ウェブコンテンツをわかりやすくリストアップする「拡張要素リストアドオン」の紹介

NVDAヘルプデスクでは、この度、以下のようなNVDAのアドオンの配付を開始しました。

■ 名称 拡張要素リストアドオン

■ 内容

このアドオンをインストールすると、 NVDA + F8 でウェブコンテンツの拡張要素リストダイアログを表示します。

NVDAには、ウェブコンテンツやワード・エクセルにおいて標準で NVDA + F7 によるキーボードショートカットで要素をリスト場に表示する機能が搭載されていますが、今回紹介する「拡張要素リストアドオン」は標準の「要素リスト機能」に加えて「テーブル」「ボタン」「エディットボックス」「ラジオボタン」「コンボボックス」「オブジェクト」等の要素に関してもリストアップできるようにしています。

「エディットボックス」や「ラジオボタン」をリストアップすることにより、たとえばアンケートフォームの入力フィールドをわかりやすく表示できたり、「オブジェクト」を一覧表示することにより、YouTubeやニコニコ動画などのオブジェクトが多用されているサイトで、動画(オブジェクト)へのアクセスを容易にすることが可能です。

また、拡張要素リストダイアログ表示中に Ctrl+右または左で要素の種類の切り替え、Ctrl+F1で現在の状況を表示することも可能で、片手操作で要素リスト内を確認できるようにしています。

また、タイトルバー上と、音声や点字で現在選択中の要素の数を通知します。

Firefox、Internet Explorer、Google chromeのほか、ThunderbirdのHTMLメール、iTunesのウェブコンテンツでも利用できる場合があります。
※現バージョンではワードとエクセルへの対応はしておりません。

ダウンロードとインストールは以下よりお願いいたします。
拡張要素リストアドオン Version 1.0 のダウンロードとインストール

少しでも皆様のお役に立てましたらと思います。

NVDA使用者のほか、ウェブ製作者の皆差におかれましては、HTML要素の階層関係を可視化する評価ツールとしてもご利用いただけると思います。

NVDAメニューの表示方法

◆NVDAメニューの開き方

こちらの記事でご紹介しましたように 、 NVDAメニューは、NVDAキーと N で開くことができます。(NVDAキーを押しながら N です)

メニューが開くと「NVDA メニュー」と発声します。

メニューには以下のような項目が並んでいます。

・設定(&P)
・ツール(&T)
・ヘルプ(&H)
・設定プロファイル(&C)
・前回保存された設定に戻す(&R)
・設定のリセット
・設定情報の保存(&S)
・寄付(&D)
・終了(&X)

NVDAメニュー

メニュー項目の一覧はアドオンのインストール状況等で変わる場合があります。

NVDAの各種設定や管理をするには、必ずこのメニューを使いますので、
まず最初にこの操作を知っておいてください。

◆NVDAメニューでできること

ユーザーガイドに、以下のように記述されています。

NVDAメニューでは、NVDAの設定変更、ヘルプへのアクセス、設定情報の保存/読み込み、読み上げ辞書の編集、その他の追加のツールの使用、NVDAの終了ができます。
NVDA実行中に、Windowsの任意の状態からNVDAメニューを開くには、NVDA+Nを押すか、タッチスクリーンで2本指の2回タップをします。また、NVDAメニューには、WindowsのシステムトレイにあるNVDAアイコンからもアクセスできます。アイコンをマウスで右クリックする方法と、Windowsキー+Bを押してシステムトレイに移動し、矢印キーでNVDAアイコンを選択してアプリケーションキーを押す方法のどちらも利用できます。メニューが開いたら、矢印キーでメニュー項目間を移動し、Enterキーで項目を開くことができます。

最初は「設定」メニューのなかの「音声エンジン」「音声設定」を開き、自分の使いやすい音声の速さや・高さに設定することになるでしょう。また「一般」のWindows起動時に自動的にNVDAを起動するかの設定も重要です。詳細は、今後の記事でご紹介します。

NVDAの終了のさせ方

■終了方法について

一般的なNVDAの終了方法は二通りの方法があります。

1)タスクトレー上のNVDAアイコンをクリックし、表示されたメニューより終了する方法

タスクトレイ上のNVDAアイコン

2)NVDA + Q を使ったキーボード操作方法

3)NVDAメニューより「終了」を選択する方法

上記のうちいずれかの操作を行うと「終了オプション」のダイアログが表示されます。

■終了オプションについて

終了オプション

終了オプションには以下の選択肢があります。

「終了」「再起動」「アドオンを無効化して再起動」

三つの選択肢は、上下矢印キーまたは左右矢印キーで選択します。選んだらエンターキーです。
最初の項目は常に「終了」が選択されていますので、そのままエンターキーを押すとそのままNVDAを終了できます。

■終了オプションのダイアログを表示させたくない場合は

NVDAメニュー → 設定 → 一般を開き、
「NVDA終了時に終了オプションを表示」のチェックを外します。

具体的な操作法につきましてはサポートで対応します。
サポートお問い合わせはこちら

NVDAの「ようこそ画面」にようこそ

NVDAのインストールが完了するとNVDAのようこそ画面が表示され、読み上げが始まります。
この段階では、インストール作業に使用した普段お使いのスクリーンリーダーの読み上げと、
NVDAの読み上げが重なっています。

普段ご使用のスクリーンリーダーは読み上げない状態にして、
NVDAの読み上げを聴いてみてください。
PCTalkerをお使いの場合は、Alt+Ctrl+F3を押して終了できます。

◆「ようこそ画面」でできること

この画面ではNVDAを使用するための最低限の設定項目があります。
「NVDAキーをどのキーに割り当てるか、」や「NVDAの起動時に毎回「ようこそ画面」を表示するか」や「NVDAを自動起動するか」などです。

◆NVDAキーってなあに?

NVDAをお使いになるときに、読み上げの制御(コマンド)の基本となるキーがNVDAキーです。
単独で使うことはありませんがほかのキーと組み合わせて、
読み上げを制御したり、何らかの操作(ゼスチャー)を実行したり、各種の設定をすることができます。

通常、NVDAキーはインサートキーです。
インサートキー
また、NVDA日本語版では無変換キーをNVDAキーとして割り当てることも可能です。

NVDA日本語版では、初期設定でインサートキーも無変換キーもNVDAキーとして使用できます。
無変換キー
※インサートキーはナムロックの状態により点キーの0でも代替えできます。

例えば、NVDAの設定や管理などを行うNVDAメニューは、
NVDAキーと [N] です。
一方、NVDAを終了するには、NVDAキーと [Q] となります。
これらの操作で使用する「NVDAキー」はインサートキーまたは無変換キーとなるわけです。

◆「ようこそ画面」の操作

NVDAが以下のように読み上げた後、5つのチェックボックスを読み上げます。

ようこそ画面

NVDAへようこそ!
NVDAを押しながら他のキーを押すといろいろな操作ができます。
InsertキーがNVDAキーとして使えます。
NVDAキーとNを押すとNVDAメニューが開きます。
NVDAメニューにはNVDAの設定の変更・説明・その他の機能があります。
なお、英語キーボードではCaps lockキーをNVDAキーとして使えます

オプショングループ
——
(ここからチェックボックスの読み上げです。)
・無変換をNVDAとして使用 チェックボックス チェック
・変換をNVDAキーとして使用 チェックボックス チェックなし
・英語キーボードのCaps lockキーをNVDAキーとして使用 チェックボックス チェックなし
・Windowsへのログオン後にNVDAを自動的に開始  チェックボックス チェックなし
・NVDA起動時にこのダイアログを表示 チェックボックス チェック

操作はTabキーを押して各チェックボックスを移動します。
適宜Spaceキーを押してチェックを入れたり外すことができます。

また、NVDAが起動するたびに「ようこそ画面」が表示されます。
この「ようこそ画面」を閉じるにはエンターキーを押します。

補足:NVDAキーとして設定した無変換キーや変換キーを2回続けて押すと、
文字を入力するための無変換キー、変換キーとして使えます。

◆「ようこそ画面」を再表示する

「NVDA+N」を押して、NVDAメニューを開きます。
上下矢印キーでヘルプまで移動しEnterキーを押します。
上下矢印キーで「ようこそ画面」まで移動しEnterキーを押します。
この操作で「ようこそ画面」が再び表示されます。