QWSで音楽再生、作成を楽しむ 第3回 QWSの日本語化

今回は、インストールしたQWSの日本語化について説明します。

前回、QWSをインストールする時に、インストール先フォルダを指定しました。その時のインストール先フォルダは、下記のとおりでした。

C:\Program Files\QWS\

このフォルダの中の、qws.lngファイルは英語用です。NVDAヘルプデスクでは、日本語用のqws.lngファイルを作成して公開しています。この日本語用のqws.lngファイルをqwsフォルダに保存すると、QWSを日本語化することが出来ます。上書きしないようにして元の英語のqws.lngファイルを取っておくには、英語のqws.lngファイルの名前を例えばqws-org.lngなどに変更しておきます。

日本語化ファイルのダウンロードリンクは下記のとおりです(NVDAヘルプデスクサイト内)。
日本語化ファイルのダウンロード

それでは、手順を説明します。ブラウザはFirefox、OSはWindows8.1です。

1. (下準備) エクスプローラを開きます。QWSがインストールされているQWSフォルダを開きます。執筆環境ではC:\Program Files\QWS\です。

2. (下準備) qws.lngというファイルを探します。選択してアプリケーションキーを押し、名前の変更を選択します。例えば、qws-org.lngというファイル名に変更します。.lngファイルは、エクスプローラにて、拡張子が表示される設定でも表示されない設定でも、.lngと表示されており、他のqws.exeファイルや、qws.iniファイルと区別出来るようです。

3. FirefoxでこのQWS第3回のページを表示し、「日本語化ファイルのダウンロード」リンクでエンターします。

4. 次のファイルを開こうとしています、というダイアログが出ます。ラジオボタンでファイルを保存するを選択し、OKを押します。

5. エクスプローラを開きます。ダウンロードフォルダを開き、qwslng.zipを探して下さい。(注: ダウンロードファイルの保存先の設定によっては、他のフォルダに保存される可能性があります。)

6. qwslng.zipファイルを選択した状態で、アプリケーションキーを押します。表示されるメニューから、上下矢印キーで移動して、すべて展開を選んでエンターします。

7. 展開先のアドレスが表示されます。タブキーで「展開」ボタンに移動してエンターを押します。

8. ダウンロードフォルダにqwslngフォルダが出来ました。探して、エンターで開いて下さい。開いた先にqwslngフォルダが出来ていますのでさらにエンターで開いて下さい。

9. qws.lngというファイルがあります。選択してCtrl+Cでファイルをコピーして下さい。

10. QWSがインストールされているQWSフォルダを開きます(例えばC:\Program Files\QWS\)。

11. Ctrl+Vでペーストします。このフォルダーへのアクセスは拒否されましたと表示されます。続行ボタンを押して下さい。管理者権限がない場合、続行ボタンがないことがあるかもしれません。管理者権限のあるアカウントでPCにログインし直して、ペーストしてみて下さい。

12. QWSを起動すると、日本語化されているのを確認して下さい。

QWSで音楽再生、作成を楽しむ 第2回 QWSのダウンロードとインストール

QWSをダウンロードしてみましょう。
FireFox+NVDAの組み合わせで説明します。
Windowsは8.1です。

1. FireFoxを起動します。
2.検索エディットにQWSと入力して検索します。または、F6キーを押してアドレスバーにフォーカスを移し、urlを直接入力します。

QWSで検索した場合
一文字ナビゲーションhで検索結果をたどります。一番上には出てきません。執筆時点で上から5番目です。QWS homepage – Andre Louise と読み上げられるところでエンターを押します。

urlを直接入力する場合
http://www.andrelouis.com/qws/
と入力して下さい。

3. QWSのホームページ(英語)が表示されています。タブキーを押してDownloadsと読み上げられるところまで移動して(執筆時点で3階です)エンターキーを押して下さい。

4. QWSのダウンロードページが表示されています。タブキーを押して、Proguram and Documentationと読み上げられるところまで移動して(執筆時点で9回です)エンターキーを押して下さい。

5. QWSのプログラムダウンロードページが表示されています。タブキーを押して、QWS156.exeと読み上げられるところまで移動して(執筆時点で9回です)エンターキーを押して下さい。

6.次のファイルを開こうとしています、というウインドウが出ます。タブキーを押して、ファイルを保存まで移動して(執筆時点で2回です)エンターキーを押して下さい。

7.ファイルがダウンロードされます。エクスプローラを起動し、ダウンロードフォルダを開いて、qws156.exeファイルを探して下さい。

次に、QWSをインストールしてみましょう。

8. qws156.exeファイルを起動します(QWSのインストーラーです)。次の不明な発行元のファイルを実行しますか、というダイアログが出るので、タブキーを押して、はいでエンターします。

9.QWS setup programが開きます。Nextを選んでエンターします。

10.インストール先のフォルダを指定してInstallでエンターします。初期設定では、執筆環境では、

C:\Program Files\QWS\

にインストールされるようになっています。上書きされる可能性のあるフォルダが他にない場合は、特に変更しなくて構いません。

11.英語で、QWSをMIDIファイルを開く既定のプログラムにしますか、というダイアログが出ます。はいにすると、エクスプローラからMIDIファイルを開くと、QWSが起動します。いいえにした場合は、QWSを起動してから、ファイルを開くコマンドでMIDIファイルを開く操作が必要です。はいでもいいえでも構いませんが、MIDIファイルを扱うソフトがQWSのみである場合は、はいにした方が便利です。後からWindowsのファイルの関連付け設定で変更することが出来ます。どこの設定が変わるかよくわからず不安な場合は、いいえを選んでおくのが無難です。

12.Installation completeの画面が開きます。Finishボタンにフォーカスが当たっているので、エンターキーを押して下さい。タブキーを押しても他に移動出来るコントロールがないため、Finishボタンにフォーカスがあることを確認するには、現在のオブジェクトの報告コマンド(デスクトップ配列でNVDA+テンキー5、ラップトップ配列でNVDA+Shift+O)を使用して下さい。

13.これで、QWSのインストール完了です。

14.Windows8.1の場合、デスクトップ画面でWindowsキーを押したスタート画面でQWSと入力してエンターすると、QWSを起動出来ます。終了するには、Alt+F4のショートカットキーを使用するか、AltメニューのFileからExitを選びます。

QWSで、音楽再生、作成を楽しむ 第1回 QWSとは

 今回から10回程の連載で、Quick Windows Sequencer (QWS) についてご紹介し、QWSと外付けUSB鍵盤(KORG MicroKEY)を利用して実際に曲データ(MIDIデータ)を作る方法までご説明したいと思います。パソコンで音楽を作成するいわゆるDTM(DeskTop Music)です。

 QWSは、ご自身が視覚障害者であるJames Bowden氏が、自分自身でスクリーンリーダーで使用出来るソフトを作り、ホームページで無料で公開しているMIDI編集ソフトです。
 MS-DOSからWindowsへの変遷に伴い、MS-DOSの時代には使用出来ていたMIDI編集ソフトが、Windowsに変わった後、スクリーンリーダーで使用出来るソフトがなくなったという経験が元になっています。

QWSのホームページ(※英語)
QWS

 QWSの紹介については、こちらのホームページが詳しいです(※英語)。
synthtopia

 このソフトでは、MIDI音楽データを再生したり、パソコンにMIDIキーボード(鍵盤)をつないで弾いて録音してMIDIデータとして保存したりすることが出来ます。MIDIデータは、音符の長さや高さ、テンポなどがデジタルデータとなっているため、録音後に音符の長さ、高さ、テンポを変えたり、一つのメロディーを繰り返しコピーしてつなげたりといった編集をすることが出来ます。

 今後の連載内容の予定は、以下のようになっています。

 第二回 QWSのダウンロード
 第三回 QWSのインストール
 第四回 QWSの日本語化
 第五回 MIDIファイルを開いて再生する
 第六回 演奏を録音する
 第七回 Virtual MIDI Synthのダウンロード、インストール
 第八回 MIDI音源を変更する
 第九回 MIDI対応キーボードを接続する

 第十回以降 未定ですが、他のポータトーンやシンセサイザーの使用方法につながるような内容を扱えたらと思います。

(謝辞) この連載記事の作成にあたり、特に第七回に予定しているVirtual MIDI Synthについて、(社)AMEI音楽電子事業協会認定指導者 岡根鉄郎氏にご指導いただきました。また、第五回の「MIDIファイルを開いて再生する」に掲載予定のオリジナル再生サンプル曲MIDIデータを作成していただきました。ありがとうございました。

(岡根氏プロフィール NVDAヘルプデスクサイトを離れます)
http://zakuroforestmusic.web.fc2.com/