モバイルスキャナ ScanSnap ix100を使用する 7 ABBYY FineReaderでフォルダ内のファイルを検索可能なPDFにする

ScanSnap でスキャンして複数のPDFファイルを作成し、それらを検索可能なPDFに一括で変換する方法を説明します。

1. スキャンする (1枚でも複数枚でも可)
2. 一つのファイルにまとめたいところで読み取り終了ボタンでエンターを押す
3. このコンピュータに保存でエンターを押す
4. PDF自動変換の設定確認ダイアログに答えるとScanSnap Organizerが起動する
5. 1と2をファイルを作りたい数だけ繰り返す。(ScanSnap Organizerが起動している場合、自動的にOrganizerのフォルダに保存されるため、3の「このコンピュータに保存」ボタンを押す操作がいりません)

これで、最後に2を終了した時点で、ScanSnap Organizerでは、スキャンしたファイルのサムネイル(1ページ目の画像が小さく表示されており、その下にファイル名がある状態)が画面に並んでいます。
キーボードでは、これらのファイルの確認をする手段がありません。次の手順に進みます。

6. Altキーを押します。ショートカットキーのツールチップの表示のみがされます。
7. Hキーを押します。ホームを選択した状態になります。
8. Pキーを押します。検索可能なPDFを作成を選択した状態になります。
9. Dキーを押します。このフォルダに追加されたPDFファイルを全部検索可能にするを選択した状態になります。
10. 検索可能にするダイアログが出るので、エンターします。

ここで、6から9の間に音声での案内はありません。10の検索可能にするダイアログが出ると、検索可能にする、とダイアログのタイトルバーが読み上げられ、表示されている項目をタブでたどることが出来ます。初期設定のままエンターで構いません。

11. 検索可能にするPDFファイルの一覧ウィンドウが出て、ファイル名、待機中や処理中の表示が出ます。この間、音声での案内はありません。処理されたファイルのファイル名が画面から消えて行き、最後はファイル名欄が真っ白になります。検索可能にするPDFファイルの一覧ウィンドウにて、Altキー、Iキー、Cキーの順に押すと、変換履歴がメモ帳で開き、それまでに変換した全てのファイルや結果が表示されるので、変換完了をここで確認出来ます。Iは履歴、Cは変換履歴を選んでいます。(検索可能にするPDFファイルの一覧ウィンドウにて変換履歴を表示するまでのキー操作には音声があります)

これで、スキャンした複数のPDFファイルが、検索可能なPDFになりました。

PDFファイルは、ドキュメントファイル内に自動的に作成されるScanSnapフォルダに保存されています。
このフォルダからコピーして他のフォルダに移し、ScanSnapフォルダ内のファイルは全部削除しておくと、次にスキャンして検索可能なPDFを作成する時にスムーズです。
(古いファイルが残っていると、全部のファイルに対して変換処理が行われるため、余分な時間がかかります)

モバイルスキャナ ScanSnap ix100 を使用する 6 検索可能なPDFを一つずつ作る

ScanSnap でスキャン後に、その都度ABBYY for ScanSnapでテキスト認識して、検索可能なPDFファイルにする方法を説明します。

説明は、1ファイルごとと、フォルダに保存した複数のファイル一括での操作の二つに分かれます。

今回は、1ファイルずつテキスト認識する方法を説明します。

1. スキャンする (1枚でも複数枚でも良い)
2. 読み取り終了を押す (押すまでにスキャンした紙が一つのファイルに入ります)
3. このコンピュータに保存に矢印で合わせてエンター
4. PDF自動変換の設定確認ダイアログにてOKボタンを押すと、ScanSnap Organizerが自動的に起動する (ABBYY改良プログラムダイアログが出ることもある)

前回も説明したとおり、ScanSnap Organizerは非常にNVDAでの使用が難しいソフトです。
メニューやScanSnap Organizerでの使用を指定したフォルダ内の構造 (デフォルトはおそらくドキュメント内に自動的に作られるScanSnapフォルダ)、スキャナで読み取ったファイルなどが表示されていますが、キーボードでのアクセスや読み上げが十分ではありません。

4まで終了した時点で、ScanSnap Organizer上で、直前に読み取った1つのPDFファイルが選択された状態になっていますので、ショートカットキーを押して行きます。

5. Altキーを押す メニュー画面に次のショートカットのツールチップが表示のみされます
6. Hキーを押す ホームを選択するキーです
7. Pキーを押す 検索可能なPDFに変換を選択するキーです
8. Fキーを押す 選択中のPDFを変換を選択するキーです
9. ScanSnap Organizer 検索可能なPDFに変換ダイアログでエンターキーを押す
10. OKでエンターキーを押す

これで、検索可能なPDFが出来上がります。

5,6,7,8の間、読み上げは全くありません。5,6,7,8が完了すると、検索可能なPDFにするダイアログが表示され、このダイアログのタイトルや選択項目はタブキーでたどれるので、このダイアログが表示されるかどうかを目安にして下さい。ダイアログの中ではテキストを埋め込むかどうかの選択などが出来ますが、初期設定のままで大丈夫です。

エンターすると、テキスト変換の過程を示すプログレスバーが出て、NVDAでプログレスバーの音が出る設定にしてあると、高くなって行く音が出ます。終了するとダイアログが出るので、OKボタンを押します。

変換したPDFは、ドキュメントフォルダ内のScanSnapフォルダに出来ますので、ここから取り出して他の場所に保存し、ScanSnapフォルダ内のファイルは削除しておくと、次にスキャンしたファイルを検索可能なPDFにする時の操作が確実になります。(ScanSnap Organizer上での操作が難しいため、実際のフォルダ側で作業します)

モバイルスキャナ ScanSnap ix100を使用する 5 検索可能なPDFを作成する

ABBYY FineReader for ScanSnap を使用して、検索可能なPDFを作成することが出来ます。
ここで作成する検索可能なPDFとは、紙をスキャンしたままの画像のPDFファイルに、OCRで認識したテキストファイルを埋め込んだ物です。紙に印刷してあった見た目は崩れず、かつ、内容はテキストになっており、Adobe Readerで開いてNVDAで読み上げたり、Adobe Readerで開いてCtrl+Aで全選択してCtrl+Cでコピーしてテキストエディタにペースト出来たりします。
晴眼者と視覚障害者が共用するPDFファイルは、このタイプが好ましいと思われます。
(前回紹介した、ワードファイルへの変換では、元の画像と同一というまでの再現度はありません)

では、その方法を説明します。

ScanSnap OrganizerやABBYY FineReader for ScanSnapをインストールすると、スキャン後、読み取り終了ボタンを押した後の保存メニューに、このコンピュータに保存、というのが出てくるようになります。これを使います。

1. スキャンする
2. 読み取り終了ボタンを押す
3. このコンピュータに保存を選択してエンター

初回は、PDF自動変換の設定確認ダイアログが出ます。なお、これ以後このダイアログを表示しない、のチェックを入れない限りは毎回出ます。ここから設定変更に行くことが出来るので、毎回出すようになっている方が良いと思います。

デフォルトでは、PDF自動変換の設定確認ダイアログ ScanSnapフォルダのPDFファイルを、検索可能なファイルに変換する になっていますので、このままにします。

ABBYY Fine Reader for ScanSnap の改良キャンペーンに参加しますか、というダイアログが出ることがありますので、後で通知、を選択します。(しないと心に決めている場合は、しない、を選択すると次回はこのダイアログが出ないようになるのではと思います)

PDF自動変換の設定確認ダイアログが出ます。OKボタンを押します。すると、ScanSnap Organizerが起動します。
このソフトは、NVDAで使用するのが非常に困難です。
起動すると、メニューや、フォルダ名や、スキャナで読み込んだばかりのファイル名などが画面に出ていますが、キーボードでのアクセスや読み上げが十分ではありません。

なお、少し戻りますが、PDF自動変換の設定確認ダイアログにて、OKボタンと一緒に出るのは変更ボタンです。ここから自動でPDFにしないなどの設定にするダイアログが出ます。次回からこのメッセージを表示しないチェックボックスは、なるべくチェックをつけずに進むのをおすすめします。他にそのダイアログを表示する方法がNVDAで使用出来ないかもしれないためです。

ここでは、ScanSnap Organizerが起動しても、そのままにしておきます。

この後の、テキスト認識の動作を説明します。
ScanSnap Organizerが起動した時点で、直前にスキャンしたデータは、ドキュメントフォルダ内のScanSnapフォルダに保存されています。このファイルは、パソコンのプロセスが休みの時にテキスト認識されるようになっており、筆者が試した時は、スキャンしてから40分後にテキスト付きのPDFに変わりました。スキャンしたら、パソコンをつけたまま待ちましょう。

というのも待ち長いので、次回、スキャンしてすぐにテキスト付きのPDFに変換する方法を説明します。

モバイルスキャナ ScanSnap ix100を利用する 4 ABBYY FineReaderをインストールしてスキャンする

ABBYY FineReader for ScanSnapをインストールしてスキャンしましょう。
インストールDVDを使用します。

DVDをDVDドライブに入れ、エクスプローラからDVDの中身を見ます。
DVDのSoftwareフォルダ内のsetup.exeを起動します。

一つ目の画面は、ScanSnapのセットアップタイプを選択する画面です。
標準インストールまたはカスタムインストールを選択するラジオボタンが出ます。インストールするソフトを選択出来るように、カスタムインストールを選択しましょう。タブキーでラジオボタンの箇所へ移動し、上下矢印キーで標準インストールまたはカスタムインストールを選択します。タブキーで次へボタンへ移動し、スペースキーまたはエンターキーで押します。

二つ目の画面は、ScanSnap オンラインアップデートです。操作の際、PCはネットワークに接続されている必要があります。
インストールするプログラムとチェックボックスが表示されます。
筆者のインストールの際は、

ScanSnap Organizer アップデート
ScanSnap Cloud
CardMinder
ABBYY FineReader for ScanSnap

が表示されました。ix100の購入時期と、インストール時期によって、異なる場合があるかもしれません。

タブキーでソフトウェアのリストへ移動出来ます。リスト内は上下矢印キーで移動出来ます。チェックボックスの付け外しはスペースキーです。
ScanSnap Organizer アップデートと、ABBYY FineReader for ScanSnapの二つにチェックをつけます。
お好みで、ScanSnap CloudとCardMinderにチェックをつけても構いません。
ScanSnap Cloudは、ScanSnap ix100をPCからもスマホからも操作することなく、本体スキャンボタンの操作だけで予め設定したクラウドサービスにスキャンしたデータをアップロードするソフト、CardMinderは(まだ試していませんが)名刺管理ソフトです。チェックをつけたら、タブキーでインストールボタンに移動して、スペースキーまたはエンターキーで押します。

このコンピュータへの変更を許可しますか?画面が出たら、はいを押します。

少し時間がかかりますが、一部ソフトウェアがダウンロードされ、インストールが行われます。
これでインストールは終了です。

これで、ScanSnapをPCに接続してスキャンして、読み取り終了ボタンを押した後に表示されるScanSnap Managerの画面に、新しく

このコンピュータに保存
Word文書に変換
Excel文書に変換
PowerPoint文書に変換

のボタンが出て来るようになります。

スキャンしたら、Word文書に変換を選択するのがおすすめです。
多少レイアウトが複雑な文書でも、だいたいそのレイアウト通りに、OCRされたテキストがテキストボックスで配置されたWord文書が出来上がります。
筆者の時は、このワードファイルはピクチャフォルダに保存されました。
ワードでこのファイルを開き、Ctrl+Aで全選択して、Ctrl+Cでコピーし、メモ帳などのテキストエディタでCtrl+Vでペーストすると、全文がだいたい順番どおりに(レイアウトの複雑度合いによりますが)並べられます。
筆者のテスト時は、横書き一段組、縦書き一段組、縦書き三段組で、正しい順番に並べられました。
なお、Microsoft ワードをお持ちでない場合でも、Word用に変換されたファイルをWindowsに付属の「ワードパッド」ソフトで開くと、上記手順でメモ帳にペーストした時のような横書き一段組に変換されて開かれ、テキストの内容を読むことが出来ます。

モバイルスキャナ ScanSnap ix100を利用する 3 スキャンする

ScanSnap Managerのインストールと、ScanSnapの接続を一度行った後は、PCとScanSnapにUSBケーブルを接続して、紙のスキャンを行うことが出来ます。
ケーブルを接続したら、給紙カバーと排紙カバーの二か所を開けます。給紙カバーを開けると、ScanSnapの電源が入ります。

なお、ScanSnap ix100は、USBケーブルを接続すると給電されます。また、充電式電池を内蔵しており、PCと接続すると充電も始まります。PC側はなるべく電源につないだ状態で利用して下さい。(USBケーブルを接続しなくても無線LAN接続でスキャン出来るように、電池が付いています)

大きな押しボタンが右側に来るようにし、押しボタンのある面が上面に来るようにします。ケーブル接続部分はその配置で左側です。手前に開けた給紙カバーの上に、A4までの大きさの紙(A4で縦置き)を乗せ、向こう側に軽く押すと、キュッとスキャナに吸い込まれる感じがします。次に、ボタンを一度押して下さい。紙が吸い込まれ、スキャンされ、開いている状態の排紙カバーに沿って上へ押し上げられて行きます。全部スキャンされると、スキャナから外れてひらっと落ちてくる感じになります。スキャンされるのは、紙の上面のみの片面です。

この状態で、何枚も続けてスキャンすることが出来ます。続けてスキャンした分を、一つのPDFファイルにすることが出来ます。なお、続けてスキャンしておいて、保存先にピクチャフォルダを選び、画像を一枚ずつ一つのjpegファイルにすることも出来ます。

全部のスキャンを終えたら、保存作業をします。
画面には、ScanSnap Manager – イメージ読み取りとファイル保存というウィンドウが出ています。
画面には、次の原稿をセットしてください。自動的に読み取りが始まります。保存して終了する場合 読み取り終了ボタンをクリックするか、ScanSnapのStopボタンを押して下さい。と表示されています。そして、「読み取り終了」ボタンがあります。フォーカスは「読み取り終了」ボタンにあると思いますので、そこでスペースまたはエンターを押します。

すると、次のような選択肢が全てボタンで表示されます。このボタンは、左右矢印キーで全てにアクセス可能で、読み上げられます。最後の一つに着いた後、最初の一つには戻りません。

DropBoxに保存
指定したフォルダに保存
メールで送信
プリンタで印刷
モバイルに保存
Googleドライブに保存
Salesforce Chatterに投稿
ピクチャフォルダに保存

これらから、好きな選択肢を選んで、保存します。
指定したフォルダに保存を選択すると、おなじみのファイル保存画面でファイルを保存出来ます。

ここでは、Google Driveに保存を選択します。
Google Driveに保存を選択すると、IDとパスワードを入力する画面になりますので、入力します。
その後、認証して良いかどうかのGoogle Driveの画面が二つ出て来るので、「許可」を押します。
(Google Driveのファイルとフォルダへのアクセスを、他のアプリであるScanSnapが行ってよいかどうかの確認です)

すると、「テキスト認証中」という画面が表示され、すぐに消えます。
これで、Google Driveには、スキャンした紙に書かれた文字がOCRされてテキストになった、テキスト付PDFが保存されています。

モバイルスキャナ ScanSnap ix100を利用する 2 ScanSnap ix100を接続する

ScanSnap Managerをインストールして、最後の「完了」ボタンを押すと、ScanSnapを接続するウィンドウが表示されます。

NVDAで読み上げられるのは、ウィンドウのタイトル「ScanSnap – ScanSnapを接続します」と、「次へ」ボタンです。
画面には他にも説明書きが表示されており、オブジェクトモード (NVDA+左右矢印、上下矢印)で読み上げることが出来ます。

一つ目の画面は、ScanSnapの接続方法です。1. USBケーブルを、ScanSnapとコンピュータに接続します。注) ix100以外のScanSnapは、電源をOFFにしてください。と表示されています。その通り、ケーブルとScanSnap、コンピュータを接続して、「次へ」ボタンでスペースを押して下さい。

二つ目の画面は、ScanSnap- ScanSnapを接続しますというタイトルで、2. ScanSnapの給紙カバー(原稿台)を開けて、ScanSnapの電源をONにします。3. Scanボタンが青色に点灯することを確認します。と書かれています。ScanSnapの電源は、給紙カバーを開けるとOnになります。その通りにして、「次へ」でスペースを押します。(なお、この文章も、NVDA+左右上下矢印で探すことが出来ます)

三つ目の画面は、ScanSnap – ScanSnapを接続しますというタイトルで、4. タスクバーの「ScanSnap Managerのアイコン状態を選択してくださいと書かれています。ラジオボタンの三択になっており、一番上がScanSnapのマーク、二番目がScanSnapのマークに赤い斜め線が一本引かれている状態、三番目がアイコンが表示されない場合、となっています。一番上と二番目のマークについては説明がありません。Windows + Bでタスクトレイの中でScanSnapアイコンが見つかったら、一番上を選択して「次へ」でスペースを押すと、先に進みます。ラジオボタンは上下矢印ボタンで移動し、「アイコンが表示されない」が見つかったら上矢印を二回押しで、該当のラジオボタンが選択出来ているものと思います。なお、タスクトレイに一旦フォーカスを移してしまうと、ScanSnapを接続しますウィンドウにうまくフォーカスが戻らない場合があるかもしれないので、接続して電源を入れたら次へボタンを押してみても良いと思います。

四つ目の画面は、ScanSnap – ScanSnapを接続しますというタイトルで、接続がうまく行っていれば、ScanSnapの接続を完了しました、と表示されます。完了ボタンでスペースを押します。

次は、いよいよスキャン開始です。

(続く)

モバイルスキャナ ScanSnap ix100を利用する 1 ScanSnap Managerをインストールする方法

ScanSnap Managerをインストールします。
付属のDVDから、またはインターネット上からダウンロードしてインストールすることが出来ます。
付属のDVDの場合は、DVDのフォルダを参照して、「ScanSnap」フォルダ内のsetup.exeを起動すると、ScanSnap Managerのインストールが出来ました(筆者検証機種について)。
なお、筆者の機種の場合、DVDに収録されていたScanSnap Managerのバージョンが前の物であったため、「Google Driveに保存」する際に不具合がありました。
インターネットからダウンロードすると、最新のドライバとなります。インターネットでのドライバダウンロードページはこちらです。

ScanSnap Manager ダウンロードページ
http://scansnap.fujitsu.com/jp/downloads/mgr/ix100.html

ScanSnap Manager ダウンロード直リンク (ScanSnap Manager V6.5 Windows専用 228MB)
http://www.pfu.jp/downloads/WiniX100ManagerV65L32JP.exe

ダウンロードしたら、WiniX100ManagerV65L32JP.exeを起動すると、インストールプログラムが起動します。
ScanSnap Manager インストールプログラムは、NVDAによりほとんど読み上げられます。)

「次へ」「同意するにボタンを合わせて次へ」「次へ」「次へ」「完了」でインストール出来ますが、もう少し説明します。

一つ目の画面は、「Scan Snap Managerセットアップへようこそ」です。「次へ」にフォーカスが合っているので、スペースキーを押して先に進みます。ボタンの移動はタブキーで可能です。

二つ目の画面は、使用許諾契約です。タブキーで契約条項が書かれた画面、ラジオボタン、印刷ボタン、戻るボタン、キャンセルボタンに移動することが出来ます。ラジオボタンは、「使用許諾契約の全条項に同意します」または「使用許諾契約の条項に同意しません」で、最初は同意しませんになっています。ラジオボタンの変更は、矢印キーで行います。「同意します」に変更してからタブキーを押すと、「次へ」ボタンにも移動することが出来ます。「同意します」にし、「次へ」ボタンに移動してスペースキーで押します。

三つ目の画面は、インストール先の選択です。タブキーで「参照」「戻る」「次へ」「キャンセル」ボタンを移動出来ます。セットアッププログラムが決めるインストール先で、通常は問題ないので、そのまま「次へ」でスペースキーを押します。

四つ目の画面は、ファイルのコピーの開始です。インストール先の選択で選択したフォルダに、ファイルをコピーして良いか聞かれます。タブキーで「戻る」「次へ」「キャンセル」ボタンに移動出来ます。「次へ」でスペースキーを押します。

五つ目の画面は、インストールの完了です。タブキーで「完了」ボタンに移動出来ます。「完了」でスペースキーを押します。

これで、ScanSnap Managerのインストール完了です。

モバイルスキャナScanSnap ix100をNVDAで使用する

モバイルスキャナ ScanSnap ix100のご紹介をします。

メーカー製品情報

横約28cm、たて約5cm、高さ約4cm (端数切り上げ)の、ちょっと大きめで細めの筆箱くらいの大きさの、重さ約400gと軽くて持ち運び可能なスキャナです。

パソコンと一緒に持ち歩いて、受け取った資料をスキャン、OCRでテキスト認識して、内容を読める手段の一つとなるかもしれません。

OCRなので、完全に正確に読み取るとまでは行きませんが、大体の内容を知ることは出来そうです。

まず、このスキャナの概要をお話しします。

スキャナは横長の長方形をしていて、上面の右側に楕円形のボタンがあります。
手前の面の上半分が自分側にぱかっと開くようになっています。また、上面と奥面のカバーが一体になっており、向こう側にぱかっと開くようになっています。手前の面から紙を差し込みます。ボタンを押してスキャンします。スキャンすると、上面と奥面のカバーがガイドとなって、紙が垂直に上に向かって移動し、ひらっと落ちて来ます。スキャン出来るのは片面で、紙の上面です。

スキャナをUSBケーブルでパソコンとつないであれば、読み取り終了を知らせるボタン(PC上に表示されている)を押して、読み取ったデータをどこに保存するか(PC上に選択肢が表示されている)を選択して、保存します。

OCRを行う方法は2つです。
一つは、ix100に同梱のABBYY Fine Readerを使用する方法です。ix100でスキャンしたデータについて、読み取り後PC上に表示されている選択肢から選択して、テキスト認証出来ます。
もう一つは、Google Driveにアップロードする方法です。読み取り後PC上に表示されている選択肢から、「Google Driveに保存」を選択して保存すると、テキストに変換され、テキスト付PDFが出来上がります。
いずれの方法も、かなりの認識精度と思います (実際どうかは、ぜひお試し下さい)。

さて、このix100、実はデータを保存する際の通信や保存にたくさんの方法があります。

1. PCにScanSnap Managerをインストールし、USBケーブルで本体と接続して使用する方法

2. PCにScanSnap Organizerをインストールし、USBケーブルと本体を接続して使用する方法

3. さらにPCにScanSnap Connect Applicationをインストールし、無線インターネット接続 (Wi-fi) 経由で本体と接続して使用する方法 (Wi-fiは、LANに接続する方法と、PCと本体を直接Wi-fiで接続する方法の2つがあります)

4. さらにPCにScanSnap Cloudをインストールし、PC本体を起動していなくても本体でボタンを押してスキャンするとあらかじめ設定されたGoogle Driveなどのクラウドサービスへ自動保存する方法

5. 検証はしていませんが、Macパソコンで使用する方法 (Mac用のドライバが用意されています)

6. iPhoneアプリ、Androidアプリを利用してWi-fi経由で本体を接続して使用する方法 (iPhoneのVoiceOverでかなり使えます)

上記から、使用したい方法を選んでいろいろな環境や方法でお使いいただけます。
ABBYYを利用するOCRに最適な方法は2番です。
Google Driveに保存してOCRを利用するのは、1番でも可能です。
最終的に文書を閲覧するのがPCであれば、3,4,6番の方法でもGoogle DriveにPDFとして保存後、Google Documentを利用して開くことでOCRを利用することが出来ます。

今後は、それぞれの方法について、セットアップ、スキャン、スキャン結果閲覧について、詳しくお伝えしていく予定です。

まずは、インストールもスキャンも簡単に行える、1番の方法について、説明して行きます。

(続く)