NVDAのナビゲーターオブジェクトをツリー表示してわかりやすくする「Objects Tree Viewer アドオン」の紹介

NVDAヘルプデスクでは、この度、以下のようなNVDAのアドオンの配付を開始しました。

■ 名称 Object Tree Viewer アドオン

■ 内容

このアドオンをインストールすると、NVDAメニュー→ツール以下に「Object Tree Viewer」が追加されます。

「Object Tree Viewer」メニュー内には「現在のウインドウ」と「すべてのウインドウ」の2つの項目があります。「現在のウインドウ」は現在フォーカスされているウインドウを分析し、ツリー上に展開します。「すべてのウインドウ」はオブジェクトナビゲーションで取得できるウインドウすべてを分析し、ツリー上に展開します。そのため時間がかかる場合があります。分析中、ESCで中断することもできます。

展開されたそれぞれのオブジェクトに対しては、左クリック、左ダブルクリック、右クリック、移動コマンドが使えます。移動コマンドはオブジェクトの位置にマウスポインタを移動させます。

これらのコマンドへはタブキーでアクセスするか、キーボードショートカットを使用するか、またはツリービュー上の各アイテムを選択したあとに、アプリケーションキーからも実行可能です。

また、フィルター機能でキーワードでオブジェクトを絞り込むことも可能です。

NVDAの操作を難しくしている要因の一つはオブジェクトの理解です。オブジェクトは階層構造になっており、すべてが親子関係・兄弟関係の層をなしています。このアドオンは、その階層構造を可視化することによりNVDAユーザーのオブジェクト理解を支援するとともに、晴眼者がNVDAのサポートをしやすくするために開発されました。

・NVDAのオブジェクトをツリー表示し、親子関係・兄弟関係を把握できます。
・タブキーや矢印キーではアクセスの困難な画面要素に対して、マウスポインタやフォーカスを合わせることが容易です。
・ツリービュー上でアイテムを選択し、マウスポインタの移動コマンドを使用することにより、対象のオブジェクトが画面上のどこにあるかを確認できます。

ダウンロードとインストールは以下よりお願いいたします。

Object Tree Viewer アドオン Version 1.1 のダウンロードとインストール

少しでも皆様のお役に立てましたらと思います。

本件にカンするお問い合わせ、サポート依頼は こちらの案内 よりお願いいたします。

起動直後のようこそ画面とサウンドを抑制するには

NVDAを使っていて慣れてくると少し煩わしくなるかもしれないのが、起動すると毎回出てくる「ようこそ画面」、それから起動と終了で聞こえる「サウンド」です。今回は、このようこそ画面とサウンドの抑制方法について説明します。

本記事と合わせて NVDAの「ようこそ画面」にようこそ についても参考にしてください。

以下の説明中「NVDAメニュー」の開き方については、 こちらの記事 をご覧ください。

1.起動直後のようこそ画面を非表示にする

(1)NVDAメニューを開きます。
(2)下矢印キーで「ヘルプ」までいき、エンターキーを押します。ヘルプメニューの一覧が表示されます。
※このとき H を押すと一発で該当箇所へジャンプすることもできます。
(3)ヘルプメニューには「NVDA日本語版の説明」「ユーザーガイド」「コマンド一覧表」「最新情報」「NVDA Web サイト」「ライセンス」「貢献者」「ようこそ画面」「更新を確認」「NVDAについて」があります。
(4)下矢印キーで「ようこそ画面」を探して、見つかったらエンターキーを押します。ようこそ画面が開きます。
(5)タブキーで「NVDA起動時にこのダイアログを表示」を探します。
(6)「チェック」と読み上げるようであれば、スペースキーで「チェックなし」にします。
(7)タブキーで「OK」を探して、見つかったらエンターキーを押します。
(8)以上、次回起動からようこそ画面が表示されなくなります。

2.起動と終了のサウンドを抑制する

(1)NVDAメニューを開きます。
(2)下矢印キーで「設定」を見つけて、エンターキーを押します。設定の一覧が表示されます。
(3)エンターキーを押します。「一般設定」のダイアログが開きます。
(4)タブキーで「NVDAの起動と終了のサウンド」を探します。
(5)「チェック」と読み上げるようであれば、スペースキーで「チェックなし」にします。
(6)タブキーで「OK」を探して、見つかったらエンターキーを押します。
(7)以上、次回起動と終了ではサウンドが鳴らなくなります。

NVDAユーザーガイドや日本語版の説明を読むには

今回は、NVDAのユーザーガイドや日本語版の説明を読む方法についてご紹介します。

以下の説明中「NVDAメニュー」の開き方については、 こちらの記事 をご覧ください。

NVDAを本格的に使い始めるに当たっては、いわゆる取扱説明書となる「ユーザーガイド」を閲覧するとよいです。ユーザーガイドにはNVDAの使い方のすべてが載っていますので、ぜひ一読することをお勧めします。また、日本語版独自の説明書として「NVDA日本語版の説明」もあります。日本語で独自に拡張した機能について掲載されています。

1.「ユーザーガイド」を開く方法

(1)NVDAメニューを開きます。
(2)下矢印キーで「ヘルプ」までいき、見つかったらエンターキーを押します。ヘルプメニューの中の一覧が表示されます。
※このとき H を押すと一発で該当箇所へジャンプすることもできます。
(3)ヘルプメニューには「NVDA日本語版の説明」「ユーザーガイド」「コマンド一覧表」「最新情報」「NVDA Web サイト」「ライセンス」「貢献者」「ようこそ画面」「更新を確認」「NVDAについて」があります。
(4)「ヘルプ」メニューが開いたら、下矢印キーで「ユーザーガイド」を選んでエンターキーを押します。
(5)ユーザーガイドが開きます。

2.「NVDA日本語版の説明」を開く方法

(1)NVDAメニューを開きます。
(2)下矢印キーで「ヘルプ」までいき、見つかったらエンターキーを押します。ヘルプメニューの中の一覧が表示されます。
※このとき H を押すと一発で該当箇所へジャンプすることもできます。
(3)ヘルプメニューには「NVDA日本語版の説明」「ユーザーガイド」「コマンド一覧表」「最新情報」「NVDA Web サイト」「ライセンス」「貢献者」「ようこそ画面」「更新を確認」「NVDAについて」があります。
(4)「ヘルプ」メニューが開いたら、下矢印キーで「NVDA日本語版の説明」を選んでエンターキーを押します。
5)NVDA日本語版の説明が開きます。

3.ユーザーガイドや日本語版の説明を読む方法

上記の操作で各説明書を開いた後の操作となります。

ユーザーガイドや日本語版の説明は、ウェブコンテンツの構造で作成されています。従って、インターネットをする際のキーボードナビゲーションが使用できます。ユーザーガイドで特に有効的なキー操作は H です。ウェブコンテンツだと H は「見出しジャンプ」として使用できます。これらユーザーガイドや日本語版の説明での操作では、このジャンプ機能を使って、目次単位に自分が必要とする部分を閲覧すると効率的です。目的の見出しが見つかったら、基本的に上下矢印キーで一行ずつ読み進めます。

4.説明を閉じるには

ユーザーガイドや日本語版の説明の画面を閉じるには、Windows共通のキー操作 Alt + F4 を使います。
または、 Alt キーを押して離してから「システムメニュー」を表示させて、上または下矢印キーで「閉じる」を選択しエンターキーを押すことでも実行することができます。

NVDAをインストールしたら最初にする設定

NVDAをインストールしたら、これだけはやっておきたい設定について紹介します。

最初の設定をした方が良い物として、おそらく、下記の三つではないでしょうか。

1.自動起動の設定
2.音声の設定
3.キーボードレイアウトの設定

以下、具体的に手順を紹介します。

1.自動起動の設定

(1) こちらの記事 で紹介したようなやり方でNVDAメニューを開きます。
(2)上または下矢印キーで「設定」を探し、見つかったところでエンターキーを押します。設定メニューが展開します。
(3)続けて「一般設定」が選択されています。エンターキーを押します。一般設定ダイアログが開きます。
(4)タブキーを何回か押していくと「Windowsへのログオン後にNVDAを自動的に開始」という設定項目があります。
(5)スペースキーで「チェック」と読み上げる状態にします。
※お使いのNVDAのバージョンによっては初期設定でチェックが入っている場合があります。
※チェックがつくとNVDA起動時(パソコン起動時)に毎回自動的にNVDAが開始します。
(6)タブキーを押していき「ログオン画面でNVDAを使用(管理者権限が必要です)」という設定項目があります。
(7)スペースキーで適宜設定します。チェックがついている状態ではユーザー名やパスワードを入力する画面や、Windows10ではロック画面などでNVDAで読み上げが有効になります。チェックを外すと無効になります。
(8)タブキーで「OK」までいきエンターキーを押します。
(9)ログオン画面の有効/無効を切り替えた場合にはここでユーザーアカウント制御ダイアログが表示される場合があります。適宜操作します。問題なければタブキーなどで「はい」を選択してエンターキーを押します。
(10)自動起動の設定はここまでです。

一般設定ダイアログ

2.音声の設定

NVDA日本語版の初期設定は JTalk という合成音声が使われています。女性音です。NVDA日本語版の JTalk ではこのほかに男性音にも切り替えることができます。お好みで設定してみてください。

(1) こちらの記事 で紹介したようなやり方でNVDAメニューを開きます。
(2)上または下矢印キーで「設定」を探し、見つかったところでエンターキーを押します。設定メニューが展開します。
(3)上または下矢印キーで「音声設定」を探し、見つかったらエンターキーを押します。下矢印キーの場合3回押します。音声設定ダイアログが開きます。
※似た設定項目に「音声エンジン」もあるので注意を。
(4)上矢印キーを押します。「M001」と読み上げ、男性音の声に切り替わります。
(5)タブキーを押して「速さ」を選択します。
(6)上または下矢印キーで読み上げ速度を調節します。上矢印キーで早くなり、下矢印キーで遅くなります。
(7)そのほかにもタブキーでいろいろな設定項目がありますが、今回は最低限の部分だけに絞りますので割愛します。
(8)タブキーで「OK」までいってエンターキーを押します。
(9)音声の設定はここまでです。

音声設定ダイアログ

3.キーボードレイアウトの設定

キーボードレイアウトの設定をしておくと、デスクトップパソコンのようなフルサイズのキーボードの場合と、ノートパソコンのようなテンキーのないキーボードとで、よりそれぞれのレイアウトに最適化した状態で使えるようになります。NVDAの独自のコマンドを使っていない場合はあまり関係ないかもしれませんが、使いこなしていくごとに独自のコマンドを操るようになりますので、今のうちに設定しておきましょう。なお、NVDAをインストールした初期状態ではデスクトップレイアウトです。

(1) こちらの記事 で紹介したようなやり方でNVDAメニューを開きます。
(2)上または下矢印キーで「設定」を探し、見つかったところでエンターキーを押します。設定メニューが展開します。
(3)上または下矢印キーで「キーボード設定」を探し、見つかったらエンターキーを押します。下矢印キーの場合5回押します。キーボード設定ダイアログが開きます。
(4)下矢印キーを押すと「ラップトップ」が選択されます。ラップトップは、いわゆるノートパソコン向けのレイアウトです。上矢印キーを押すと「デスクトップ」が選択されます。選択した状態はNVDAが読み上げます。
(5)タブキーで「OK」までいってエンターキーを押します。
(6)キーボードレイアウトの設定はここまでです。

キーボード設定ダイアログ

以上、お試しください。

NVDAヘルプデスクでは、上記の操作法についてのご相談やサポートを実施しております。サポートについて詳しく知りたい方は こちらまで お願いいたします。