことが出来ます。
なお、タッチ操作でのNVDAメニューの操作は、キーボードより複雑になっています。
タッチ操作での、NVDAメニュー呼び出しからNVDAを終了するまでの一連の操作を以下に記載します。

二本指二回タップ(NVDAメニュー)
右フリック4回(設定、ツール、ヘルプ、未定義)
左フリック1回(終了)
一本指二回タップ
NVDAの終了と読み上げられたら、OKと読み上げられるまで右フリック
OKと読み上げられたら一本指二回タップ

最後に余談ですが、晴眼のサポーターにとっては、初めてNVDAをダウンロード・インストールして起動すると、普段と使用方法が変わるため、あわてて普段通りにしようとしたところ、終了方法をあわてて探す、ということもあり得ると思います。筆者の場合、初回に特に何もせず(参考資料も持たず)、WebページからNVDAをインストール→デスクトップアイコンをダブルクリックして起動したため、その後の流れは、Web上でユーザーガイドを探す→ユーザーガイドからNVDAの終了方法を探す、NVDAの終了方法はNVDA+Qと書かれていたため、NVDAキーとは何かを探す、となり、とりあえず終了しようと思ってからかなり時間がかかってしまったと思います。