NVDAの点字対応状況(「レビュー追従」と「フォーカス追従」の使い分け)

NVDAを点字ディスプレイで使用する場合「レビュー」と「フォーカス」の各モードを切り替えながら適宜操作する場面があります。

たとえば、Wordで文章を編集する際、レビューモードだと点字ディスプレイのタッチカーソルによる移動が効きません。一方、フォーカスモードならタッチカーソルによる移動が可能です。ただし、メモ帳では、レビューモードの状態でもタッチカーソルを2回押すことで移動が可能です。メモ帳と同じ動作をするアプリは少なく、通常、レビューモードではタッチカーソルによる移動は出来ません。ここは、NVDAを使い始めた方が、よく間違うところなので、注意が必要です。将来的に、仕様変更が行われる可能性はありますが、現バージョン(2016.1)では使用する場面やナビゲーションコマンドの使い分け等により、これらのモードを切り替える必要があります。タッチカーソルについてはここの説明がわかりやすいです。

これら「フォーカス」と「レビュー」の点字追従モードを切り替えるにはNVDAのキー操作である NVDA + Ctrl + T が便利です。点字表示のフォーカス追従とレビューカーソル追従を切り替えます。キー操作で切り替えるごとに「点字はレビューを表示」と「点字はフォーカスを表示」と、それぞれ読み上げと点字出力があります。NVDAの設定メニューから点字設定を出して変える方法もありますが、いったん点字設定が切れて再接続になるので、時間が少しかかります。

NVDAの点字対応状況(点字設定について)

今回は、NVDAの設定のうち「点字設定」について開設します。

点字設定ダイアログを開き、タブキーで送っていくと、
「コンピューター点字(NABCC)を使用」というチェックボックスがあります。
初期設定ではチェックは入っていません。通常、チェックなしで大丈夫です。
※NABCCを使いたい場合は、スペースキーでチェックを入れます。

次に「カーソル点滅速度(ミリ秒)」という設定です。初期設定だと500となっています。通常、変更する必要はありません。

次は「メッセージの表示終了待ち時間(秒)」です。ここは最大が20秒までです。
これは日本語設定の中の「点字メッセージの表示終了待ち時間の設定を有効化」のチェックボックスと関連があります。
初期設定ではチェックは入っていません。その場合は点字設定の待ち時間は無効となります。通常、チェックなしが使いやすいです。

例えば「うめ」と打ってスペースキーを押すと「ウメ ニュウバイノ バイ」と点字ディスプレイに表示されますが、上記の有効化にチェックが入っており、秒数が10秒で設定している場合、10秒で自動的に「梅」に変わってしまいます。点字を読む速度が遅かったりすると、確認途中で漢字の詳細読みの内容が消えてしまい不都合です。
※ボイスポッパー、サーチエイドでは、ここを無効にしておかないと、とても使いにくいです。

次は「点字表示切り替え」で、「レビュー」と「フォーカス」を上下キーで切り替えられます。初心者には「レビュー」にすることをおすすめします。
「フォーカス」表示設定だと、点字の表示がやたらと多くなり、読むのに時間がかかってしまいます。

ブレイルメモBM46の場合で、例を挙げます。
Windows7でスタートメニューを出して、一番上の「やむメール」を選択した場合で説明します。

「レビュー」設定では、点字で「ヤム メール ・・」と表示されます。

「フォーカス」設定では

「ジルシ オヨビ シタヤジルシヲ シヨー シマス。 ヤム メール・・・」

と表示されます。

さらに、点字ディスプレイのスクロールキーを左に戻しますと、本当は、

「スタート メニュー ヨク ツカウ プログラム メニュー
1バンメノ ウインドート 2バンメノ ウインドー オヨビ デンゲン
ボタンヲ フクム セクションカンヲ イドー スルニワ タブヲ シヨー
シマス。イチラン コーモクカンノ イドーニワ ウエヤジルシ オヨビ
シタヤジルシヲ シヨー シマス。ヤムメール・・・」

と言うようにでますので、フォーカス設定では、初心者は戸惑います。

すべての設定を確認したら、タブキーで OK までいきエンターキーを押します。

以上、点字設定ダイアログの説明でした。