NVDAヘルプデスクスタッフ野々垣よりNVDAエキスパート合格のご報告

この度、NVDAヘルプデスクの野々垣美名子がオーストラリアのNVDA開発元であるNPO法人「NV Access」が実施している認定試験「NVDA Expert 2019」に合格しましたので報告いたします。

挨拶文

NVDAエキスパートに合格しました。
野々垣美名子です。

2015年から、NVDAヘルプデスクでサポーターをしています。
いろいろな方からご質問を受け、自分で試したり調べたりしてお答えする形で、NVDAについて覚えて行きました。
ヘルプデスクでの活動と、仲間たちに感謝しています。

NVAccessがNVDAエキスパート試験を行なっているのは、NVDAについて誰に聞いたら良いかわからないという問いに対し、有資格者を公開して、この人に聞いて下さいと言うためなので、私に聞いて下さいと胸を張って言えるように、これからも必要な知識を勉強して行きたいです。

NV AccessのNVDAエキスパートのページ(英語)

NV Access Certification System
certification.nvaccess.org/

来年より、NVDAヘルプデスクはNV Access認定のNVDAエキスパート3人体制でのサポートとなります。
今年はWebAIMの調査でNVDAの世界シェアがトップになり、日本でもNVDAを導入する企業や官公庁が増えて来た事もあり、NVDAヘルプデスクへのお問い合わせも増えており、より多くの方々に安心してNVDAをご利用頂けるよう、更なるサポート強化に取り組んで参ります。

本年も多くの皆様にNVDAヘルプデスクをご利用頂きまして、ありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。
来年も1月8日よりサポートを実施して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

Windows10予備知識5 エクスプローラーのカスタマイズ

Windows10のエクスプローラーは初期状態ではドキュメントでは「詳細」表示になっており、上下矢印キーで各項目の選択、左右キーは更新日時やファイルの種類の確認に使用するようになっています。
これに対し、クイックアクセスやPC、ピクチャ、ビデオなどでは「並べて表示」や「中アイコン」表示になっており、キーボード操作では上下の他に左右キーも使用して各フォルダーを選択する状態になっています。
フォルダーによって操作方法が異なるのはスクリーンリーダーでの操作では使用しづらいことがありますので、表示方法のカスタマイズ方法をご案内いたします。
音声のみでご利用の方には上下矢印のみで操作が可能な「詳細」表示をお勧めいたします。
拡大して画面でも見ながら操作したい方には「大アイコン」または「特大アイコン」をお勧めいたします。
尚、お勧め設定やアイコンサイズは一例として記載していますので、実際にお使いになる皆様の視力や視野の状態に合わせて使いやすいものを選択してください。

例①「詳細」表示にする

1.エクスプローラーを開き、クイックアクセスやPCを表示します。
Windows+Eで開いた時はクイックアクセスが表示されます、スタートからドキュメントを開いた時とPCを表示したい時はShift+Tabでツリービューに移動し、クイックアクセスまたはPCを選び、エンターキーを押してからTabキーで項目ビューに移動してください。
2.Altキーを押し、右矢印で「表示」を選びエンターキーを押してください。
3.Tabキーで「レイアウトツールバー」を選び、エンターキーを押してください。
4.上下左右キーで「詳細」を選択し、エンターキーを押してください。
左右キーを押したときに「並べて表示」と「コンテンツ」を交互に読まれる時は上矢印を1回押してから、左右キーで「詳細」を選択出来ます。
左右キーを押したときに「特大アイコン」「大アイコン」「中アイコン」が読まれる場合は、下矢印を1回押してから、左右キーで「詳細」を選択し、エンターキーを押してください。
5.上下矢印キーで実際に縦方向のみの移動ですべてのファイルやフォルダを選べる事を確認してください。
左右キーを押したときは、更新日時やファイルの種類が読まれていれば正常に設定完了です。

ご注意

「ピクチャ」や「ビデオ」フォルダーも初期状態ではアイコン表示が標準状態です。
NVDAの音声のみで操作したい場合、「詳細」表示にしておくと操作しやすくなります。
但し、晴眼者と共同で使用しているパソコンでは「詳細」表示にするとアイコンとして表示されるプレビューが無くなり見づらくなる為、事前に確認を取ってから設定することをお勧めいたします。

例②「特大アイコン」に設定する

1.エクスプローラーを開き、クイックアクセスやPCを表示します。
Windows+Eで開いた時はクイックアクセスが表示されます、スタートからドキュメントを開いた時とPCを表示したい時はShift+Tabでツリービューに移動し、クイックアクセスまたはPCを選び、エンターキーを押してからTabキーで項目ビューに移動してください。
2.Altキーを押し、右矢印で「表示」を選びエンターキーを押してください。
3.Tabキーで「レイアウトツールバー」を選び、エンターキーを押してください。
4.上下左右キーで「特大アイコン」を選択し、エンターキーを押してください。
左右キーを押したときに「並べて表示」と「コンテンツ」と交互に読まれる時は上矢印を2回押してから、左右キーで「特大アイコン」を選択出来ます。
左右キーを押したときに「小アイコン」「一覧」「詳細」が読まれる場合は、上矢印を1回押してから、左右キーで「特大アイコン」を選択し、エンターキーを押してください。
5.画面上のアイコンが大きくなった事を確認してください。
上下左右キーで各アイコンを選択するか、マウスポインターをアイコンに当てると、そのアイコンの名前が読まれます。(タッチ操作対応機では触れているアイコンを読み上げます)
開く時はキーボードで選択した時はエンターキーで、マウスで選択した時はダブルクリック(ノートパソコンのタッチパッドやタッチ操作の時はダブルタップ)で開けます。

備考

・上記は一例ですので、大アイコンや中アイコンなど、他の表示方法を選択したい場合はそれぞれ読み替えてください。
・ドキュメントで「特大アイコン」にするとそれぞれのファイルに対応したアプリのアイコンが表示されます。
・ミュージックでは音符(Windows Media PlayerまたはiTunes)やレコード盤(Groove Music)のようなアイコンで表示されるものと、ネット配信で購入した楽曲などではジャケット写真で表示されるものがあります。

Windows10予備知識4 エクスプローラーの使い方

エクスプローラーの起動方法には2つの方法があります。
1つはスタート画面の開始リストから、2つ目はショートカットキーを使う方法です。
実用的に使うには、ショートカットキーをお勧めします。

スタートメニューからの開き方

1.Windowsキーを押し、スタートウインドウを開きます。
2.Tabキーで「開始」リストを表示します。
3.上下矢印キーで「場所」リスト「ドキュメント」を選び、エンターキーを押します。エクスプローラーが開き、ドキュメントフォルダーが表示されます。
※初期状態では「ドキュメント」と「ピクチャ」のどちらかをスタートウインドウから開けます。設定アプリで「個人用設定」、「スタート」、「スタートメニューに表示するフォルダーを選ぶ」から「エクスプローラー」を選びスペースで「押されています」と読む状態にするとスタートウインドウの開始リストに「エクスプローラー」が表示されます。

ショートカットでの開き方

Windows+Eを押します。エクスプローラーが開き、クイックアクセスが表示されます。
上下左右キーで必要なフォルダーを選択し、エンターキーで開きます。
戻るには、Alt+左矢印を押してください。

画面の構造

画面は大きく分けて左右に2分割されており、左を「ツリービュー」右を「項目ビュー」と呼びます。

項目ビュー

エクスプローラーを開いた直後は項目ビューにカーソルがあり、ここはドライブ、フォルダー、ファイル等の一覧が表示されるエリアです。スタートメニューの「ドキュメント」から開いた場合「ドキュメント」フォルダー内の一覧が表示されます。ウインドウズキーを押しながらEを押して開いた場合、クイックアクセスが表示されます。クイックアクセスは、「よく使うフォルダー」や「最近使用したファイル」などを一覧表示できる機能です。なお、「クイックアクセス」や「PC」は縦、横ともに複数表示されるため、上下矢印キーだけでなく左右矢印キーでの探索も必要となります。

ツリービュー

画面左側を「ツリービュー」と呼び、「項目ビュー」にいる状態でShift+Tabキーを押すと「ツリービュー」に移ります。
この部分は木の枝のような構造で親フォルダ部分を選択出来るようになっています。
例えば、ツリービューで「ミュージック」を選びエンターキーを押してから、Tabキーで項目ビューに戻ると「ミュージック」フォルダー内のファイルやフォルダーの一覧が表示されています。
ツリービューには「クイックアクセス」や「PC」(マイコンピューター相当)、USBメモリやCD/DVDドライブなどが表示されます。