QWSで音楽再生、作成を楽しむ 第21回 microKEYをPCに接続して弾いて録音する

今回は、KORG microKEYをPCにつないでみます。
そして、QWSの録音に使います。

簡単に言うと、設定はいりません。
microKEYをPCにつなぐと、新しいデバイスのインストールが自動的に始まります。

その後の録音の手順は、第7回 オンスクリーンキーボードへの入力を録音する、とほとんど同じです。オンスクリーンキーボードを表示する手順が不要になります。(かっこ内はショートカットキー)

1 QWSを起動する
2 トラックを挿入する (Ctrl+Ins+Ins)
3 録音を開始する (Ctrl+R)
4 microKEYを弾いて演奏する
5 録音を停止する (Space)
6 録音を保存しますか、というダイアログではいを押す
7 再生する (Space)

次のトラックを録音する場合は、次のようにします。
8 トラックを挿入する (Ctrl+Ins+Ins)
9 ポジションを0に戻す (左矢印キーを長めに押す、または、Altメニューの移動、移動を押して、現れるウィンドウ中をタブキーで移動して移動を位置、番号を0にしてエンターまたはOKでスペースキーを押して下さい)
10 録音を開始する (Ctrl+R)
11 microKEYを弾いて演奏する
12 録音を停止する (Space)
13 録音を保存しますか、というダイアログではいを押す
14 再生する (Space)

トラックの移動は、上下矢印キーで行えます。また、Altメニューの移動、トラックを押し、トラックにジャンプにトラックの番号を入れても行えます。

QWSの画面構成については、第19回と重複しますが、次のようになっています。これを参考に、トラック内やその他の画面内を移動してみて下さい。

(以下転載)
最上部には、Altキーを押すと開くメニューバーがあります。
その下は、左四分の一にトラックリスト、右側残りにトラックの内容が表示されています。
トラックリストにはトラックのチャンネル、音源名が表示されています。
トラックの内容は、一小節分が一つのアスタリスク(*)で示されていて、右端(曲の最後、より正確にはこのトラックの最後の音がある小節の右隣)には、|があります。
Altキーを押すとAltメニューを選べるところにフォーカスが当たり、Escを押すとAltメニュー以外のトラックリスト、トラックの内容の欄の二箇所のうちのどちらかにフォーカスが当たるようになり、Tabキーでその二つを切り替えます。
(以上転載)

なお、microKEYを接続して、QWS上で認識されていることを確認するには、次のようにします。

1 Altメニューのオプション、一般設定を開く
2 お好みのMIDI機器(プルダウンメニュー)に、microKEYが表示されるのを確認する
3 お好みのMIDI機器の設定を、Virtual MIDI Synthに戻す
4 OKを押す

microKEYはMIDI機器として認識されますが、この機器自体が音源を持たないため、音源としてはVirtual MIDI Synthを選択しておきます。

QWSで音楽再生、作成を楽しむ 第20回 MIDIキーボード KORG microKEYについて

今回から、USBでパソコンに接続可能なMIDIキーボードKORG microKEYを接続して、リアルタイム録音する方法を説明します。

KORG microKEYの紹介ページはこちらです。価格は6000円くらいでした。現在は、バージョンが2になっています。25,37,49,61鍵があります。

microKEY
http://www.korg.com/jp/products/computergear/microkey2/

仕様
http://www.korg.com/jp/products/computergear/microkey2/page_1.php

上記ページから、外形寸法を転載します。
395 × 131 × 52 mm (microKEY-25)
565 × 139 × 54 mm (microKEY-37)
709 × 139 × 54 mm (microKEY-49)
850 × 139 × 54 mm (microKEY-61)

大ざっぱに言うと、25鍵は鍵盤ハーモニカくらいの大きさです。

なお、microKEY Airは機器にBlueToothでも接続出来、例えばiPhoneやiPad、Mac PCのGarage Bandで使用することが出来ます。

次に、microKEYについて説明します(25鍵タイプです)。
microKEYには電源スイッチがありません。付属のUSBケーブルでPCに接続すると電源が入り、自動的にドライバがインストールされます。なお、PCへの接続は、PCの機種によっては起動前の方が良い場合があるかもしれません。USB接続用端子は、左側面にあります。

白鍵、黒鍵合わせて25個の鍵盤があります。鍵盤の左側には、四つのボタンと一つのジョイスティックのような形のバーがあります。バーは上面の左端の上側にあり、ボタンはその下側に左上、右上、左下、右下と並んでいます。

右上のボタンはサスティーンの効果で、押している間に音を弾いてキーボードから手を離しても音が延びます。

左下と右下のボタンは、キーボードの音の高さを1オクターブ変更するボタンです。左下は1オクターブ下へ、右下は1オクターブ上へ音が変わります。最初はボタンに色がついていません。右下のボタンを1回押すと、右下のボタンが緑、2回でオレンジ、3回で赤、4回で赤点滅になります。これ以上右下のボタンを押しても、状態は変わりません。その後、左下のボタンを押すと、右下のボタンの色が、逆に、赤、オレンジ、緑、色なしと変わります。さらに左下のボタンを押すと、左下のボタンの色が緑、オレンジ、赤、赤点滅に変わります。これらの色で、その時キーボードに設定されている音の高さが表現されています。

左上のボタンはアルペジエータです。鍵盤を押し続けると、押し続けている音、和音が連打された音になります(QWSのテンポ設定には関係なく、一定の間隔での連打のようです)。

次回は、MIDIキーボードをPCに接続します。

参考
MIDIキーボードには、iRigKeysという機種もあります。USB-Lightningケーブルで接続出来、例えばiPhoneやiPadのGarage Bandで使用することも出来ます。

iRigKeys 25鍵
http://www.ikmultimedia.com/products/irigkeysmini/

iRigKeys 37鍵
http://www.ikmultimedia.com/products/irigkeys/

QWSで音楽再生、作成を楽しむ 第19回 かえるのうたを輪唱にする

第16回のかえるのうたのファイルを出発点として、輪唱を作成しながら、QWSのMIDI編集機能をいくつかご紹介します。

第16回のkaerumidi.mid
http://nvda.help/wp-content/uploads/2016/12/kaerumidi.mid

手順
1 QWSを起動する
2 kaerumidi.midを開く

ここで、画面の説明を少しします。
最上部には、Altキーを押すと開くメニューバーがあります。
その下は、左四分の一にトラックリスト、右側残りにトラックの内容が表示されています。
トラックリストにはトラックのチャンネル、音源名が表示されています。
トラックの内容は、一小節分が一つのアスタリスク(*)で示されていて、右端(曲の最後、より正確にはこのトラックの最後の音がある小節の右隣)には、|があります。
Altキーを押すとAltメニューを選べるところにフォーカスが当たり、Escを押すとAltメニュー以外のトラックリスト、トラックの内容の欄の二箇所のうちのどちらかにフォーカスが当たるようになり、Tabキーでその二つを切り替えます。

それでは、続きの手順を説明します。

3 トラックの内容(アスタリスク*がある方)にフォーカスを移動する。
4 Ctrl+Aで全てを選択する
5 Ctrl+Cでコピーする
6 トラックを挿入する
7 左矢印を長めに押すか、ポジションの移動でポジションを0にする
8 Ctrl+Vでペーストする
9 Ctrl+Aで全てを選択する
10 トランスポーズを選び(ショートカットT、またはAltメニューからツール、トランスポーズ)、数字24を入れてエンターする

これで、2オクターブ高い音でメロディーを演奏するトラックが出来上がります。

さらに続きで、輪唱にしてみます。

11 トラックを挿入する
12 左矢印を長めに押すか、ポジションの移動でポジションを0にする
13 Ctrl+Vでペーストする
14 Ctrl+Aで全てを選択する
15 タイムグライドを選び(Altメニューからツール、タイムグライド)、数字4を入れてエンターする

これで、最初のトラックのメロディーが4拍後から始まるトラックが出来上がります。ドレミファミレドのミレドに合わせてドレミファが鳴ります。

さらに、ドレミファミレド、の後にドレミファが鳴るトラックを作ります。

16 トラックを挿入する
17 左矢印を長めに押すか、ポジションの移動でポジションを0にする
18 Ctrl+Vでペーストする
19 Ctrl+Aで全てを選択する
20 タイムグライドを選び(Altメニューからツール、タイムグライド)、数字8を入れてエンターする

さらに、ドレミファミレド、ミファソラの後にドレミファが鳴るトラックを作ります。

21 トラックを挿入する
22 左矢印を長めに押すか、ポジションの移動でポジションを0にする
23 Ctrl+Vでペーストする
24 Ctrl+Aで全てを選択する
25 タイムグライドを選び(Altメニューからツール、タイムグライド)、数字12を入れてエンターする

さらに、ドレミファミレド、ミファソラソファミの後にドレミファが鳴るトラックを作ります。

26 トラックを挿入する
27 左矢印を長めに押すか、ポジションの移動でポジションを0にする
28 Ctrl+Vでペーストする
29 Ctrl+Aで全てを選択する
30 タイムグライドを選び(Altメニューからツール、タイムグライド)、数字16を入れてエンターする

以上の操作をして出来上がったMIDIファイルはこちらです。
ダウンロードして開いて、試してみて下さい。

かえるのうた輪唱
http://nvda.help/wp-content/uploads/2017/01/kaerumidi2.mid

補足
トランスポーズ 音の高さを変更します。1で半音高く、-1で半音低くなります。
タイムグライド 音が鳴るポジションを変更します。1で1拍後、-1で1拍前になります。1拍より短い長さを指定するには、音符の長さと同様、1拍を192に分けたティックで指定します。八分音符分の長さの場合は、0.096、付点四分音符分の長さの場合は1.096と指定します。

QWSで音楽再生、作成を楽しむ 第18回 打楽器のトラックを作成する

今回は、打楽器のトラックを作ります。
この作り方には、2種類あります。

一つは、各鍵盤を弾くといろいろな打楽器の音が鳴るように元々設定されている、チャンネル10を使う方法です。前回チャンネルを10に設定したら、打楽器の音になりました。MIDIでは、チャンネル10は、打楽器トラックを使用するのに便利なように設定されています。チャンネルを10にし、例えば、36番目の音(C2)を弾くとバスドラム1、38番目の音(D2)を弾くとスネアドラム1、42番目の音(F#2)を弾くとクローズハイハット、54番目の音(F#3)を弾くとタンバリンの音が出ます。

もう一つは、プログラムの番号に、一種類の打楽器の音が設定されている番号を使うことです。例えば、115にスチールドラム、117に太鼓、119にシンセドラムなどがあります。鍵盤を弾いてみると、例えばスチールドラムであれば、張り具合で音の高さが異なるように、高さの異なる音が出ます。

後者の方法は前回の音色の設定と同じですので、今回は前者の方法を説明します。

手順

1 QWSを起動する
2 トラックを挿入する(Ctrl+Ins+Ins)
3 Altメニューのトラック、プロパティ変更でエンターする
4 Tabキーで移動して、チャンネルのところで数字10を入力してエンターする
5 ファイルを保存する
6 保存したファイルを開く
7 ノートエディタを開く(Altメニュー、編集、ノート。または、Ctrl+k)
8 音の長さのウィンドウをCtrl+l、Ctrl+eで開き、数字1を入れてエンターする。ポジション0、音の高さD2の位置に移動する。Ins+Insで音を挿入する。
9 音の高さのE2位置に移動する。ポジションのウィンドウをCtrl+p、Ctrl+eで開き、数字1を入れてエンターする。Ins+Insで音を挿入する。
10 ポジションのウィンドウをCtrl+p、Ctrl+eで開き、数字2を入れてエンターする。Ins+Insで音を挿入する。
11 ポジションのウィンドウをCtrl+p、Ctrl+eで開き、数字3を入れてエンターする。Ins+Insで音を挿入する。

左矢印を長めに押してポジション0に移動し、再生してみましょう。(スペースキー、または、Altメニュー、再生、再生/停止)
1拍目はスネアドラム1、2,3,4拍目はスネアドラム2の音がします(少しだけ違う音がします)。

なお、右矢印キーを4回押しても、ポジションが1増えますので、ポジションのウィンドウを開いて1大きい数字を入れる操作の代わりに行うことができます。

また、ノートエディタの代わりに、オンスクリーンキーボードを使って入力しても構いません。音の高さをオクターブで変更して、対応する音の鍵盤を探して下さい。表を見るのは後にして、弾いて鳴った音を録音してみても良いかもしれません。

今回の操作を完了して出来上がったデータはこちらです。
dagakki.mid
http://nvda.help/wp-content/uploads/2017/01/dagakki.mid

また、音の高さごとの打楽器の音色は、前回と同じWikipediaのページの、二番目の表で調べることが出来ます。

Wikipedia General MIDIの項
https://ja.wikipedia.org/wiki/General_MIDI

6点入力ソフト『やむ6点』のご紹介

無料の画面読み上げソフト NVDAや PC-Talker との組み合わせも可能な
6点入力ソフトがパソコン教室やむさんより提供開始されました。

・6点入力ソフト『やむ6点』
http://www.pcyam.com/game2/yam6ten/hp/index.htm

Windowsパソコン上で、点字を再現した6点入力を可能にします。フリーソフト。

英字・数字・情報点字・6点漢字・8点漢字(川上漢点字・補助漢字)に対応し。

動作環境:Windows XP,VISTA,7,8,10
(NetFrame 4.0必須)

このソフトを使用することにより、Windowsパソコン上から6点入力(点字入力方式)で活字仮名交じり文を入力可能です。

QWSで音楽再生、作成を楽しむ 第17回 音色を設定する

今回は、音色の設定方法を説明します。

音色は、各トラックごとに、チャンネルとプログラムを設定します。
ここでは、チャンネルは、各トラックごとに違う番号を振るようにします。
トラック1から10に、それぞれ1から10の番号を振り、プログラムに1から10の番号を振ります。プログラム番号が音色に対応します。

トラック1からトラック10まで、順番に1小節ずつC4の四分音符4つを鳴らすデータを作りましたので、チャンネルとプログラムを設定してみましょう。

スタートのmidファイルはこちらからダウンロードして下さい。
onsyoku1-1.mid
http://nvda.help/wp-content/uploads/2017/01/onsyoku1-1.mid

手順
1 QWSを起動する
2 onsyoku1-1.midを開く
3 Altメニュー、トラック、プロパティ変更でエンターする
4 タブキーを押し、チャンネル番号が1であることを確認する。違ったら1と入力する。入力後はエンターを押さずにタブキーを押してプログラムに移動し、数字の1を入力してエンターするか、タブキーでOKまで進んでスペースキーを押す。
(エンターを押すと、その時のトラックプロパティウィンドウ上の値を保存してウィンドウが閉じるようになっています。他の数字も変更する場合は、数字入力後、エンターを押さずにタブキーで移動します)
5 下矢印を一度押す(一つ下のトラックに移動する)
6 3から4(Altメニュー、トラック、プロパティ変更、エンター、タブキーでチャンネルとプログラム書き換え、エンター)を繰り返す。チャンネル番号は2、プログラム番号は2にする。
7 5から6(下矢印でトラック移動、Altメニュー、トラック、プロパティ変更、エンター、タブキーでチャンネルとプログラム書き換え、エンター)を、トラック番号(上から何番目か)、チャンネル番号、プログラム番号が同じになるように繰り返す。
8 左矢印を長めに押してポジションを0にする。
9 スペースキー、またはAltメニュー、再生、再生/停止で再生する。

これで、音色が変わりながら、C4 (ド)の音4つずつが繰り返されます。
最後の4つは、音程がなく、打楽器になります。(チャンネル10は、プログラム番号に関係なく、打楽器となります。これについては、次回解説します。)

プログラム番号1から9に対応する楽器の音色は、下記の通りです。
1 アコースティックピアノ
2 ブライトピアノ
3 エレクトリックグランドピアノ
4 ホンキートンクピアノ
5 エレクトリックピアノ
6 エレクトリックピアノ2
7 ハープシコード
8 クラビネット
9 チェレスタ

以上の操作を完了して出来上がるmidファイルはこちらです。

onsyoku1-2.mid
http://nvda.help/wp-content/uploads/2017/01/onsyoku1-2.mid

番号と音色は、下記のWikipediaで調べることが出来ます。
番号と音色の対照表があります。テーブル読みで閲覧してみて下さい。(Ctrl+Alt+上下矢印)

Wikipedia General MIDIの項
https://ja.wikipedia.org/wiki/General_MIDI